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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2022.10.24
2022.10.27

建設・住宅の最新テクノロジーの大展示会、ジャパンビルドー建築の先端技術展in関西展に行ってきた!

記事ライター:iedge編集部

 

暮らしの進化を感じにいこう

家。それは我々の暮らしから切っては切れない存在。暮らしという巨大な船の竜骨たる存在、それが家だ。

そんな家のトレンドのひとつは間違いなくスマートホームだろう。AmazonやGoogleが必死になって国内普及を進めており、スイッチボットのような消費者向けスマートホーム製品がECを中心に飛ぶように売れている。

スイッチボットのように自分で購入し、自分で家に取り付けるスマートホーム製品を属にDIYと言ったりするが、その反対に、元々住宅へ据え付けられているタイプのスマートホームも存在している。それらはビルトインなんて呼ばれ方もしており、おもに不動産事業者が自社の物件を差別化するための材料として採用しているようだ。

DIYはその手軽さと低価格さが一番の売りで、スイッチボットは100万世帯に導入と謳っているので、その普及スピードの早さが伺える。

それに引き換え、ビルトインタイプはスマートホーム化された物件を選んで買う・借りる必要があるものの、すでに機器が取り付けられてセットアップされているので、DIYと比べて使い始めるまでが簡単なことが多い。また、給湯器や床暖房など、既存の住宅設備との連携数が多いのもビルトインタイプが多い。

今回見てきたジャパンビルドはそんなビルドイン系スマートホーム事業者が数多く出展している。GAFAばかりが注目されるスマートホーム業界だが、今日はスマートホームの進歩を中心に、我々の暮らしの進化をじっくりと見ていこう。

※取材させていただいた企業は50音順で掲載しております。

その前に、そもそもジャパンビルドって??

各社のブースレポートをお送りする前に、まずはジャパンビルドについて説明しておこう。ジャパンビルドはRX Japan株式会社が主催する建築・住宅に関する展示会で、年に一度東京と大阪で行われている。正式名称は「ジャパンビルドー建築の先端技術展」で、文字通り建築物にまつわる様々な企業が、自社の製品を紹介している。

業界人向けのイベントのため一般の人は入場できないが、スマートホームやスマートロックのような建物そのものをグレードアップする設備はもちろん、工事段階での業務効率化を図るようなツールなどもあるため、建物に携わるあらゆる業種・業界の人にとって、足を踏み入れるだけで学びの多い展示会だと言えるだろう。

ちなみに、以下の7つの展示会の総称が「ジャパンビルド」なので、混乱しないように注意してほしい。私は混乱して自分が予約した展示会と別物だと思ってしまっていた。

①[高性能]建材・住設EXPO

②スマートハウスEXPO

③スマートビルディングEXPO

④施設リノベーションEXPO

⑤商業施設・店舗DX展

⑥不動産テックEXPO

⑦建設DX展

なお、各展示会の詳細はジャパンビルド公式サイトを参照してほしい。

出展社の紹介※紹介順序は50音順です。

株式会社アクセルラボ 出展製品「SpaceCore(スペース・コア)」

最初に紹介するのは株式会社アクセルラボのブースだ。同社はスマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」を提供しているスタートアップ企業で、2019年よりSpaceCoreのブランド名でスマートホームサービスを提供している。

連携デバイス数が業界最大級という言葉通り、様々なスマートホームデバイスが展示されており、壁面スイッチや電球、防犯カメラや宅配ボックス、スマートロックなど、暮らしを次のフェーズへ引き上げてくれそうなデバイスが数多く展示されていた。

アクセルラボの一番の特徴は既存の住宅設備との連携を重要視している点にある。日本の住宅の多くは様々なメーカーが手がける様々な設備によって構成されている。スマート化した場合にメリットがありそうなものだけに絞っても、給湯器、電動シャッター、床暖房、照明、コンロ、トイレなど、そのどれもに主力メーカーと呼べるものが存在している。

スマートホーム事業者には様々なルーツがあり、アクセルラボや三菱地所のように不動産事業者がそのルーツになっているものもあれば、AISEG2を提供するパナソニックのように設備メーカーをその始祖に持つもの、スイッチボットのように根っこを持たない企業など、各社がばらばらの系譜をもって事業活動を行っている。

