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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.07.24
2019.12.05

【シェアでコスト削減】5Gに必要な基地局の整備はどうなる?

超高速大容量・低遅延・大多数機器接続可能の3つの特性を併せ持った新世代の「移動体通信規格(スマホなどの携帯通信機器の通信技術)」である「5G」。日本でも各キャリア(「ドコモ」、「KDDI」、「ソフトバンク」「楽天モバイル(2019年10月からキャリアに)」)へ電波割り当てが完了し、2019年夏以降から順次5Gサービスが展開されます。
5Gで使われる電波は高周波数なので直進性が高く、遠距離にまで電波が届かないため、通信しているユーザーにより近い位置を中心に基地局を増設する必要が出てきました。しかし各キャリアごとに基地局を地方にまで整備しようとすると、莫大なコストがかかります。
そこで検討されているのが基地局のシェアです。今回は5Gの基地局の仕組みや5G普及は基地局シェアが鍵になることなどをご紹介します。「5Gの基地局がどのように整備されていくのか分かりやすく知りたい」という方はぜひご覧ください。

記事ライター:iedge編集部

5Gの基地局の仕組みはどうなる

現在、一般的な「4G」の電波は遠距離にまで届くので、基地局が離れていてもユーザーがスマホなどを使ってデータ通信できます。これは4Gの電波が「回折性(障害物などを迂回する性質)」を持っているからです。

しかし5Gの電波は4Gの電波より高い周波数で、回折性があまりありません。ですから金属の壁など、障害物があるとすぐ電波が弱くなってしまい、電波がユーザーに届かなくなってしまいます。そこで従来の基地局をより細かく分けて、電柱などユーザーの環境により近い位置で5Gのデータ通信ができるような仕組みが導入されていく予定です。

ただし、基地局を増設するには課題がいくつかあります。例えば都市部では5Gを使ってくれるユーザーは多く見込める分基地局を設ける土地の確保も大変で、増設時に各キャリアが土地を探すのにも苦労する状況です。

また、地方では土地は豊富にありますが、人口密度が高くありません。その分5Gの利用者が少なくなるので、増設しても各キャリアがきちんと採算が取れるかを懸念しています。

その他、地方では景観も重要になってきますが、5Gの基地局が乱立すると景観を損なう可能性もあります。このように5Gの基地局をしっかり機能させる仕組みを作るには、課題が山ほどあります。

日本政府は各キャリアが5G利用申請後5年以内に、「エリアカバー率(日本で5Gが使える地域が全国でどのくらいあるか)」を少なくとも50%以上にするよう条件を出しています。

そのため、5Gの基地局整備における課題を今のうちに解決しないと、エリアカバー率50%以上を達成できない危険性もあります。この状況を打破するために考え出されたのが基地局のシェアという考え方です。

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5G普及の鍵は基地局シェア

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