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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.02.06
2019.05.01

スマート農業って何?IoT×農業が生み出す近未来のアグリビジネス

「スマート農業」というキーワードを、メディアを通して耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。日本がTPPに合意したことによって、農産物の輸出入は活性化していくことが予測されます。それに向けて、国内農家はコスト競争力を強化していく必要があります。

しかし現状として、農業従事者の高齢化は進んでいます。技術力だけでなく経験がものをいう農業にとって後継者不足が死活問題です。そこで注目を集めるようになったのがスマート農業です。それを踏まえて、IoT×農業にどのような魅力があるのかを解説します。

記事ライター:iedge編集部

農業とIoTを融合したスマート農業とは?

国内の農業は従事者の高齢化が進む中、新規就農者の不足問題が深刻化しています。さらに言えば、新規就農者への技術力の後継など課題は山積みというのが現状です。これでは国内の農業は破たんしかねません。

そこで農林水産省が検討を進めているのが、IoTと農業を融合させた「スマート農業」です。同省はこれらの課題を改善していくためにロボット技術やICT(情報通信技術)を活用していきながら、農業の超省力化・高品質生産を実現するための研究会を立ち上げています。

農林水産省によるスマート農業の特徴は以下の5つが挙げられます。

◇超省力・大規模生産を実現
◇作物の能力を最大限に発揮
◇きつい作業・危険な作業からの解放
◇誰もが取り組みやすい農業を実現
◇消費者・実需者に安心と信頼を提供

これらは従来行われてきた農業の課題でもあります。本来、農業は多くの時間と労働力を要してきましたが、これは非常に非効率です。それでは、IoT×農業によって見える化が進むスマート農業の実例を次項からご紹介します。

 

スマート農業実例①農業ロボット

農作業はイメージとは異なり、多くの体力を必要としています。しかしながら、これでは生産能力に大きな差が生まれてしまいます。そこで、農作業の自動化を実現するための農業ロボットの実用が進められており、すでに商品化に至っているものもあります。

その代表例として挙げられるのが収穫ロボットです。今までは収穫期になると、広大な土地をわずか数人で膨大な時間をかけて収穫を行っていました。一方、収穫ロボットはロボットアームが設けられており、さまざまなセンサーが取り付けられているため、収穫適期のものだけをスピーディに選別することが可能です。

 

スマート農業実例②農業用ドローン

近年、さまざまな分野において活用が期待されているドローンもスマート農業の一端を担っています。ドローンはヘリコプターなどと比較しても小回りが利くため、操縦性も安定しており、今後の普及が期待されています。

しかしながら、ドローンを活用していくためには大きな問題が挙げられます。それはドローンの耐荷重です。多くのドローンは最大でも数十キロ程度のものしか市場に出回っておらず、農薬や肥料などの重要物の散布を実現するにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

スマート農業実例③自動運転農機

自動車の自動運転化が進んでいるように、農業で利用する農機の自動走行に向けて開発が進んでいます。すでに一部ではGPS機能が搭載された運転支援が商品化されるなど、農業従事者の体力的負担が軽減される動きがはじまっています。

ただし、完全自動運転化に関してはまだまだ発展途上にあり、法規制や事故対応など技術面以外でも、改善しなければならない課題は山積みとなっています。政府は2020年までに自動走行トラクターの実用化を打ち出していますが、その前に法改正などを行っていく必要があるでしょう。

 

スマート農業実例④環境制御技術

施設園芸において、もっとも注力しなければならないことは環境整備です。農作物にとって最適な温度などを維持する必要があります。これを受けて、全国の植物工場を中心にIoTを駆使して温室内の環境を最適化するための環境制御システムが実用化されています。

特に近年では環境制御技術の低コスト化が実現したことによって、栽培施設内に多数のセンサーを配置する農業者も増加傾向にあります。農業設備をIoTでネットワーク化することによって、スマートフォンなどから遠隔操作なども可能になっています。

 

まとめ

IoTと農業を融合させることによって、さまざまな問題を改善することができるスマート農業は、近未来のアグリビジネスにとっては必要不可欠な存在です。しかしながら、導入時のコストやセキュリティなど多くの課題を抱えていることも確かであり、今後これらを改善していくことによって、本当の「IoT×農業」が実現するのかもしれません。

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