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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2020.05.03
2020.05.07

もう何も無くさない!スマートトラッカーの選び方とオススメ3選

財布や鍵が見当たらず、スマートフォンのように音を鳴らせたらいいのに……と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。それを叶えるIoT製品が財布や鍵に付ける「スマートトラッカー」です。今回はスマートトラッカーの機能や選び方と、オススメの製品を紹介します。

記事ライター:iedge編集部

スマートトラッカーとは

スマートトラッカーはキーホルダーやカードの形をしたIoTデバイスです、家の鍵や財布などアイテムに取り付け、スマートフォンとBluetoothでペアリングすることによって、紛失や忘れ物を防止します。スマートタグと呼ばれることもあります。

スマートトラッカーには主に次のような機能があります。

スマートフォンからスマートトラッカーの音を鳴らす

スマートフォンアプリから呼び出すことで、スマートトラッカーが音や光で位置を知らせてくれる機能です。財布にスマートトラッカーを入れておけば、出かける間際になって財布が見つからない!といったときもすぐに見つけることができます。

スマートトラッカーからスマートフォンの音を鳴らす

それとは逆に、スマートフォンが部屋の中で見つからないこともありますよね。電話をかけて音を鳴らしたくても、近くに他の人がいなければお願いすることもできません。多くのスマートトラッカーは、スマートトラッカー側からスマートフォンの音を鳴らすこともできるので、そんな場面でも役に立ちます。

忘れ物防止アラート

スマートトラッカーとスマートフォンの位置が離れ、Bluetoothの接続が切れるとアラートとしてスマートフォンに通知が届き、忘れ物に気付くことができる機能です。例えば出先で傘を置き忘れたり、鍵を持たずに出かけたりしてしまうことが多い人は重宝するでしょう。

紛失した場所を確認する

外出先で物を紛失したとき、立ち寄った場所すべてを確認するのは骨が折れる作業です。スマートトラッカーをつけていれば、紛失した場所をある程度特定することができます。

常にBluetooth接続されているスマートトラッカーとスマートフォンの接続が切れた時、最後に検知した場所を記録し、スマートフォンアプリ上で確認できるのです。ただし、スマートトラッカー本体にGPSがついているわけではないので、現在地をトラッキングすることはできません。

その他の便利機能

様々なおまけ機能を持つスマートトラッカーにも注目です。スマートフォンの遠隔シャッターとしても使えるものや、スマートフォンの音楽プレーヤーの再生・停止などができるものなどがあります。

 

スマートトラッカーの選び方

形状

スマートトラッカーには、カードタイプ、キーホルダータイプ、シールタイプなど様々な形状があります。どんなアイテムに取り付けたいかによって選ぶと良いでしょう。

薄いプレート状のカード型は財布のカード入れや、書類ケースにぴったりです。キーホルダータイプは鍵に、シールタイプはノートパソコンやカメラなどに取り付けるのに向いています。

接続範囲

スマートフォンとスマートトラッカーの接続の有効範囲は、製品によって異なります。範囲が狭いもので10m程度、広いもので100m程度です。

室内で物を見つける、置き忘れを防止するといった使い方が主であれば、狭い範囲のもので十分でしょう。有効範囲が広いものは、例えばアウトドアや旅行といった場面でのカメラの紛失対策などに適しています。

防水機能

防水機能を持つスマートトラッカーもあります。傘、自転車の鍵、カメラなど、屋外に忘れる可能性が高いものに取り付けたい場合は、防水の性能も要チェックです。防水等級「IPX3」、「IPX4」は生活防水、「IPX5」以上であれば完全防水を意味します。

電池

スマートトラッカーには電池の交換ができるもの、できないものがあります。交換できないタイプは、電池が切れたら買い換えるしかありませんが、交換できるものに比べて駆動時間が長いことがほとんどです。

 

オススメのスマートトラッカー3選

Tile Mate(参考価格: 2,015円)

形状 キーホルダー トラッカーを鳴らす
接続範囲 最大45m スマホを鳴らす
防水機能 防滴(IP55) 紛失位置確認
電池交換 可(電池寿命約1年) 忘れ物防止アラート

アメリカ発のスマートトラッカー「Tile」シリーズは、スマートトラッカーといったらコレ、という定番の製品です。いくつか種類がある中で「Tile Mate」は最もスタンダードなモデルです。

Tileの大きな特徴は、世界最大級の「落とし物コミュニティー」を持っていることです。TileとスマートフォンのBluetooth接続が切れてしまい音を鳴らせなくなっても、探し物の近くに他のTileユーザーが通れば、Tileのクラウドを経由して探し物の位置を教えてくれます。

また、東京、神奈川、大阪、京都など主要13都市では「Japan Taxiタブレット」搭載している20,000台のタクシーが「Tileアクセスポイント」となっています。探し物の近くを当該のタクシーが通り、Tileに自動接続されれば、持ち主のスマートフォンアプリに位置情報が通知されるため、より探し物が見つかりやすくなっています。

また、Tileシリーズの製品はスマートスピーカーに対応しています。

ORBIT CARD(参考価格:5,980円)

形状 カード トラッカーを鳴らす
接続範囲 30m以上 スマホを鳴らす
防水機能 防水(IPX6) 紛失位置確認
電池交換 充電式(1回の充電で約3か月駆動) 忘れ物防止アラート

 財布やカードケースにスマートトラッカーを入れて使いたい人におすすめなのが、厚さわずか1.28mmのカード型スマートトラッカー「ORBIT CARD」です。他のカード型スマートトラッカーと比べても一際薄く、一般的なクレジットカードの厚さ1.22mmとほぼ変わりません。

ORBIT CARDは、スマートトラッカーには珍しい充電式です。約3ヶ月に1回充電が必要ですが、電池残量はスマートフォンアプリから常に確認することができます。

Tileの落とし物コミュニティーと同じように、製品同士がクラウドで繋がり、探し物の位置を通知する機能があります。しかし、ユーザーに加えて20,000台のタクシーがアクセスポイントになっているTileコミュニティーに比べると、探しものが見つかる確率は低いかもしれません。

ORBIT CARDはカメラのシャッターリモコンとしても使えます。ただしORBIT CARD専用アプリ内のカメラのみです。スマートスピーカーには現在は対応していませんが、近日対応予定ということです。

MAMORIO FUDA(参考価格:3,278円)

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