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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2020.07.05
2020.07.05

メリデメからオススメまで!「スマートホームとは?」の疑問はこれで解消!

スマートホームとは何か、なんとなく分かるけど具体的には知らないという方のために、基礎知識を分かりやすくまとめました。スマートホームを始めるにあたっておすすめのデバイスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

記事ライター:iedge編集部

スマートホームとは?まずは基礎知識を簡単に解説!

スマートホームとはそもそもどういった住宅を指すのか、なんとなくイメージは湧くものの、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。スマートホームについて簡単にまとめたので、まずは基礎知識を身につけていきましょう。

「スマート」の意味について

スマートホームの「スマート」は「インターネットにつながる」と考えましょう。お使いのスマートフォンはインターネットにつながる電話、ということになります。鍵ならスマートキー、照明ならスマート照明(ライト)などとなります。

転じてスマートホームとは、インターネットにつながる住宅と捉えることができます。ただし住宅そのものがインターネットにつながるのではなく、家電や家具、住宅設備や各種機器などが、それぞれインターネットにつながっている住宅と考えるのが一般的です。

スマートホームとは

インターネットに接続されたモノ(デバイスと言います)たちが、そこで暮らす人にとって便利で快適な、そして豊かな生活を実現してくれる住宅、それがスマートホームです。

デバイスにはセンサーやカメラ、GPS、無線通信技術(Wi-Fi、Bluetooth等)が組み込まれています。スマホや音声によってデバイスをコントロールできるようになるほか、センサーやカメラがユーザーの動きを検知して自動で動いてくれるようにもなります。

ただし家電や家具、住宅設備や各種機器が個々にインターネットにつながっており、それぞれが勝手に作動していては家中大混乱を招いてしまうことがあります。スマートホームとは、個々にインターネット接続されたデバイスたちと、それらを一括制御する管理システムに大別されます。

デバイスと管理システムの違いとは

デバイスは、インターネットにつながった個々の「モノ」を指します。たとえばスマート照明なら、スマホアプリでオン・オフしたり音声で色や照度を調整したりできます。

ただ、1つ2つのデバイスならよいのですが、デバイスが増えてくると1つずつアプリを立ち上げてコントロールするのは現実的ではありませんよね。逆に時間を取られ、利便性とは真逆の暮らしになってしまいます。

そんなときに役立つのが管理システムです。

分かりやすい例では、Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」があります。Amazon EchoにはAI音声アシスタント「アレクサ」が搭載されています。「アレクサ、◯◯」と話しかけるだけで、連携している各種デバイスをコントロールできるようになります。

「アレクサ、おはよう」と話しかければカーテンが開き、照明とテレビがオンになり、コーヒーメーカーがコーヒーを作り始める…1つずつアプリを立ち上げて操作しなくても、こうした一括コントロールが可能になります。

デバイスを個々に導入することで実現できるスマートホーム、そのスマートホームをより便利で快適なものにしてくれるのが管理システムなのです。

 

スマートホームとはどんなメリット・デメリットがある?

スマートホームを導入するなら、メリット・デメリットについてきちんと理解しておくことも大切です。

スマートホームのメリット

・家電のコントロールがシンプル&楽になる
・時間や気持ちにゆとりが生まれる
・節電など無駄なコスト削減につながる
・見えない安心を手にすることができる
・見える化により健康意識が向上する
・自分や家族の暮らしに最適な住宅へと成長する など

スマートホームのメリットを挙げるとこのようなことです。音声で家電をコントロールできれば、今までのようにリモコンを探す、電池切れでストレスが溜まるといったことはなくなります。そうした時間が省かれ、時間的にも気持ち的にも余裕を持てるようになります。

タイマーでオン・オフできるほか消し忘れなども防げますので、節電にも貢献してくれます。外出先からでも、センサーやカメラで家の中をリアルタイムにチェックできるなど、見えない安心も手に入ります。さらに心拍数や睡眠の質、消費カロリーなど見えにくい情報が見える化されることで、健康意識の向上も期待できるでしょう。

各デバイスを使い続けることによりデータが蓄積されていきます。つまりそこで暮らす人たちの「傾向」が徐々に分かってくるという訳です。その分析結果をもとに、よりスピーディーかつ的確な反応を示してくれるようになります。

スマートホームのデメリット

・イニシャルコストがかかる
・セキュリティーの知識が必要になる
・IoTやネットワークなど基礎知識が必要になる
・トラブルに備えた知識や代替策を準備しておく必要がある など

スマートホームを始めるにあたり、デバイスを買い揃える、管理システムを導入するといったイニシャルコストがある程度かかります。家中の家電などを一新するのではなく、無理のない範囲で少しずつ取り入れていくのがよいでしょう。

また、インターネットにつながるということはサイバー攻撃などのリスクにもさらされることになります。各種デバイスにもセキュリティー対策が施されていますが、それを利用するユーザーも、インターネットセキュリティーに関する知識を深めておくことが大切です。

同じように、設置・初期設定・うまく動かないときなどに、自分で何が原因なのかを探り解決できる最低限の知識も備えておかなければなりません。

さらに、停電やインターネットの切断など急なトラブルに備えて、対処法を知っておくことや代替策を用意しておくことなども重要になってきます。

 

身近な例で解説!スマートホームとは何がどう便利?

