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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.12.17
2019.05.01

憧れのスマートホーム・ライフを手に入れるための料金は?月額制もある?

スマートホーム向けの様々なIoTデバイスの登場により「スマートホームが便利で快適なもの」という認識が広く普及し始めました。それに伴い導入を検討している方も増えていますが、利用するためにはどれくらいのスマートホーム導入料金がかかるのでしょうか?

記事ライター:iedge編集部

スマートホームの料金システムは大きく2パターン

便利なことは分かっているけど、いざ導入しようとすると初期投資をしなければならないのでは?家電などを全部買い換えなければいけないのでは?といった誤解をされている方も多いかもしれません。

HEMSなどのエネルギーマネジメントシステムの導入や、太陽光発電や家庭用蓄電池の導入といった、いわゆるスマートハウスにしたい場合は、補助金を受け取れるケースもありますが確かに初期投資額が比較的高額になりがちです。

しかし、エネルギーマネジメントシステム以外の部分で活用できる、家電の一括管理や遠隔操作といった、いわゆるスマートホームのシステムを導入する場合は、そこまで費用が高額になることは現在のところほとんど見かけることはありません。

自宅をスマートホームにするための料金ですが、支払い方法が大きく2パターンに分かれます。

・売り切り型

スマートホーム関連のデバイスを購入するときだけ商品代金が必要になりますが、月々の利用料金は発生しないパターンです。

・月々型

主にシステムやサービスの利用料金が毎月発生するパターンです。デバイスを購入する際の代金も別途必要になるケースがほとんどです。

なお、いずれのパターンでも、スマートホームの料金以外に、インターネットの利用料金は毎月発生します。

 

料金がかかるのは導入時や購入時だけのスマートホーム向けデバイス

まずは売り切り型料金のスマートホーム向けデバイスを2つご紹介します。

両者はスマートホームに関する特別な知識や難しい設定・設置工事なども必要なく、初心者にとっては導入しやすいため、徐々に人気が出始めているデバイスです。

mouse スマートホームスターターキット

参考価格24,800円

・モーションセンサー

赤外線で人の動きを検知すると同時にスマホにも通知が届くほか、スマートLEDライトと連動して点灯・消灯させることもできます。

・スマートプラグ

このプラグを通して接続されている家電のオン・オフ、電気使用量の確認、電源オン・オフのスケジュール登録などができます。

・スマートLEDライト

光量の調節や点灯・消灯のスケジュール登録ができるほか、ドアセンサーやモーションセンサーと連携して点灯・消灯させることもできます。

・ドアセンサー

窓やドアの開閉状況が分かりますので、外出先でも閉め忘れの確認ができるほか、スマートLEDライトと連携してドアの開閉に合わせて点灯・消灯することもできます。

・ルームハブ

上記4つのデバイスを連携させてコントロールできるほか、本体には温度・湿度情報を取得できるセンサーが搭載されています。また、赤外線通信も可能ですので、エアコンやテレビなど赤外線リモコンを使用する家電を遠隔操作できます。

このほか、別売りでスマート空気清浄機やPM2.5センサーも販売されています。デバイスが追加されるたびに必要に応じて購入する必要がありますが、それ以外の費用は通信費や電気代のみで済みます。

eRemote

参考価格:10,584円

こちらはエアコンやテレビ、照明、オーディオなど赤外線リモコンを使用する家電の赤外線を学習し、記憶することができるデバイスです。

本体に温度センサーが搭載されているほか、専用アプリをインストールすれば外出先からでも本体をコントロールできますので、室温が高いと感じたら帰宅前にエアコンをオンにして快適な空間にしておくことができます。

旅行中に、不在であることを知られないようにするため、遠隔操作で照明を点灯させて人の気配を醸し出すなど、防犯にも一役買ってくれます。

ユーザーからは「家中のリモコンが一つにまとまってスッキリする」「リモコンの紛失の心配がなくなった」などの声が聞かれ、スマートホームの導入料金もそれほど高くないため、人気の商品となっています。

 

月々利用料金が発生するタイプのスマートホーム向けサービス

続いては月々の利用料金が必要になるスマートホームサービスです。

TEPCOスマートホーム・おうちの安心プラン

契約事務手数料:3,000円

設置作業料:18,000円(2年間の利用で無料になります)

月額利用料:3,280円

追加機器:スマートタグ1個につき4,320円

*上記の月額利用料金にはスマートホームハブ、マルチセンサー(ブリッジ1個とセンサー3個)といったスマートホームデバイスのレンタル料金が含まれています。

スマートタグを購入して、たとえば子供のランドセルに取り付けておけば、外出時や帰宅時にスマホに通知が届きますので、仕事で帰りが遅くなりそうな時でも無事に帰ってきたことなどが分かります。

また、スマートタグのボタンを押せばスマホに呼び出し通知が届く仕様になっていますので、緊急時の電話連絡などに役立ちます。

レンタル品のマルチセンサーは窓やドアに取り付けておくと、留守中に開閉を検知した際などにスマホに通知が届くシステムになっています。

au HOME

月額利用料:490円+auひかり月額利用料金

KDDIもスマートホーム関連サービスを開始しました。現在のところauひかりサービスを利用している方のみが対象ですが、今後徐々に対象が広がるとのことです。

上記の月額スマートホーム利用料金はau HOMEアプリと無線通信アダプタのレンタル費用が含まれています。他のデバイスはそれぞれ購入することになります(下記参照)。

・追加機器

ネットワークカメラ 10,800円/台

設置した場所の映像を音声付きでリアルタイムに確認できるカメラです。

・マルチセンサー01 3,800円/台

窓やドア、引き出しなどに設置すると開閉状況が確認できるほか、温度・湿度・照度などの情報も取得してくれます。

・開閉センサー01 3,000円/台

窓やドア、引き出しなどに設置すると開閉状況が確認できるセンサーです。

・鍵開閉状況センサー01 8,800円/台

玄関のドアのサムターンに取り付けることで施錠状態を確認することができます。

・マルチセンサー02 5,300円/台

温度・湿度・照度のほか人や動物の動きにも反応して通知してくれます。

 

料金はどんなスマートホームを求めるか次第

今回ご紹介したのはごく一部ですが、スマートホームの料金として売り切り型と月々型を見比べてみると、

・売り切り=主に家電の遠隔操作

・月々型=主にセキュリティ対策

という傾向があることが分かります。

どんなスマートホームを求めているかによって購入するデバイスや受けるサービスも変わってきますので、まずは自分が求めるスマートホーム像を明確にしておくと良いでしょう。

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