それらのスマートホーム事業者の中で、スマート化された住宅設備を0から作り上げる技術と機会を持つのは住宅設備メーカーをルーツに持つ企業に限られるだろう。帰宅前に何としてもお湯張りをしたいというユーザーの強い欲望のために、わざわざ給湯器を0から作る企業が現れるかというと、そうそういないだろう。

そのため、アクセルラボのような不動産事業者ベースの企業は、既存の設備のスマート化は各設備メーカーに任せ、自社はそれらの機器の相互連携を後押しするようなプロダクト開発をおこなっている。例えばリンナイやノーリツはそろってWi-Fi対応の給湯器リモコンを開発している。餅は餅屋という古い諺があるが、スマートホームはまさにハードメーカーとソフトウェアメーカーが得意領域で勝負をする業界になっている。

話が脱線したのでアクセルラボの話に戻ろう。SpaceCoreのもう一つの特徴は、手厚いサポートプランを持っていることにある。もちろん、故障や不具合発生時のサポートはSpaceCore以外にも多くの企業で実施しているが、設置した物件のプロモーションにまで手間とエネルギーを割いてくれる点はSpaceCoreの大きな特徴だと言えるだろう。

不動産業界はDXやIT導入において何かと遅れていると揶揄されがちだ。そんな業界にとって、スマートホームは必ずしも歓迎されるだけではないという。特に上層部が導入主体である場合、現場にとってはいきなり最新テクノロジーが降ってきて、明日から「これが搭載された家を販売・紹介してこい」とされるわけだ。知識のキャッチアップにも相応の時間がかかるだろう。アクセルラボはこの部分の解決も含めて、総合的にスマートホームの普及を後押ししている。

三菱地所 出展製品「HOMETACT(ホームタクト)」

次に紹介するのは三菱地所の手がけるスマートホーム「HOMETACT(ホームタクト)」だ。三菱地所がスマートホームに参入したのは2021年11月で、ビルトイン系のスマートホーム事業者の中では後発企業にあたる。

その事情もあってか、会場内の同系列企業と比較して大きく華やかなブース構成となっていた。当日は時間の都合で見ることはできなかったが、実際の機器を用いたデモも行っているらしい。おそらく12月に東京で行われるスマートハウスEXPO東京展でも同様のデモが見られるだろう。

HOMETACTが他のスマートホーム事業者と大きく違う点は、サービスを構成するデバイス群が複数のメーカーにまたがって構成されている部分にある。前述したアクセルラボも他社連携をメインストラテジーに置いているものの、HOMETACTの場合は基本的なデバイス群も複数メーカーの商品を採用している。

Google Nest(スマートスピーカー・スマートディスプレイ)

ライナフ NinjaLockM(スマートロック)・NinjaEntrance(スマートエントランス)

リンナイ 給湯コントローラー

LiveSmart 赤外線コントローラー

LifeSmart スマートスイッチ

ソムフィ スマートカーテン

iRobot ロボット掃除機

Sonos 音楽スピーカー

Philips Hue スマート ライト

HOMETACT自身はあくまでハブとなり、各社のデバイスを連携することに注力しているスタンスだ。アクセルラボや、それこそGAFAのスマートホームも同様のプロダクト開発を進めていることから、スマートホームの最適解は「餅は餅屋」になのかもしれない。

現在は三菱地所レジデンスのパークハビオシリーズへの導入が多いHOMETACTであるが、他社展開も行っているそうだ。今後日本のスマートホーム戦争のプレーヤーの一人になることは確実だろう。

株式会社LiveSmart 出展製品「LiveSmart(リブスマート)」

HOMTTACTのブースの真向いに出展していたのは株式会社LiveSmartだ。株式会社LiveSmartは2016年設立のスタートアップ企業で、今回出展していたスマートホーム系企業の中では古株にあたる。2019年の段階で、世界的シェアを誇るIoTソリューション企業であるTuya Smartと業務提携を締結するなど、高いポテンシャルを持つ企業である。

そんなLiveSmartのブースに話を戻そう。お向かいのHOMTACTと比べると小さめのブースだが、実はLiveSmartが開発しているデバイスはHOMETACT内でも使用されている。