ここまで、スマートホームとは何かについて基礎知識を解説してきましたが「なんとなく分かったけど、ぼんやりしている」という方も多いでしょう。続いては、より身近な例でスマートホームとは何がどう便利なのかを解説します。ぜひ、ご自身に置きかえてみてください。

真夏でも涼しい部屋に帰ってこられる!

帰宅前にアプリからエアコンをオンにしておけば、帰る頃には部屋がほどよく冷えています。「家から◯km以内に近づいたらエアコンをオン」「部屋の温度が◯℃以上、湿度が◯%以上になったらエアコンをオン」といった設定もできます。

仕事を終えて帰宅する頃にはお風呂が湧いている!

同じようにGPSを活用して「最寄り駅に着いたらお湯はりを開始する」「家から半径◯kmに近づいたらお湯はりを開始する」といったことが可能になります。寒い冬もお湯が溜まるのを待つ必要がありません。

急な来客予定が入っても部屋はピカピカ!

急な来客予定が入っても安心です。スマホアプリからロボット掃除機を稼働させて、部屋を隅々まで掃除しておいてもらいましょう。掃除の時間がなかなか取れない一人暮らしの方もタイマー設定でいつもピカピカな部屋に帰ってこられます。

鍵を会社に忘れてきてもまったく問題なし!

自動解錠・施錠式のスマートロックなら、たとえ鍵を会社に忘れても安心です。玄関に近づくと、スマートロックとスマホが通信をして自動で解錠されます。

外出先からでも家族とコミュニケーションが手軽に取れる!

ネットワークカメラやドア開閉センサーを取り付けておけば、子供の帰宅などをリアルタイムに知ることができます。相互通話可能なネットワークカメラなら、離れていても顔を見ながら「おかえり」「ただいま」の挨拶ができます。

遠く離れた実家で暮らす両親の状態を即座に把握できる!

同じくドア開閉センサーを両親だけが暮らす実家に取り付けておけば、離れていても「ドアが開いた」と元気な様子を知ることができます。逆に「しばらくドアが開閉されていない」ことも分かりますので、万が一異変が起こった場合でも、その後の迅速な対処につながります。

旅行中に家に異変がないかリアルタイムにチェックできる!

出張や旅行、帰省などで長らく家を留守にするときも、ネットワークカメラやドア開閉センサーが大活躍してくれます。異変があればスマホアプリに通知が届きますし、アプリからリアルタイムに部屋の様子を確認することも可能です。

帰りが遅い日の安全対策やストーカー対策にも!

女性の一人暮らしはいろいろと不安ですよね。帰宅前にカーテンを閉めて照明をつけておけば、そのあと帰宅しても部屋を特定されることがありません。帰りが遅くなりそうなときも同じように照明をつけてカーテンを閉めておけば、在宅と思わせることができます。

これらは、まだまだスマートホームでできることのほんの一例です。さまざまなデバイスや管理システムを組み合わせることで、もっと便利でもっと快適な暮らしを手にすることができます。それは心の余裕につながり、あなたの人生を豊かなものにしてくれるはずです。

 

スマートホームとはまずは始めてみるもの!おすすめのデバイス6選

スマートホームとは何かを解説してきましたが、とにかくまずは「始めてみる」ことが重要です。最後に、スマートホームを始める際に揃えておきたいおすすめのデバイスを紹介します。

Amazon Echo

画像引用元:https://www.amazon.co.jp/Amazon-Echo-%28%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC%29-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B071ZF5KCM

管理システムとなるスマートスピーカーです。「アレクサ、◯◯」で連携するデバイスをコントロールできます。もちろん音楽鑑賞や天気、交通情報、調べ物、遊び、タイマー、リマインダーなどさまざまな機能を利用できます。スマートホームとはスマートスピーカーなくして実現しません。

Nature Remo

リモコン操作するアナログ家電の赤外線信号を学習し、これ1台あれば、家電をスマートホーム対応のものに買い換えるコストも不要になります。

Qrio Lock

工事不要で賃貸物件にも取り付けできるスマートロックです。ハンズフリーで施錠・解錠が可能なほか、親しい人だけに合鍵をネットワーク経由で共有することができます。

Philips Hue

電球色〜昼光色まであらゆる白をコントロールできるスマート照明です。目覚めに最適な白、集中に最適な白、やる気を出すのに最適な白など、シーンによって最適な白を使い分けられます。GPS連動で帰宅前の点灯も可能です。

めざましカーテン mornin’+

タイマー設定で、自動でカーテンを開閉してくれるデバイスです。眠りの科学によれば、太陽光の自然な光は体を楽に「起きるモード」にする力があるとされています。快適な目覚めは健康的な生活のもっとも基本となる部分です。

Tapo C200

画像引用元:https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c200/

相互通話が可能なネットワークカメラです。搭載されたセンサーが動作を検知するとスマホに通知されるなど、セキュリティー対策にも活躍してくれるでしょう。カメラは上下114度、左右360度回転します。

ほかにもまだまだ、たくさんのデバイスが販売されています。自分に合うスマートホームとはどんな住宅なのかをイメージすると、必要なデバイスが見えてくるはずです。スマートホームとは、まずは始めてみるものです。ぜひこの機会に便利で快適な暮らしを体験してみてください。

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