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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.02.14
2019.05.01

IoT技術の活用によって自動車は「安全な乗り物」になる?

早くからIoT技術が導入されてきた自動車業界、すでに「空飛ぶ車」も実験されているなど、その行く末に興味を抱いている方も多いのではないでしょうか?現在活用されている自動車のIoT技術の例や課題などを考えてみましょう。

記事ライター:iedge編集部

自動車にIoTが活用されている事例

GPSを利用して自車の位置情報を取得し、走行地域の天気や交通渋滞情報を取得することで目的地までの最適なルートをアナウンスしたり、ゲリラ豪雨の情報を取得したり、というように自動車にはすでにさまざまなIoT技術が活用されていますが、特に注目したいのはやはり「安全運転」に寄与してくれるIoT技術やサービスではないでしょうか。

自動車自体がどんどん高性能になり、今やセンシング技術を応用して自動ブレーキシステムなども普及し、安全性という点においては大幅に向上しています。

しかしながらまだまだ痛ましい自動車事故はあとを絶たず、毎年多くの命がなんらかの自動車事故によって失われていることも事実です。

そこで安全運転に寄与してくれそうな自動車のIoTサービスをいくつかご紹介します。

まずはトヨタ自動車のITS Connectです。

道路上には他車や歩行者、バイクなどが行き交い、めまぐるしく状況が変化していきますので、自分の車に搭載したセンサーだけでは捉えきれない情報もかなりの量にのぼります。

そこでトヨタが開発した技術は“見通し外”の自動車や歩行者などの存在、信号の情報などを、道路に設置した車両感知器や歩行者感知器などと通信することによって取得したり、自動車同士が直接通信することで情報を取得したりすることができるというものです。

信号の見落としの危険がある場合に警告してくれたり、緊急車両が近づいた時に通知してくれたりする機能も備えています。

また、損保会社のアクサダイレクトが提供するYou Driveは、専用アプリと車載デバイスを連携させてアクセル操作やブレーキ操作といた運転特性データを収集し、安全運転診断を行ってくれます。

自分の運転技術を客観的に診断してもらうことで安全運転に対する自発的意識の向上が期待できます。

ほかにも、同じく損保会社である 損保ジャパン日本興亜が提供するSMILING ROADは、ドライブレコーダーに通信機能を搭載し、リアルタイムで運転状況を把握することで効果的な事故防止が期待できるほか、走行データを解析してドライバーへフィードバックを行い、評価や指導を行ってくれます。

運転診断の結果に応じてマイルが貯まるなど、ドライバーがより安全運転に対する意識を高く持ち続けられるような工夫もされています。

 

これは嬉しい、自動車の駐車が楽になるIoTサービス

駐車は自動車を運転する人にとって避けては通れない難関です。

もちろん、広くて十分にスペースがあり隣に車もないといった駐車しやすい場所もあるかもしれませんが、多くは1台ずつ区画されその枠内に入れなければならず、後退駐車する際などは切り返しの高度な技術が要求されるケースも少なくありません。

自分の自動車をぶつけてしまった、というだけならまだしも、他人の自動車に傷をつけてしまったとなるとあとが大変です。

そんな駐車が苦手な方もこれからは安心して駐車場を利用できるようになるかもしれません。

たとえば日立オートモティブシステムズ株式会社とクラリオン株式会社が共同で開発したリモートパーキングシステムは、スマホを使った遠隔操作によって車外から並列駐車・縦列駐車・車庫入れ・出庫などが行えるようになるIoT自動車システムです。

またBMWのRemote Valet Parking Assistantなどは、その駐車場の空きスペースを認識して自走で向かってくれます。つまり、駐車場内に入ったらハンドル操作を行わなくても空きスペースまで連れて行ってくれるというわけです。

車から降りた後は連携するスマートウォッチのIoT自動車アプリを介して自動駐車してくれます。

歩行者や他の車両、障害物などを回避する(あるいは自動停止する)機能も搭載されていますので、安全性という点においても評価できるのではないでしょうか。

まだ実証実験段階のものや、駐車場自体がデジタル化していないと行うことができないものなど、本格的に実用化するにはいくつかのハードルがありますが、自動駐車が可能になることで意外なメリットもあります。

たとえば人が運転して駐車する場合、乗ったままなら別ですが、降りるためにはドアを開いたり、あるいはスライドさせたりするための幅や、人が通るための幅が必要になります。

しかし、自動駐車が基本になればそのスペースを確保する必要がなくなりますので省スペースで駐車が可能になり、空間をより有効に使えるようになるというものです。

 

自動車とIoT、課題はやはりセキュリティか

インターネットに接続するということは常に外部からの攻撃にさらされる危険性が伴うということです。

車載ネットワークに侵入されてしまってソフトウェアを書き換えられてしまったり、なりすましにあったりして大事故を招いてしまうというリスクも決してゼロとは言えませんし、セキュリティ以外の部分では誤作動も考えられます。

当然、各メーカーは誤作動に対する入念なチェックや安全対策、セキュリティ対策を講じているはずですが、依然としてサイバー攻撃によって被害を被る企業や停止してしまうサービスがあとを絶たないことを考えると、自動車においても想定外のケースというものは考えられます。

この部分に関しては各メーカーを信頼するしか方法がありませんが、ユーザーとなる私たちも、より一層、IoT自動車のセキュリティ対策や安全運転について高い意識を持っておくことが大切になってくるでしょう。

そうはいっても、IoT化された自動車はまさに未来の乗り物となりうるかもしれませんので、今から楽しみであることには変わりありません。

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