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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.10.02
2019.05.01

ドコモと横浜市などが実験を開始したスマートホーム「未来の家プロジェクト」って?

2017年6月22日、株式会社NTTドコモは横浜市やand factory株式会社と共にスマートホームを活用した「未来の家プロジェクト」の実証実験を開始しました。いったいどんなプロジェクトなのでしょうか?ドコモのスマートホーム(スマートハウス)に関するプロジェクトの詳細をお伝えしていきます。

記事ライター:iedge編集部

「I・TOP横浜」の一環として立ち上がった「未来の家プロジェクト」

2017年4月、モノ作りやIT産業の集積といった横浜経済の強みを活かしてIoT、ビッグデータ、AI、ロボット関連の技術を活用したビジネスや雇用創出、交流、連携、人材育成などを目的として立ち上がったのが「I・TOP横浜」です。

その参画企業だった株式会社NTTドコモは、and factory株式会社と共に、高齢者の一人暮らしや災害時の対応の解決を目標とした「未来の家プロジェクト」を横浜市に提案、このたび実証実験に至ったとのことです。

IoTセンサーや機器を搭載したトレーラーを実証実験のスマートホームとして2年間、およそ1週間単位で市内在住者を対象に生活してもらい、様々なデータを蓄積していくということです。

トレーラー内の部屋には、各所に様々なメーカーによるIoTセンサーや機器が組み込まれていて、それらが感知収集したスマートホーム(スマートハウス)データをドコモが開発した技術で集約、and factoryがアプリを開発したり改良に繋げたりするというプロジェクトです。

 

どんなスマートホームが完成したの?

移動可能なトレーラーをドコモがスマートホーム(スマートハウス)化したとのことですが、いったいどんな部屋が完成したのでしょうか。

主に設置されているセンサーには次のようなものがあります。

・スマート体重計

洗面台の前の床に埋め込まれている体重計に乗ると、目の前の洗面台の鏡(スマートミラー)に前回と今回の体重や消費カロリー、睡眠時間などが表示されます。

・スマートストレス解析ソファ

座るだけで心拍数情報を取得することができ、それによってストレスの度合いなどを計測することができます。

・スマートベッド

布団の下にセンサーが設置されていて、睡眠時間や睡眠の深さ、呼吸などの情報を収集解析することができます。

・スマート空気センサー

室内の気温、湿度、騒音レベル、CO2濃度、気圧などを計測します。

・スマートメガネ

まばたきの回数や視線の情報を取得して解析します。

・スマートミラー

今日の天気、睡眠時間、前日の体重や消費カロリーなどを鏡に映して可視化することで、住んでいる人が日常的に情報を把握することができます。

・スマート食事解析カメラ

食卓にスマホを設置して食事を撮影するだけで摂取カロリーやその食事に含まれる栄養素などを解析します。

・スマート活動量計

住んでいる人が身につけることで1日にどれだけの活動量があったかを計測することができます。

・スマート血圧計

血圧を計測してスマホのアプリを通してその日の血圧や過去の血圧を確認することができます。

・スマートワットチェッカー

コンセントに搭載することで電気の消費量がどれくらいかを計測し、可視化します。

上記のような「データ収集」を目的としたIoT機器のほかに、下記のような「居住者の操作」を目的としたIoT機器も設置されています。

・スマートロック

スマホなどからアプリを通じてエントランスの鍵を開閉することができます。

・スマート空気清浄機

スマホなどからアプリを通じて空気清浄機のオン・オフやその他の設定ができます。

・スマートリモコン

テレビやエアコン、空気清浄機、その他のデバイスのリモコンから発せられる赤外線を記憶し、スマホを通してそれらの家電を制御することができます。

・香りデバイス

スマホなどからアプリを通じて香りを放出します。

・スマート開閉センサー

玄関や冷蔵庫のドアや窓などに取り付け、開閉回数を数値化して可視化します。

・スマート照明

スマホなどからアプリを通じて点灯・消灯・照度・色などをコントロールすることができます。

・スマートカーテン

スマホなどからアプリを通じてカーテンを開閉することができます。

いかがでしょうか?ドコモのスマートホーム(スマートハウス)トレーラーには、実に様々なIoTセンサーや機器が搭載されていることが分かりますね。

収集されたデータや操作などをスマホ一台ですべて行えてしまうというのが、この「未来の家プロジェクト」で完成されたドコモのスマートホーム(スマートハウス)のあり方です。

 

ドコモの技術にも大注目!

今回設置されたIoTセンサーなどの機器はメーカーが様々ですので、インターフェースも異なります。

それによって正常に作動しない、連携してくれない、正確なデータが収集できない、などのトラブルが発生してしまう可能性が考えられます。

そこでドコモでは、複数のIoT機器を一元的に操作することができるアプリの開発をより容易にしてくれるインターフェース技術「デバイスWebAPI」を提供しています。

縦割り社会の意識が根強く残る日本においては、他社製品と自社製品との間には見えない壁のようなものが存在していましたが、これらを排除して一元的に操作できる技術を生み出すことは非常に意味があるものです。

 

将来的には高齢者の一人暮らしのサポートに!

ドコモのスマートホーム(スマートハウス)はまだ実証実験の段階なので、これからどんどん開発や改良が繰り返されていくことと思いますが、将来的には、特に高齢者の一人暮らしにおいて有用であると考えられています。

例えば、栄養バランスの整った食事を摂れているか、質の良い睡眠がとれているか、呼吸や心拍数に異常がないか、といったことが可視化されることで、健康に暮らせているかどうかの生活状態も把握することができるようになります。

すでに超高齢化社会を迎えている現代の日本ですが、横浜市では2030年には100万人以上が85歳になると言われていますので、ドコモのスマートホーム(スマートハウス)実証実験は、全国に先駆けた非常に社会貢献度の高いプロジェクトと言えるのではないでしょうか。

私たちにとっても他人事ではない超高齢化社会ですから、この実証実験の経過はしっかりとチェックしておきたいですね。

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