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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.10.02
2019.05.01

「1つのカードがすべてを変える」Intel Compute Cardとは?

Intelが世界最大の先進技術の見本市「CES2017」で発表した驚きの新製品の全貌が明らかになりました。
クレジットカードよりほんの少しだけ大きめのモジュラー型PC「Intel Compute Card」です。いったいどんな製品なのでしょうか?

記事ライター:iedge編集部

モジュラー型PCとは?

そもそもモジュラーという言葉に馴染みがなかったり、言葉は知っているけれど曖昧だったりという方も少なくないと思いますので、まずはモジュラーについて専門外の方にも分かるように簡単に解説します。

ある製品を機能させるための様々なモジュール(部品)を集約して、その各モジュールが正常に機能するように統一した「基盤」のことをモジュラーと呼んでいます。

電話機やモデムなどを回線に接続するためのケーブルや端子を「モジュラージャック」「モジュラーケーブル」などと言いますので、もしかすると聞いたことがあると言う方もいるかも知れません。

「モジュラーは部品が集約された一つの基盤」と覚えておきましょう。

Intelが発表した「Compute Card」はモジュラー型PCですので、

【デスクトップやノートパソコンのような機能を搭載したクレジットカード並みの小さな基盤】

といったところでしょうか。

今回登場する「Intel Compute Card」については、このように捉えておいていただけたらと思います。

 

Intel Compute Cardはどうやって使うのか?

Intel Compute Cardはいったい何の目的で作られたのでしょうか。PCならノート型やデスクトップ型で良いのでは?という疑問を抱いた方も多いことでしょう。

まずIntelは今回のIntel Compute Cardについて、以下のような製品を開発したとコメントしています。

・従来のいかなるコンピューターデバイスとも競合しない全く新しいカテゴリの製品

・Intel Compute Card単体ではなく、今すでにある“何か”にコンピューティング機能を付加する製品

まとめると、PCはPCですが、それ単体で機能させるのではなく、今すでにあるモノの中でコンピューティング機能が備わっていないモノに対して、コンピューティング機能を追加させるためのデバイスということになります。

確かに全く新しい発想ですので、競合他社は今のところ見当たらないでしょう。

なお、使い方についてはまだ限られているようです。

IntelはCompute Card搭載の小型PCも発表しているのですが、そのPCにはカードの差し込み口、USBポート、電源ボタン、電源ジャック、LANポートなどがあり、ディスプレイに接続すればPCとして使えるようになっています。

ただ、将来的に様々なデバイスと組み合わせて使うことが想定して開発されており、シャープ、LG、Contec、DELL、Lenovoなどソリューション開発を手がける多数の企業とパートナーシップを組んでいます。

各メーカーのIoTデバイスとIntel Computer Cardを組み合わせて、スマートホームに応用するといった使い方などが考えられます。

今までコンピューター機能を持たなかったモノがコンピューター化するとどんなことが可能になるのでしょうか?

次の項目で詳しく見ていきましょう。

 

Intel Compute Cardでできること

例えば、冷蔵庫やテレビといった家電製品は買い換えサイクルが10年とも20年とも言われていますが、PCは早い人では2年、平均しても3年~5年程度と言われています。

IoT化が進みスマート家電が次々に開発されていますが、このサイクルの違いを元に考えると10年~20年サイクルの家電に3年~5年サイクルのコンピューター機能を搭載することになります。

すると、冷蔵庫やテレビ自体はまだまだ十分機能するのに、コンピューティングが追いつかなくなり、結果として壊れてもいないのに買い換えなければならなくなるといったリスクが出てくる可能性があります。

一方、Intel Compute Cardを組み合わせて使えばコンピューティングに関する部分だけをアップデートすることができますので、冷蔵庫やテレビは買い換えずにそのまま使い続けられるようになるというわけです。

例えば冷蔵庫と組み合わせると「冷蔵庫の中に何が残っているか」が分かり、外出先で「玉子はまだある?」などとコマンドして「玉子は残り1個だから買っておきましょう」とレスポンスしてくれるといったことも可能になるでしょう。

また、玄関のキーパッドに指紋認証や顔認証機能を搭載させて家族や親しい人などを登録しておけば、キーレスで施錠や解錠も可能になるでしょう。

あるいは教育現場において、生徒一人一人に専用のCompute Cardを持たせることで教科書が不要になるほか、学校で出された課題もカードに入れて持ち帰ることなども可能でしょう。

これらは容易に想像がつく活用例ですが、今はまだ想像もつかないような、もっと壮大で画期的なアイデアが生まれる可能性を秘めているのがIntel Compute Cardです。

 

目まぐるしく進化し続けるIoT市場から目が離せない!

IoTは、今はまだ日本人の私たちの生活には馴染みが薄いと言えるジャンルですが、この市場は文字通り日々急速に進化を続けています。

今回ご紹介したIntel Compute Cardの登場に驚いている間にも、次々にパートナー企業から組み合わせが可能な新製品が開発され発表されていくことでしょう。

そして、その新製品の開発によってIoTデバイスやスマートホーム関連デバイスが一気に普及することが見込まれています。

目まぐるしい進化を続けるIoT市場の動向は常にチェックしておきたいところですね。

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