iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.06.13
2019.12.20

【フィクションで探る人工知能の多様性】AIが起こした事故の責任は誰が取る?星新一賞受賞作が描き出す自動運転車の未来の可能性

記事ライター:Yoshiwo Ohfuji

ちょっとした運転ミスがきっかけで、歩行者の命が奪われる。
そんな痛ましい交通事故が起こるたびに議論に上るのが、「自動運転車」の運用だ。

ルールを遵守し、とっさの状況判断も人間より正確にできるAIを搭載した自律型の自動車は、その利便性や安全性を期待され、1980年代に開発が始まり、2010年代には公道での走行実験が欧米を中心に行われるようになった。

自動運転車のレベル分けとその課題

一口に自動運転車と言っても、採用している自動化運転システムによって自律性や機能性は全く異なる。そこで、日本政府やアメリカ運輸省道路交通安全局 (NHTSA)が採用しているのがアメリカの非営利団体、SAE Internationalが定めるj3016という規格だ。

※画像はイメージです。

この規格では、自動車を自動運転能力別に以下の0〜5のレベルに分類している。

  • レベル0:運転自動化なし
  • レベル1:運転支援
    システムは車間距離の調整や車線のはみ出し修正など、縦方向か横方向のどちらかについて運転を限定的に制御できるが、基本的な運転タスクは運転者が行う
  • レベル2:部分的運転自動化
    システムは車間距離の調整や車線のはみ出し修正など、縦方向と横方向について運転を限定的に制御できるが、基本的な運転タスクはドライバーが行う
  • レベル3:条件付運転自動化
    特定の場所において、自動化運転システムが運転タスクを全て行う。しかし、自動化運転システムの動作中に緊急事態が発生した場合やシステムに不具合が生じた場合は、ドライバーが対応する
  • レベル4:高度付運転自動化
    特定の場所において、自動化運転システムが運転タスクを全て行う。また、動化運転システムの動作中に緊急事態が発生した場合もその対応をシステムが行うため、ドライバーの介入を必要としない。
  • レベル5:完全運転自動化
    全ての場所で、自動化運転システムが運転タスクを行う。また、動化運転システムの動作中に緊急事態が発生した場合もその対応をシステムが行うため、ドライバーの介入を必要としない。

現時点で市販されているのはレベル3の自動運転車。また、日本においては、市販の乗用車に搭載できるシステムのレベルはレベル2までしか認可されていない。

その背景には、法整備の不足があげられる。
また、過去には自動運転車による死亡事故も複数回確認されているため、自動運転車の安全性に対する人々の不安も大きいことも自動運転のレベルが高い自動車の認可におけるハードルの一つだろう。

ヒューマン・エラーでの事故を目の前にすると「安全性のために自動運転車が必要だ」と議論する私たちは、しかし、自動運転車の認可についても「安全性」を武器に反対する。

拭い去れない葛藤を抱えながら、私たちは自動運転車の実用化をどう進めればいいのだろう?

 次ページ >
責任の所在をめぐる可能性

関連記事

NEW

ついに登場!翻訳機能搭載の【スマートマスク】がスゴすぎる!

日本の企業が開発したスマートマスク「C-FACE」とは? 「スマート◯◯」とはインターネットにつながるモノを意味します。スマートフォンを筆頭にスマートスピーカー、スマートリモコン、スマートキーなど身の ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2020.09.23
NEW

これは使うべき!アレクサ対応のシーリングライトが超絶便利すぎる!

設定は簡単!アレクサ対応のシーリングライトを導入すべき理由 アレクサとは、Amazon Echoなどに搭載されている、Amazonの音声AIアシスタントです。「アレクサ」「アマゾン」「コンピューター」 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2020.09.22
NEW

Apple Watchがコロナ時代の【必需品】になるかもしれない件。着々進む研究とは?

Apple Watchの最新OS「watchOS 7」でコロナ対策できるって本当? 画像引用元:https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/06/watchos-7- ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2020.09.21

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2020 AllRights Reserved.