このデバイス、写真で見てもサイズ感が伝わりづらいと思うが、縦横5センチで厚さは1.6センチと、非常に小型なのだ。スマートホームデバイスが共通して抱える「部屋の中で目立ちがち」という欠点もこれならば抑えられるだろう。このデバイスの中に、スマート赤外線リモコンと温度・湿度センサーが内蔵されているので、リビングに設置すればこれだけで簡単にスマートホームを実現することができる。

ブースそのものの展示量は他2社と比較して少なめではあったものの、LiveSmartは今年の8月に子会社を設立するなど、スマートホームサービスの多角化に大きく取り組んでいるようだ。

2022年8月に子会社SeniorLife Technologies, Incを設立。スマートホーム開発で培ったAIやIoTの技術・ノウハウをヘルスケア分野に横展開し、よりソリューション型のスマートホームに近づけている。具体的なサービス内容として、高齢者を対象に歩行時の障害や膝の曲げ伸ばしの状態、重心障害等のMSK障害を検出し、それをAIアルゴリズムで解析して利用者にフィードバックを送るそうだ。

ホームオートメーションに代表される暮らしの快適性を高めるようなスマートホームソリューションは、言わば「あったらいいな」と消費者に感じさせるサービスだが、ヘルスケア分野のように「ないと困る」と感じさせる分野からのアプローチは、今後のスマートホームの国内普及において必要な要素になるだろう。

株式会社東海理化×河村電器産業株式会社 出展製品「FREEKEY Series」

※展示されていた製品は参考出品とのことで、実際に販売される製品とは一部仕様が異なる可能性があります。

展示会場内の華といえばやはり巨大なブース。広大な面積に各社独自の上物が乗っかる様は見ていて心地が良いし、自分に関係なさそうな企業の出展であってもついつい立ち止まって中を見てみたくなるものだ。

そんな理由で、ついつい足を止めたこのブースでは、これまでのスマートホームやスマート系設備よりも、さらに利便性の高そうなモノに出会うことができた。

 

このブースは株式会社東海理化と河村電器産業株式会社の合同出展ブースだ。東海理化は自動車向けのインターフェイスシステムやセキュリティシステムを手がける企業で、河村電器産業は受配電設備を中心に電気インフラに関わる機器を製造している。

この両社が手を組んだ製品はスマホを認証鍵として稼働するデバイスたちで、セキュリティ性の高さとハンズフリーによる利便性の高さを両立している。

まずは「FREEKEY-wayEV」だ。

一見すると普通のEV(電気自動車)用の充電器だが、共有物件のEV充電器に必要なセキュリティ性をスマホを使って担保している。スマホにもたせた認証機能により、部外者は勝手な充電を行うことができないのだ。他社製品のほとんどが専用アプリからQRコードを読み取って認証を行っている中、スマホをポケットなどに入れておくだけで認証が完結するこの仕組みは実に未来的だ。スマホで読み取るのもハンズフリーなのも操作の手間はそんなに変わらないのでは?と思われがちだが、スマートフォンを出し入れして操作するのは地味に面倒な行為だ。とあるスマートホームメーカーの調査では、スマホアプリから開け閉めするスマートロックよりも、ドアの外側にあるキーパッドから開け閉めする方がユーザーの満足度が高かったということが判明している。鍵と充電器を単純に比較するつもりはないが、毎日の生活の中にある細かい動作の積み重ねは、確実にユーザビリティに影響を与える。

次に紹介するのは「FREEKEY RusPo(仮称)」だ。

これは宅配ボックスなのだが、これにもハンズフリー技術が活用されている。コロナ化で増えた宅配需要に伴ってニーズの増えた宅配ボックス。この宅配ボックスで地味に嫌なのが鍵の解錠だ。まずは郵便受けあたりを見て宅配事業者からの不在票を確認し、そこに書かれている番号で宅配ボックスを探し、同じく伝票に書かれている暗証番号を入力する。「探して⇒開ける」という一見小さなタスクではあるが、これが完全になくなるのは大きいと筆者は感じている。このボックスの筐体部分も適切なつくりをしているそうで、防水・防さびはもちろん、筐体自体の耐久性もあるので野ざらしでの運用も可能らしい。

