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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.11.02
2019.05.01

スマートホームでよく耳にするようになった「クラウド」とは?

近年、さまざまなスマートホーム関連IoTデバイスの登場によって「クラウド」という言葉を頻繁に見聞きするようになりましたが、いったいクラウドとはどんな「物(事)」を指すのでしょうか?今回はスマートホームにおけるクラウドの基礎的な部分を解説します。

記事ライター:iedge編集部

「クラウド」とは「クラウドコンピューティング」のこと

クラウドコンピューティングと言われても「?」が浮かんでしまうと思いますが、一言で表すと、

「サーバー、ストレージといったインフラやソフトウェアを持っていなくても、インターネットを介して“あるサービス”を自分が必要な時に、必要な分だけ利用することができる」

というものです。

例えばネットショップをイメージしてみましょう。

「インターネットを介して、サイトで商品を選んで、買い物かごに入れて、注文・支払いをする」

これだけで、実店舗に出向かなくても家で待っていれば数日以内に商品が届きます。

しかし、私たちはこれらの商品が「どこで作られているのか」「どこから来たのか」「誰が発送したのか」などの情報は詳しく知ろうとしなければ分かりません。

このように「コンピュータの場所について詳しいことが分からなくても簡単に利用できるウェブサービス」が「クラウドサービス」と呼ばれるもので、そのような利用形態を「クラウド」と呼んでいるのです。

これまで、コンピュータを用いてサービスを受けるにはハードを購入したり、ソフトをパソコンやスマホにインストールしたり、それを使用するためのライセンスを購入したり……といった環境整備が必要でした。

そんな中、クラウドという利用形態が登場したことよって、ハードの購入やソフトのインストール、ライセンスの購入などをわざわざしなくても利用できるサービスが次々と誕生していったのです。

たとえば、メールで考えてみると、こんなに身近なことだったのかということが分かると思います。

多くの方が利用している「Gmail」「Yahoo!メール」などは、サーバーがどこにあるかは分かりませんが、ネットに接続できる環境にあれば、そのサービスを簡単に利用することができます。

一方、「Outlook」「Windows Liveメール」「Thunderbird」などのメールサービスは、パソコンにソフトをインストールして利用します。つまり、インストールしてあるパソコンがなければ、サービスを使用することはできません。

この場合、前者がクラウドサービス、後者はクラウドサービスではないという解釈になります。

 

スマートホームにおけるクラウドは最重要ピース

実はAI(人工知能)と並んで、クラウドはスマートホームを実現するためには欠かせない最重要ピースとも言える部分です。

さまざまな家電や家具などが、IoT化されて相互接続が可能になりました。

その家電や家具などの一つ一つの情報、ユーザーがそれらのデバイスを使うことによって収集されるビッグデータなどは、全てクラウドに蓄積されます。

クラウドが攻撃されて情報が漏洩したり、不具合を起こして各デバイスが誤作動を起こしたりしては大変な混乱が巻き起こることは容易に想像できますので、これだけでもスマートホームにおいてクラウドは非常に重要な役割を担っていることが分かります。

 

分かりやすいのはAmazon Echoなどのスマートスピーカー

大ヒット中のAmazonのスマートホームデバイス「Amazon Echo」はスマートスピーカーと呼ばれるジャンルのデバイスで、「Alexa、~」という音声コマンドで各デバイスを制御できるほか、デバイスを介してさまざまなスマートホームのクラウドサービスを利用することができます。

セキュリティカメラ、ドアロック、エアコン、床暖房、照明、人感センサー、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど対応しているデバイスであれば、家中のあらゆるものを一元的に制御できます。

また、例えば、料理をする時にレシピを知りたければ、質問するだけで教えてくれたり、起床時間に合わせてコーヒーを淹れてパンを焼いたりしてくれます。

対応している各デバイスの情報は、やはりクラウドにスマートホームデータとして蓄積されており、Amazon Echoに搭載されているAIによって解析・処理され、各デバイスが適切に作動します。

 

まだまだ進化の過程、クラウドサービスの今後に期待が高まる

2017年7月にはアメリカのNVIDIA(エヌヴィディア)と中国のBaidu(百度)がクラウドコンピューティングを含む幅広い分野におけるAI技術の提携を発表しました。

NVIDIAとBaiduそれぞれが持つクラウドサービス同士が統合・連携することで両社の強みを損なうことなく、より幅広いサービスの提供が可能になります。

例えば、画像、音声、テキスト、動画などをリアルタイムで認識することが可能なデバイスやサービスの開発に取り組んでいくとされていますので、今後の動向には注目しておきたいところです。

今回はクラウドという少し難しい専門的な話でしたが、スマートホームを語る上でクラウドは欠かせない利用形態の一つであり、最重要ピースであるということがお分かりいただけたことと思います。

まだまだ発展途上と言えるクラウドサービスですが、AIの進化と併せて今後スマートホームがどのように変化していくのか、楽しみでなりません。

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