iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.01.15
2019.12.25

2019年に「ホームIoT」がキャズムを越えるために必要なこと(後編)

記事ライター:Yuta Tsukaoka

前編ではユーザーの利用シーンから、後編ではサポート体制から

ノートPCで作業中の男性

この記事は、同タイトルの前編の続きである。

前編では、AIディスプレイの普及と無電源センサーがホームIoT普及のキーになると解説したが、後編ではユーザーの利用シーンから離れてビジネス的にどう成功させるかという話にフォーカスしたい。

ホームIoTビジネスは儲かるのか

スマートフォンで家を管理する様子

先日、東京ビッグサイトで開催された「AI・スマート住宅EXPO」に行ってきた。消費者向けではなく住宅メーカーや不動産デベロッパーを対象としたイベントなので、出展しているIoT関連企業もアパートやマンションの価値向上を謳っているところが多かった。

ここで重要な問題がある。ホームIoTビジネスが儲かるのかどうか、だ。いかに私たちが使いやすいホームIoTのあり方を考えたところで、ビジネス的に成功しなければ普及するはずもない。

この点について、匿名を条件に、あるIoTガジェットの販売代理店から話を聞くことができた。

この販売代理店(以下、A社)は、Amazonなどを通じた個人向けのIoTガジェット販売以外にも、集合住宅向けに月額1,000円程度でIoTガジェットのレンタルサービスを展開している。これは冒頭でも書いたように、不動産価値向上のためのサービスである一方、ホームIoTの利便性を感じてもらうための啓蒙的な活動でもあるという。

ビジネスの仕組みとしては、A社が国内で独占販売権を持つホームIoTガジェットシリーズ(各種センサースマートリモコンスマートプラグといった一連の製品)とAIスピーカーをセットでリースすることで1戸につき月額1,000円程度を継続課金してもらうという、シンプルなものだ。

しかし、一式をリースするとなると3年以上の契約継続でないと利益が出ない。また、機器トラブルによる修理、交換対応、電話サポートなど周辺サービスでの出費もあり、収益化するは「正直に言うと、難しいところ」だそうだ。だからこそ、ビジネスゴールとして「ホームIoTの啓蒙」というファジーな目標を設定し、事業化しているのだろう。

担当者は「弊社のIoTガジェットが導入された住宅に数年住む、または友人宅として訪れたときに便利さを感じていただいて、その後にご自身で購入いただけると嬉しい」と話した。

 次ページ >
ホームIoTサポートに活路があるか?

関連記事

賢く睡眠しよう!AIも活用したスマート家電による睡眠管理方法をご紹介

AIも活用した睡眠管理方法①スマートウォッチで健康状態を計測 時計型の「スマートウォッチ」は、最も入手しやすい睡眠サポート機器の1つです。シンプルな睡眠管理だけでよければ1万円もせずによいモデルが入手 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2021.03.26

トイレもIoT化する時代に!スマートトイレで効率よく健康管理しよう

排泄物からリアルタイムに健康状態を検出!スマートトイレの特徴 スマートトイレには次のような特徴があります。尚特徴についてはスマートトイレを研究・開発している「スタンフォード大学」の情報を基にしています ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2021.03.26

共働き家庭でも役立つ!スマート家電の育児活用方法をご紹介

スマート家電の育児活用方法①スマートロックで子供をあやしながら鍵を開ける 「スマートロック」は錠前型のスマート家電です。両面テープなどで固定してサムターンを回すタイプやドアの錠前を丸ごと変えるタイプが ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2021.03.26

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2021 AllRights Reserved.