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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.04.01
2020.01.15

Amazon Echoで家電を音声操作できるスマートリモコンを紹介

スマートホームやスマート家電、IoTが話題の今でも、家のほとんどの家電はスマート化されていないという人は多いのではないでしょうか。日本で販売されている家電は赤外線で操作する製品が多いため、Alexa(アレクサ)を搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」単体では家電の音声操作ができません。Amazon Echoはネットワーク接続されている家電しか操作できないためです。

しかし、Amazon Echoとスマートリモコンを組み合わせれば、赤外線リモコンで操作する家電でも音声操作が可能になります。スマートリモコンは赤外線リモコンをネットワークに接続する役割を果たすため、「Alexa(アレクサ)、○○して」というようにAmazon Echoに話しかけるだけで家電が操作できる仕組みです。

ここでは、Amazon Echoとスマートリモコンを使ってどのような家電操作ができるか解説し、Amazon Echoに対応しているスマートリモコンを紹介します。

記事ライター:iedge編集部

Amazon Echoとスマートリモコンで様々な家電操作が可能

Amazon Echoとスマートリモコンを連携すると、照明のオンオフやテレビの電源オンオフはもちろん、エアコンの温度変更やテレビチャンネルの変更などもリモコンを使わずに音声操作できるようになります。ため、手が離せないときでもすぐに家電操作できるなど、暮らしをよりスマートで、快適に過ごせます。ます。

具体的には、下記のようにAmazon Echoに話しかけることによって家電を操作することができます。

リビングの照明をオンにするには、「Alexa(アレクサ)、リビングの照明をオンにして」

エアコンの温度を変更するには、「Alexa(アレクサ)、スマートリモコンでエアコンの温度を2度下げて」

登録しているすべての家電の電源をオンにするには、「Alexa(アレクサ)、すべての家電の電源オン」

他にも、自宅に帰ったときエアコン、テレビ、照明などの電源を一斉にオンにしたり、帰宅中にスマートフォンを使って自宅のエアコンの電源をつけ、部屋を暖めたりすることができます。外出先でスマートフォンを使って自宅の家電操作ができるため、照明やエアコンを消し忘れたときにも便利です。

Alexa(アレクサ)のスマートホームスキルやカスタムスキルとは?

Amazon EchoにはAmazonのAIアシスタント「Alexa」が搭載されています。Amazon Echoに話しかけるとAlexaが言葉を理解して、話しかけられた言葉に対して応答しています。

Alexaには「スマートホームスキル」「カスタムスキル」「IFTTT連携」という3種類の機能があります。それぞれの操作方法で、家電を操作できる範囲や内容が異なります。

スマートホームスキルは、Alexaに標準搭載されている機能です。基本的には家電の電源オンオフのような簡単な操作しか行えません。しかしスマートリモコンなどのデバイスの名前を呼ぶ必要がなく、「Alexa(アレクサ)、テレビをつけて」のように、自然な話し言葉で家電操作ができます。

カスタムスキルは、スマートリモコンなどを販売しているメーカーが提供している機能です。電源のオンオフだけではなく、エアコンの温度変更など、細かい操作も行えます。「Alexa(アレクサ)、スマートリモコンでエアコンの温度を2度上げて」のように、「スマートリモコンで」という呼び出しが必要になります。カスタムスキルは操作できる内容が幅広いものの、毎回呼び出しが必要なのは煩わしいので、基本的にスマートホームスキルを使うのが良いでしょう。

IFTTT経由の連携は、カスタムスキルよりもさらに細かい操作を行えます。たとえば、自宅に子供が帰ってきて「Alexa(アレクサ)、ただいま」と言ったら、両親に自動でメールを送って子供の帰宅を通知するといったことが可能です。

上記のように、行いたい家電操作に応じて操作方法が異なりますが、基本的な家電操作であればスマートホームスキルだけで十分でしょう。スマートリモコンによって対応している家電操作方法が異なるため、カスタムスキルを使いたい方はカスタムスキル対応のスマートリモコンを選ぶと良いです。

 

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デザインもさまざま!スマートリモコン6選

 

スマート家電コントローラRS-WFIREX3

引用元:https://iot.ratocsystems.com/products/rs-wfirex3/

スマート家電コントローラRS-WFIREX3は、スマートホームスキルとカスタムスキルに対応しているスマートリモコンです。一般的にスマートリモコン価格は6,000円~15,000円程度となっていますが、RS-WFIREX3の定価は7,560円(税込)と比較的低価格で購入できます。

専用のスマートフォンアプリには、代表的な家電メーカーのリモコン情報が標準登録されており、スマートフォンアプリからメーカーと機種を選ぶだけで簡単に登録できます。また、スマートフォンアプリからの家電操作にも対応しています。

1度の操作で複数の家電を操作できる「マクロ機能」が搭載されており、専用アプリからボタンを追加していくだけで家電の一括操作も簡単に登録できます。低価格帯でそれなりに細かい操作ができるスマートリモコンがほしい方におすすめです。

