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2019.06.06
2019.06.06

【検証】ついに日本でも画面付きGoogle Home「Google Nest Hub」が登場。さぁ、どこに置く? どう使う?

記事ライター:Yuta Tsukaoka

昨日、記事にした「Echo Show 5」に続き、Googleからも「Google Nest Hub」の日本発売日が発表された。こちらのページからウェイトリストに登録することができる。

発売日は6月12日、価格は15,120円(税込み)だ。

米国のGoogle Storeで販売されている10インチディスプレイの「Google Nest Hub Max」は残念ながら国内発売未定だが、大きな進歩だろう。

ちなみに、日本のGoogle Storeではサイズなど詳細なスペックは公開されていないが、米国版にアクセスすると以下の情報が得られた。

7インチのディスプレイで、横幅が178.5mm、奥行き67.3mmだそうだ。
この情報を元に、昨日の「Echo Show 5」の記事と同じく手作りで段ボールモックアップを作ってみたので、家のいろいろなところに置いて使い勝手を調べてみたいと思う。

画面の角度、サイズなどは合わせたが、細かいところに違いが出ることはお許し頂きたい。
では、検証をはじめよう。

さぁ、どこに置く? どう使う?

完成した「Google Nest Hub」の段ボールモックアップ。制作時間45分。(撮影:筆者)

7インチといえば、最近のハイエンドスマホや小型タブレットとほぼ同じサイズである。手に持ってみると、Echo Show 5のモックアップと比べてしっかりとした大きさを感じられる。

ではさっそく、これを家のいろいろな場所に置いて使い勝手を検証してみよう。

ダイニングテーブル

筆者宅のダイニングテーブル(撮影:筆者)

妻と朝食をとるダイニングテーブルに置いてみた。
我が家のダイニングテーブルはちょっとテレビが見にくい位置にあり、ここにスマートディスプレイがあればニュースなど二人で見ながら朝食の時間を過ごせるのでは、と思っていたのだ。

しかし、Echo Show 5のときと同じく、ダイニングテーブルに置いて横から見るにはちょっと小さい。テロップなどは覗き込むようにして見る必要のあるサイズだと感じる。

Echo Show 5の段ボールモックアップと比較(撮影:筆者)

昨日の記事で使ったEcho Show 5の段ボールモックアップ(奥)と比較してみよう。
こうして並べると、Google Nest Hubは大きく見える。実際、今度こそダイニングテーブルで使えるのではないかと期待していたのだが、ニュース動画など文字+映像のコンテンツを見るには、やっぱりちょっと小さい。「ナシ」だろう。

ただし、ホームコントローラーとして使うなら、アクセスしやすいこの位置はアリだ。

米国版のGoogle Storeでアピールされているように、Google Nest Hubのホームコントローラーは非常に洗練されたデザインで使いやすそうだ。

ダイニングテーブルにあれば家族全員が無理なくアクセスできるので、役に立ってくれると思う。なので、映像を見るという使い方を想定しないのなら、「アリ」だ

寝室のサイドボード

筆者宅のベッドサイドボード(撮影:筆者)

今度は、ベッドサイドに置いてみた。
5.5インチディスプレイのEcho Show 5はベッドサイドで置き時計的に使うことを想定された設計だったが、Google Nest Hubはどうだろう。

画面サイズには1.5インチの差があるはずなのだが、意外と馴染んでいるという印象だ。
私の場合は、すでに予約済みのEcho Show 5をここに置く予定なので必要ないが、どちらかしか買わないという場合は、ベッドサイドでの利用は「アリ」だと言える。

あえて付け加えるのなら、Echo Show 5は「アラーム時刻の15分前から画面を明るくする」という機能があって起床を手助けしてくれるし、価格も5,000円以上安い。
ベッドサイドに置くスマートディスプレイを探しているのなら、Echo Show 5がおすすめだ

リビングのテレビボード

筆者宅のテレビボード。参考までに、横のテレビは49インチだ(撮影:筆者)

Echo Show 5では思いつかなかったが、実際にモックアップを作ってみるとGoogle Nest Hubならこんな使い方も考えられるんじゃないかと思い、テレビボードに置いてみた。

どうだろう。置き時計として、デジタルフォトフレームとして、もちろんAIスピーカーとして十分に利用できる
横にテレビがあるので「これでニュースやYouTubeを見よう」というヨコシマな思いも捨てられるだろう。

これは、かなり「アリ」だと思う。

子ども部屋(書斎)

筆者宅の書斎にある作業台(撮影:筆者)

私の家に「子ども部屋」はないのだが、あえてそう書いたのはこの端末がYouTubeアプリに対応しているからだ。

日本のGoogle Storeではまだ見ることができないが、米国版にアクセスすると対応アプリの一覧がある。そこに、YouTubeも入っているのだ。

教育上・安全上の理由で子どもにスマートフォンを持たせていない方も多いと思うが、YouTubeが子どもを引きつける力は制御し難いほどに強い。

Google Nest Hubなら家から持ち出すことができないし、アプリも限られたものしか使えないので少しは安心ではないだろうか? 個人的には「アリ」だと思う。

デスク

筆者のデスク(撮影:筆者)

最後に、デスクに置いてみた。

Echo Show 5の検証では、ここに置くのもアリだと思ったが、Google Nest Hubでは7インチディスプレイが目立ちすぎるように感じる。

iMac下の空きスペースにすっぽり収まるEcho Show 5なら置きたいと思えるが、これはちょっと邪魔だろう。個人的には「ナシ」だ。

7インチディスプレイは使いどころが難しい

ここまで見てきたように、映像を見るには小さく、手元に置くには大きいGoogle Nest Hubはちょっと使いどころが難しい。

ただ、デジタルフォトフレーム、ホームコントローラー、そして子ども向けのYouTube端末として使うのであれば最高だ。

「映像を見たい」という読者は、いま日本で購入できるものとしては10インチディスプレイの「Echo Show」(税込み27,980円 / 執筆時点)がおすすめだし、置き時計のリプレイスとして検討するなら「Echo Show 5」がいいだろう。

ちなみに、我が家ではテレビの横に設置してデジタルフォトフレームとして利用することにした。もちろん、AIスピーカーの機能も大いに活用すると思う。

気になる方は、とりあえずウェイトリストに登録して予約開始を待とう。

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