iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2018.10.23
2019.11.28

今からEchoデバイスを買うなら絶対に「New Echo Plus」か「Echo Show」がおすすめ

記事ライター:Yuta Tsukaoka

あたらしいEchoシリーズ、どれを買う?

あなたの家にはAmazon Echoがあるだろうか?

私の家には、Echo DotとEcho Spot、そしてEchoが各1台の計3台あり、それぞれキッチン、リビング、仕事部屋に置かれている。それ以外にGoogle HomeとGoogle Home miniもあるので全部で5台のスマートスピーカーがあるが、まぁこれは仕事柄、仕方がない。

とは言え、これから「New Echo Plus」と「Echo Show」を買うつもりでいることは妻に話せないでいる。二人暮らしの家に7台のスマートスピーカーはさすがにやりすぎだし、妻もそろそろ飽き飽きしているからだ。

我が家が特殊な環境にあることは置いておいても、読者諸賢にも「New Echo Plus」と「Echo Show」だけはおすすめしたい。

Plusの方は標準ラインのEchoより6,000円高いし、Showは同じく画面付きのSpotと比べて7,500円高い。それでも、この2機種は「買い」である。

各Amazon Echoの商品画像と価格(画像引用:Amazon.co.jp)https://www.amazon.co.jp/b/ref=nav__kel?ie=UTF8&node=5364343051

なぜなら、この2機種だけが「Zigbee」に対応しているからだ。

 

スマートホームを目指すなら「Zigbee」対応は無視できない

Zigbeeのロゴ画像
(画像引用:https://www.zigbee.org/)

Zigbeeという通信規格の名前に聞き覚えのある読者は多くないと思う。もしこの名前を知っているのならここから先はもう読む必要がないというくらいマニアックな規格である。

Bluetoothの影に隠れて日の目を見てこなかったZigbeeはスマートホーム時代が到来して一気に脚光を浴びた。Bluetoothと同じ短距離無線通信規格なのだが、低電力 ――単3乾電池2つで2年駆動するとされている―― で、モジュールが小さく、安価な上に、同時接続を得意とする。

これらの特徴を考えればスマートホームに適していることがわかるだろう。

電球のような小さい機器に組み込むことができるし、ドアセンサーや人感センサーのような無電源環境下でもボタン電池で稼働する。そして、家中にちらばったZigbeeデバイスを一括管理できるのだ。

実際、PHILIPSのHueシリーズやIKEAのTRÅDFRI(トロードフリ)シリーズを始めとしたスマートホームデバイスの多くがこのZigbee規格を採用している。

そこで「New Echo Plus」と「Echo Show」だ。
この2機種はZigbeeゲートウェイ(複数のZigbeeデバイスを束ねて集中管理する仕組み)を備えているため、新たにゲートウェイを購入する必要がないのである。

さきほどPlusはEchoよりも6,000円高いと書いたが、PHILIPS Hueのゲートウェイ(ブリッジという名前で販売されている)はAmazonで7,000円を超えている(執筆時点)。これだけでお買い得なのがわかるだろう。

スマート電球だけ買ってくればすぐに自宅にIoT照明を導入できるというわけだ。

 次ページ >
結論:どちらを買うべき?

 

どうせ買うなら「Echo Show」がおすすめ

Echo showの商品画像
(画像引用:Amazon公式サイト)
https://amazon-press.jp/Top-Navi/Press-releases/Presselist/Press-release/amazon/jp/Devices/2018/20180921_New_Amazon_Echo/

さて、そろそろAmazonを開きたくなっているだろうがもう少しだけ我慢して付き合ってほしい。「New Echo Plus」と「Echo Show」のどちらを買うかは難しい判断だが、私は僅差で「Echo Show」をおすすめする。

Echo Spotと同じように画面を備えた「スマートディスプレイ」なのだが、コレはなんと、画面が四角い。
いや、画面は四角いのが普通なのだが、Echo Spotは丸いのが弱点なのだ。動画を流すと上下が大きく切り取られてかなり見にくい。

しかも画面は10インチ。据え置きのタブレットという感じだが、スピーカーが大きいのでたとえばダイニングテーブルに小型テレビの代わりに置くという使い方ができる。
Zigbeeゲートウェイ搭載で画面付き、高音質スピーカーで22,480円なら買いだろう。

もちろんPlusの方でも画面がないだけで同じことはできる。が、スマートディスプレイは一度家に置いてみると手放せないこと請け合いである。5,000円の差でスマートディスプレイにできるならこっちだろう。

なお、「New Echo Plus」が10月30日、「Echo Show」が12月12日の発売でAmazonから予約受付中だ。しかもHueのランプが1本ついて価格据え置きのキャンペーン中(執筆時点)なのでますますお買い得だ。

私のように両方買う必要はないが、ぜひどちらかだけでも購入を検討してみてほしい。

関連記事

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

トラックボールとは?知れば知るほど根強い愛用者がいる理由がわかる!

パソコンでカーソルを操作するデバイスは、マウスだけではありません。トラックボールというデバイスがあります。多くの人が使っているわけではありませんが、根強いファンがいます。人によっては、トラックボールが ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.08.24

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.