 

eRemote

引用元:https://linkjapan.co.jp/ecpage/#eremote

eRemoteはAmazonの「Alexa認定対応製品」として登録されているスマートリモコンで、Amazon Echoと親和性が高いです。スマートホームスキルのみ対応のスマートリモコンですが、Alexaのスマートホームスキルと連携させてカスタムスキルと同じように細かい操作も可能となっています。環境センサーは別売りで、定価は10,584円(税込)です。

「Alexa(アレクサ)、テレビのチャンネルを1にして」のように、電源オンオフ以外でもスキル名をつけずに話しかけられるのが特徴となっています。RS-WFIREX3と同じく代表的な家電メーカーのリモコン情報が標準登録されているので、設定も簡単です。

また、専用アプリは家電の一括操作を登録するのも簡単です。「Alexa(アレクサ)、おやすみ」と話しかけたら照明をすべて消す、「Alexa(アレクサ)、おはよう」と話しかけたら照明をすべてつけるなど自由に設定可能となっています。

eRemoteの公式サイトには「Alexaと親和性が高い」「最新機能でも一早く実装する」と記載があります。Amazon Echo本体の機能が今後追加されたとしても、Amazon Echoに合わせて専用アプリ側でも機能を追加実装してくれるでしょう。

 

Nature Remo

引用元:https://nature.global/jp/nature-remo

Nature Remoは、メーカーや年式に関わらず、赤外線リモコン付きならどんなに古い家電とも連携できるのが特徴です。温度センサー、湿度センサー、照度センサーに加えて人感センサーも搭載しているので、人が通ったら照明をつける、人がいなくなったらテレビを消す、といった使い方もできます。

スマートホームスキル、カスタムスキル両方に対応していますが、スマートホームスキルでもテレビのチャンネル変更や音量の調整を行うことができます。一方エアコンの温度変更はカスタムスキルを使う必要があり、「Alexa、リモでエアコンの温度を2度下げて」というように、「リモで」を付ける必要があります。価格は10,978円(税込)です。

 

Magic Cube

引用元:http://www.orvibo.jp/magiccube/

Magic Cubeは、Alexa(アレクサ)にスマートホームスキル型で対応しています。できるのは電源のオンオフのみで、細かい操作は行えないものの音声コマンドに「Magic Cubeで」のようにデバイス名をつける必要がなく、「Alexa(アレクサ)、電気をつけて」など直感的で短い音声操作ができるのがポイントです。部屋単位で家電をグループ化しての一括操作もできます。

ドイツiFデザインアワード2017、台湾ゴールデン品デザインアワード2016を受賞しているデザインにも注目です。小さなキューブ型のデザインはまるでオブジェのようで、おしゃれな部屋にも違和感なく馴染みます。

日本、海外問わず市販の家電の95%に対応していて、そのほとんどに対してプリセットが用意されています。環境センサーがついていない分、4,980円(税込)とお手頃な価格となっています。

 

LS Mini

引用元:https://www.livesmart.co.jp/

LS Miniはスマートホームスキル、カスタムスキルどちらにも対応していますが、スマートホームスキルですべての機能をカバーしているため、基本的にカスタムスキルを使う必要はありません。「Alexa(アレクサ)、エアコンを22度にして」「Alexa(アレクサ)、テレビの音量を4個下げて」といった細かい操作もスマートホームスキルで行うことができます。

さらに「定型アクション」を設定することにより、より簡単な音声操作が可能になります。例えば「Alexa(アレクサ)、ただいま」と話しかけることで、あらかじめ設定しておいた「照明をつける」「エアコンをつけて26度にする」「テレビをつける」などのアクションを実行させるというものです。

LS Miniは6,090円(税込)とスマートリモコンの中では低価格にも関わらず、温度センサーと照度センサーを搭載し、AIがユーザーの好みに合わせてエアコンを微調整してくれる機能も持っています。複数のLS Miniをグループ化し、一括で操作したり、別の部屋のAmazon Echoから操作することもできるので、各部屋に1台ずつ置いて使うのもおすすめです。

 

sRemo-R3

引用元:http://sr.socinno.com/

湿度、温度、照度センサーを内蔵し、全メーカーの家電に対応するスマートリモコンです。スマートホームスキル、カスタムスキル、IFTTT連携すべてに対応しています。

スマホアプリ上のリモコンには141個のボタンが用意され、それぞれに自由に操作を割り当てることができるので、スマートホームスキルでも操作の幅が広い点が魅力です。IFTTT連携、マクロ機能にも対応し自由度が高いスマートリモコンと言えるでしょう。

思うままに使えるまでに設定をしていくには多少時間と手間がかかるかもしれませんが、電源のオンオフ以外の操作でも「Alexa(アレクサ)、フジテレビをつけて」というような自然な呼びかけで操作することができます。

環境センサーで測定したデータを1ヶ月分保存し、グラフにして見ることができるのも特徴です。例えばペットのためにつけっぱなしにしてきたエアコンがきちんと作動しているかチェックしたり、「湿度が低くなってきたから加湿器をつけよう」というように健康管理に役立てたりすることができるでしょう。

室温が30度以上になった、朝8時になっても照明がつかないなど、あらかじめ決められた条件を満たしたときに最大10件のメールアドレスに通知を送る機能もあります。子供や高齢者の見守り、防犯、店舗の管理などの場面で活躍しそうです。価格は4,378円(税込)です。

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