iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2020.07.04
2020.07.06

いま知っておくべき「IoTとは?」を分かりやすく解説!誰かに話したくなる豆知識も

IoTの意味、IoTが作り出す世界、IoTがある暮らしを始めるにはどうすればよいのかなど、基礎知識やいま知っておくべき知識を初心者の方にも分かりやすくまとめています。IoT×スマートホームにおすすめのデバイスや、誰かに話したくなる豆知識も交えて解説します。

記事ライター:iedge編集部

初心者にも分かる!「IoTとは何か?」を簡単におさらい

まずは「IoTとは何か?」について、知識がない方や曖昧だった方にも分かりやすく、ポイントを絞って解説します。

IoTとは?

IoTとは「Internet of Things」の略で、イギリスの技術者ケビン・アシュトン氏による造語です。日本では「モノのインターネット」と訳されていますが、いまいちピンと来ませんよね。「あらゆるモノがインターネットに接続され相互通信をする仕組み」とでも覚えておきましょう。

身近なところで言えば、今お使いのスマホがそうです。電話ですがインターネットに接続しますよね。これにより私たちは、さまざまな情報を仕入れたり、発信したりなど電話以外の機能を使うことができているわけです。

従来、インターネットはコンピューター同士を接続するためのものでした。ところが今はあらゆるモノ、しかもインターネットとは無縁と思われたようなモノ(車、照明、靴、メガネ…などなど)までもが、次々とインターネットにつながり始めています。

文字通り「あらゆる」モノがインターネットにつながること、およびその仕組みのことをIoTと呼ぶのです。

なお、モノは「デバイス」と呼ぶことがあります。持ち運びできるような手軽な小物は「ガジェット」と呼んだりもします。この記事でも、以降はモノ=デバイスと表現します。

IoT化されデバイスをより具体的に指す場合は「スマート◯◯(スマートフォン、スマートスピーカーなど)」とよく言います。車の場合は、つながることから「コネクティッドカー」と呼ぶことも多いですね。一緒に覚えておくと便利です。

 

IoTの何が便利なの?具体的に暮らしはどう変わる?

IoTは分かったけど、何が便利なの?自分たちの暮らしはどう変化するの?そんな疑問にお答えします。今後さまざまな仕組みが登場すると思いますが、ここでは特に分かりやすさを重視して、IoTの基本的な仕組みを簡単に解説します。

IoTの基本的な仕組み

IoTデバイスにはセンサーやカメラ、GPSなどのほか、Wi-FiやBluetoothなど無線通信できる仕組みが搭載されています(すべて搭載されているデバイスもあれば、一部だけのデバイスもあります)。

センサーやカメラがユーザーの動きや操作、状態などのデータを検知・取得します。そうした情報はクラウド上に集約されていきます。膨大なデータなどは特に、AIによって分析・解析されます。

分析・解析結果を元に、IoTデバイスが「ユーザーにとって最適」と思われる反応や動作を起こしてくれます。

具体的な例を挙げてみましょう。

買い忘れがなくなる

たとえばあなたがIoT化された冷蔵庫「スマート冷蔵庫」を購入したとしましょう。スマート冷蔵庫は、今現在、自分(冷蔵庫)の中に卵が10個あること、そしてあなたが1日1個のペースで卵を消費することを知っています。

11日目の朝、あなたは「卵がない。帰りに買ってこなければ」と思います。でも忙しくて買い忘れてしまい、帰宅後に思い出しました。普通なら「今からまた着替えてスーパーに行くしかないのか…」ですよね。

ところが、卵の数とあなたの消費ペースを知っているスマート冷蔵庫は、卵がなくなる前に自動で注文してくれるのです。先ほど説明した仕組みを当てはめると

・卵が10個入っていることを知っている=状態の検知
・あなたが1日1個消費するのを知っている=状態の検知+データ分析の結果
・卵が切れる前に自動注文する=データ分析の結果あなたに「最適」と思われる動作

となります。少し極端な例かもしれませんが、こうした仕組みがIoTであり、従来の冷蔵庫にはなかったプラスα以上の「新たな付加価値」を生み出してくれるのです。

見えない安心が手に入る

離れて暮らす両親の見守りにも役立ちます。

たとえばあなたが、両親だけで暮らしている実家のリビングのドアにWi-Fi対応の「開閉センサー」を取り付けたとしましょう。両親のいずれかがドアを開閉するたびに、離れて暮らすあなたのスマホに「ドアが開いた/閉じた」と通知が来ます。

離れていても「両親は今日も元気だな」と感じることができます。しかも日々の開閉データはクラウド上に蓄積され、グラフなどで見ることができます。それにより「今日は木曜日だ。平日はいつも朝7時頃にドアが開くはずなのに、今日は8時を過ぎても通知が来ない。どうしたのかな?電話してみようかな」と、異変をいち早く感じ取れるようにもなるのです。

これらはごく一例です。IoTとは、私たちの暮らしをより便利で快適にしてくれるだけでなく、新たなサービスを創出したり、見えない安心や安全を与えてくれたりするなど、無限の可能性を秘めた仕組みなのです。人手不足が深刻な農業の分野、人が行うには危険なインフラ設備の点検、災害時の人命救助などにも、IoTの技術が活用されています。

近い将来、セグウェイのような立ち乗り自転車に、センサーとGPS、ナビシステムを搭載し、乗るだけで帰宅できる「自動家まで帰らせ機」が登場するかもしれません。

 

今すぐ簡単に始められる!「IoTがある生活」とは?

関連記事

NEW

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.