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2018.04.27
2019.03.18

Amazonが第1四半期決算を発表 全体では好調も日本を含む海外市場で苦戦

記事ライター:iedge編集部

Amazonは4月26日、2018年第1四半期の業績を発表し、売上高は前年比43%増の510億ドル、純利益は16億ドルとなりました。

この結果は、ネット通販業界ですでに絶対的存在である同社が、食料品配達、スーパーマーケット、スマートホームなどに領域を伸ばしていくことで、今だ経済界の予想以上に成長していることを表しています。

しかし、Amazonが遅れを取っている分野を1つ挙げるならば、米国以外のネット通販分野です。それぞれの地域の競合企業と厳しい競争を強いられており、海外売上高は34%増加したものの、6億2200万ドルの大幅な損失を計上しました。

ただ、それ以外の分野では順調な成長を続けています。残りの会社のビジネスは健全で成長しています。買収したスーパーマーケットWhole Foodsは、北米での売上高を引き続き伸ばし、前年度比46%増の307億3000万ドルを売り上げました。

Amazonはこの第1四半期中にスマートホームセキュリティ会社のRingを買収し、スマートホームおよび家電市場に対する取り組みを強化していく見込みです。

それでも、Amazonにとって、高い成長率は高い支出にもつながります。今回の決算ではフリーキャッシュフロー(自由に使える現金資産)が73億ドルとなり、前年度の101億ドルから減少しました。

Amazonは利益を上げるよりも市場の成長にもっと関心があるようで、海外市場開拓や新規分野の開拓で出た損失を、北米およびAWSで得た莫大な利益で補填する形でビジネスを回しています。

Amazonの海外市場での損失は毎年増えています。2016年には1億1,100万ドルの損失でしたが、今回は約6倍の6億ドル超となりました。中国のアリババ、日本の楽天、中南米のMercadoLibre、インドのFlipKartなどの強力なライバルがすでにいる国際市場では、市場を支配するために現金を拠出するというこれまでの戦略は成功していないようです。

しかし、海外部門での損失にもかかわらず、Amazon全体の業績は絶好調で、その収益は指数関数的に増加しています。

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