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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.06.20
2019.12.23

【連載】いま一度「IoT」という言葉について考えてみよう(第3回・全4回)

記事ライター:Yuta Tsukaoka

私をはじめ、多くの人が使うようになった「IoT」という言葉。「Internet of Things」の略で、多くの場合「モノのインターネット」と訳されるが、いまいち、その全容がつかめない言葉だ。

このシリーズの初回では、IoTという言葉を最初に使った(とされる)ケビン・アシュトンが、実は「Internet For Things」と言っていたという話を紹介した。インターネットによる流通(=モノ)の管理についての言葉だ。

第2回では、「For」が「Of」に変わる過程で、その概念がどう変化したかを考えた。「モノのインターネット」という一般的な訳語よりも「インターネットのようなモノ」という言葉のほうが的確ではないかという意見を中心に述べている。

今回は、「IoT」という言葉を私たちの身近に浸透させた立役者について紹介しよう。

「IoT」という言葉を広めた立役者

日経新聞電子版で「IoT」を含む全記事を検索して時系列の昇順(古いもの順)に並べてみると、人事情報以外での初出は2011年8月30日となる。スマートグリッドについて語る村上憲郎氏(元・グーグル日本法人社長兼米本社副社長)のインタビューだ。

その後も2,3ヶ月に1度くらいは登場するが、そんなものである。ほぼ毎日IoT関連の記事が配信される現状とくらべて、もはや隔世の感すらある。

その中で、急に記事が増えはじめるのが2014年だ。IoTにとって大きな出来事のあった年なのだが、何だかわかるだろうか。実は、Amazonが dash buttonを発売したのが、この年にあたる

この2014年は私にとっても印象的だ。ちょうど、会社員を辞めてフリーランスで執筆や編集の仕事を始めた頃である。なのでよく覚えているが、各所から「IoTをキーワードに取材してください。ほら、ダッシュボタンみたいな」と言われていたのだ。

今となれば「ダッシュボタンみたいなIoT」という言葉の奇妙さが目についてしまうが、当時の世の中はその程度の認識が普通だった。そういう意味でも、ここを起点として「IoT」という言葉の理解が深まったことがわかる。

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dash buttonがIoTの立役者となれた背景

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