最後に紹介するのは「FREEKEY Lock」だ。

スマートロックは数多くあるが、これほど完璧なハンズフリー解錠を実現しているデバイスも珍しい。ハンズフリーを謳うメーカーにはマンションではほぼ無力に等しいGPS式解錠を採用しているメーカーもあるが、このFREEKEY Lockは先ほどから活用されいているデジタルな認証機能を用いることで、スムーズな解錠を実現している

。また、他のスマートロック同様入退室管理や合鍵機能も搭載されている。

機器自体は他メーカーにも存在する種類なものの、スマホを起点にした認証機能によって近未来的なデバイス体験を味わうことができるブースだった。

Qrio株式会社 出展製品「Qrio Lock+Roomon」

スマートロックの代名詞的製品をあげろと言われたら、「Qrio Lock」の名を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。最近でこそswitchBotがキーパッド付きスマートロックを出してきたものの、コンシューマー向けスマートロック市場の発展をここ数年ほど牽引してきた製品だ。

そんなQrioのブースは、テーマカラーのブラックを基調にしており、非常に整然とした印象を受けるものだった。SONYのDNAによるものか、精緻なブランド構築を感じられるブースだ。ブース内では実機の展示の他に、Qrioが取り組んでいる賃貸管理向けサービスRoomonのソフトウェアに触れるようになっている。

Qrioロックと言えば、コンシューマー向けに後付け(貼り付け)型ロックを提供しているイメージが強い。特に、Qrioパッドによってスマホいらずで開け閉めできる鍵を一般市場に提供しはじめた際には、家電量販店でQrioロックが店頭展示され、スマートロックといえばQrioという想起を多くの人がしていたのではないかと思う。そんなQrioだが、なんと張り付けロックだけではなく、サムターン交換式のロックも提供しているようだ。

住宅設備として提供されるビルトイン型のスマートロックはそれぞれ「Qrio Lock R」と「Qrio Pad R」という名称らしく、後述する管理システムも合わせて提供している。貼り付けロックは導入が手軽であるが、熱や経年劣化による粘着テープの劣化が確かに不安視される。サムターン交換式であればそのリスクがないため、事業者向けの製品ではこの方式を採用したのだろう。

アパートやマンションに大量に設置されたスマートロックは、とにかく管理が煩雑になりがちだ。多くのスマートホーム(ロック)事業者が、BtoB向け商材では管理画面もセットで開発しているが、Qrioもこれに漏れず「Roomon」という名前の管理システムを提供している。

Roomonの強味は、空室の鍵管理にも問題なく利用できる部分にあると思う。多くの賃貸管理会社はキーボックスを用いて空室の管理を行っている。仲介業者が内見希望者を連れてくる際に、物件でそのまま鍵を渡せる点や、キーボックスの番号を教えてしまえばいちいち対応することなく内見が済んでしまう点で、この方式は管理会社にとって非常に楽な鍵管理の方法だった。しかしながら、最近ではこれを悪用した犯罪が増えているという。

不正に入手したクレジットカードで買い物をした犯人が、どこからか入手したキーボックスの番号を利用して届け先を空室に指定する。犯人は荷物の受け取りのタイミングだけその部屋の住人を装い、商品を受け取るとその物件を後にするといったやり口だ。ある管理会社は、内見時に部屋の片隅に積まれた大量のMacBookの空箱を見て、自社の管理物件が犯罪に使用されたことに気が付いた、というケースもあるという。

QrioLockRはキーボックス管理の弱点をついた犯罪に対応するため、日ごとにスマートロックの暗証キーを変更する機能が搭載されている。しかもクラウド処理ではなく、Wi-Fiのない環境下でも鍵自体が番号変更に対応するようだ。暗証番号だけで入れるため、内装業者や仲介業者が部屋に入る際に、いちいちアプリをインストールしてもらうなんて手間も生じない。現場からすれば非常に使い勝手のよい製品だろう。

 

また、Qrioは鍵メーカーのGOALとも連携しており、今後はGOAL製のスマートロックをQrio製のアプリから施解錠可能とのことだ。

これはスマートロックメーカー共通のトレンドで、鍵メーカーとスマートロックメーカーがお互いにタッグを組んで事業展開を行う例は他社にも見られるケースだ。これはアクセルラボや三菱地所も同じだが、住宅向けのスマート製品の普及は、各社が得意領域で手を結ぶことでどんどん進展していくのかもしれない。少なくとも、賃貸物件を探す際にQrioとGOALによるスマートな内見体験を味わうことになる日は近そうだ。

