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2020.01.13
2020.06.25

【入退室管理が簡単に!】スマートロックアケルン(Akerun)を徹底解説

現在、「IoT(モノのインターネット化)」が至るところに普及しつつあります。将来的にはちょっとしたモノまでインターネットに接続し、私たちの生活を便利にしてくれるようになるかもしれません。

IoTで代表的な製品の一つが、「スマートロック」です。スマートロックは現在後付け式のモデルがたくさん登場していますが、その中でも有名なのが「アケルン(Akerun)」です。

アケルンは世界初の後付け式スマートロックであり、一般向けだけでなくオフィス向けのモデルもあります。ですからプライベートでもビジネスでも、スマートロックにより普段の鍵の開け閉めが楽になります。

今回はスマートロック購入を検討されている方向けにアケルンとは何か、そしてその仕組みや特徴、価格や導入方法などをご紹介していきます。

記事ライター:iedge編集部

アケルンとは

 

アケルンとは、「フォトシンス」が開発・販売している世界初の後付け式スマートロックです。自宅やオフィスのドアに取り付けると、スマホなどで簡単に鍵の開け閉めが可能になります。また合鍵作成など、他機能も充実しています。

アケルンには、次の3種類があります。

アケルン

一般向けに発売されているのが、無印アケルンです。

自宅のドアに両面テープで貼りつけて、利用します。専用スマホアプリをタップするだけで、簡単にドアを開錠可能です。またオートロック機能などスマートロックに必要な機能を一通りそろえており、シンプルに使えます。

アケルンプロ

「アケルンプロ(Akerun Pro)」は、アケルンのオフィス向けモデルです。無印アケルンと同じく、両面テープだけで取り付けられます。

アケルンと大きく違う点は、スマホ以外の開錠にも対応している点です。専用のNFCリーダーを取り付ければ、「Suica」など各種ICカードでも簡単に開錠できます。

また入退室管理システムとも連動可能で、単なるスマートロックとしてだけではなくさまざまな使い方ができます。APIを利用すると、利用の幅はさらに増えていきます。

アケルンコントローラー

「アケルンコントローラー(Akerunコントローラー)」は、両面テープでアケルンを取り付けられない電気錠に対応したモデルです。アケルンプロと同様ビジネス向けモデルで、オフィスでアケルンを導入する場合はアケルンプロかアケルンコントローラーを状況に応じて選ぶことになります。

アケルンコントローラーから電気錠を制御して、簡単に開錠や施錠ができるようになります。また火災報知器と連動して自動で開錠を行う機能などが搭載されており、万が一の災害にも備えられます。

拡張性はアケルンプロと基本同じで、NFCリーダーと連動してICカード開錠に対応したり、入退室管理システムと連携して合鍵作成や入退室履歴を把握したりも可能です。

 

アケルンの仕組み

アケルンは、次のような仕組みで機能しています。

1.スマホやカードを端末にかざす

まずはスマホやICカードをアケルン本体、またはNFCリーダーにかざします。すると、開錠命令が電波として送信されます。

2.Bluetoothで通信が行われる

次にアケルンが、「Bluetooth」で電波を受信します。アケルンではBluetoothにより消費電力を節約し、長期間電池を変えずに使えるようになっています。

3.アケルンが開錠命令を実行し、鍵を開ける

最後にアケルンが開錠命令を実行し、自動でドアの鍵を開けます。ちなみにドアが閉まると勝手に施錠されるため、閉めた後にまた施錠アクションを取る、といった手間もかかりません。

アケルンの特徴

ここからは、アケルンの特徴について一つ一つ分かりやすく解説していきます。

スマホやICカードだけで開錠が可能になり、施錠も楽になる

従来のドアは、開錠するためにわざわざ鍵を出し穴に入れて回す手間が掛かっていました。慣れてしまえば大したことはないかもしれませんが、毎日のように行っていると面倒に感じるときもあります。

アケルンを設置すれば、取り付けたドアをスマホやICカードをかざして楽に開錠できます。鍵を出してひねるという動作がなくなるだけで、日々の開錠が便利になります。

また施錠も自動で行ってくれるので、ドアが閉まるまでわざわざ待つ必要もありません。鍵の閉め忘れも防止できるので、防犯にも役立ちます。

合鍵の管理が簡単

自宅やオフィスのドア開け閉めの際、合鍵が必要になってくるときもあります。知人や恋人、家族、社員などに合鍵をたくさん物理的に配るには手間とコストが掛かります。

アケルンでは、デジタルで合鍵を発行可能です。必要な人にその場で権限を付与して合鍵を送れるので、合鍵をスピーディーに渡せます。また、メーカーに合鍵作成を依頼するコストも削減できます。

しかも有効期間など合鍵の条件も細かく設定可能なので、合鍵を配る人それぞれに適した権限を付与できます。

入退室の細かい管理が可能

アケルンプロやアケルンコントローラーでは、ビジネスに適した機能を利用可能です。代表的なのが、入退室システム「Akerun Manager」との連携です。

Akerun Managerには、各社員の入退室の履歴が保存されています。ですから「この社員は入退室が多い」など、各社員の勤務状況を細かく管理可能になります。また外部の来訪者に一時的に合鍵を配布して、利用時間を設定するなどの操作も可能です。

他にもオートロックのON、OFF設定機能や開けっ放しをアラートで通知してくれる機能など、入退室に関して役立つ機能が多数搭載されています。ユーザー登録も「CSV」ファイルがあれば、自動で一括登録できて簡単です。

APIと連携できるので、運用の自由度が高い

アケルンやアケルンコントローラーは、入退室システム以外のシステムとも簡単に連携が可能です。

アケルンのビジネスモデルでは、「Akerun API」というサービスが提供されています。「API」とは外部ソフトの一部機能を呼び出して利用できる技術で、Akerun APIではさまざまなAPIを連携させてアケルン上で利用可能です。

たとえば外部クライアントがアケルンを開錠した際にメールで通知を受け取ったり、勤怠管理システムと連動して適切に社員の労働時間を把握したりといったことが可能です。最近では会計サービスなどで有名な「freee株式会社」と協力し、人事労務クラウドサービス「迅労務freee」と連携させた自動勤怠管理が可能になっています。

API連携には多少知識や技術が必要ですが、活用できればアケルンがさらに便利なツールとして機能するようになります。

セキュリティも高い

アケルンは、セキュリティの高さにも定評があります。

先ほどもお伝えした通り合鍵の適切な管理、鍵の自動施錠などセキュリティに役立つさまざまな機能が提供されています。

また通信に使われる電波は、「AES256」により強固に暗号化されています。AES256は複雑なデータ暗号化が可能で、技術的に破るのは現時点で極めて困難な暗号化方式です。

こういった技術的な面でも、アケルンがセキュリティに気を遣っているのが分かります。

 

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