番外編 スマートホームにあまり関係ないが面白かった展示ブースの紹介

本題からは逸れるのだが、見ていて面白かった展示ブースを2つ紹介したい。

ピットデザイン株式会社 出展製品「スマートパーク」

「駐車券ヲ、オ取リクダサイ」。

この機械音声、ゲート式のコインパーキングを利用したことがある人ならば絶対に聞いたことがあるだろう。我々のような一般のユーザー側からすると、駐車券の管理(これはゲート式だけだが)や精算、またそれによる駐車場内での渋滞の発生など、あまり快適なユーザーエクスペリエンスをもっているとは言い難いサービスだが、これは事業者側、特にショッピングモールやスーパーなどの事業者にとっても課題のようだ。

駐車場を無料にすれば無断駐車に悩まされ、有料制にすれば客離れや駐車場内での渋滞に悩まされる。そんな課題を解決するサービスがスマートパークだ。

スマートパークは駐車場にカメラを設置し、車のナンバーを識別させることで、入出庫のデジタル管理を実現している。料金の精算は精算機かアプリで行えるが、アプリユーザーであれば入出庫の際に精算の手順を踏まなくて良いのが大きな特徴だ。無料の駐車場に入るのと同じように、入って用事を済ませて出ていけばいい。

ただ、このサービスの強さのひとつはユーザーの利便性向上だけではない。取得したデータを利活用させる部分に大きな強みがある。データの多店舗連携を例にとると、取得した車のナンバーデータを店舗同士で共有することができるため、支払いをせずに逃げた車を複数店舗を経由して追跡することができる。

また、来店頻度の分析もできるため、店舗でのマーケティングに活用することもできる。現状サービス化はされていないようであるが、将来的にはNシステムのような使い方もあるかもしれない。

ちなみに今回の展示会では類似したサービスも他社から出展されていたが、スマートパークはナンバーの認識率の点で優位にあるそうだ。その認識正答率は99.99%以上だと言う。今後様々な駐車場で見かける機会も増えるだろう。

株式会社アクティオ 出展製品「ECoCa(エコカ)」

今回のジャパンビルド内では様々なジャンルの出展製品があったが、一番目を惹かれたブースはアクティオのものだったかもしれない。

アクティオは建機レンタルが主軸の企業で、caterpillarやコマツなど、建機メーカーが作る建設機械を顧客にレンタルすることで収益を得ている。その企業が自社開発の製品を持って出展しているのだ。きっと我々の生活を便利にするものに違いない。

今回展示されていた製品は「ECoCa(エコカ)」という名前で、見た目からは想像つかないが、機器の運送・据付に利用するリフターだ。この製品の特徴は機体が縦横奥(X軸、Y軸、Z軸)それぞれに伸縮できることにある。それにより、様々な大きさの荷物を、様々な大きさのスペースの中で運搬することができる。また、前後左右・その場での旋回と、あらゆる方向への走行も可能となっている。

これがあれば工場や倉庫など、物を運ぶ必要のあるあらゆる場所で業務効率が図られ、結果として我々のような一般人にも恩恵があるだろう。

そしてなんと、最も驚くべきことに、このマシンには免許が存在しないのだ。実は筆者は建設機械の操縦用の資格を持っているのだが、このマシンの前ではそのようなものも不要になる。免許や資格なしで(練習さえすれば)誰にでも扱える機械はなかなか特殊だ。

次は東京!暮らしの進化をビックサイトに見に行こう

だいぶ長文でお伝えしたジャパンビルド関西展のイベントレポートであるが、なんとこの展示会では今年の12月に東京での開催も決まっている。一般の方が入れないイベントではあるものの、建築・不動産に携わる読者はぜひ一度足を運んでみてほしい。ノベルティ目的で歩き回るのも楽しいだろうし、各社が工夫を凝らしたブースを見るのもなかなか乙なものだ。もちろん、一番のおもしろさは様々な企業が懸命に開発した新製品・新サービスを見るということにあるのは間違いない。

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