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2024.03.07
2024.03.07

Googleが休眠アカウントの削除を開始!不要なアカウントの放置はリスク

記事ライター:iedge編集部

2023年12月以降休眠のGoogleアカウントは削除されることに

Googleでは、2023年5月に無効なアカウントのポリシーを変更していました。これにより2年以上使用していないアカウントは削除対象になります。そして、12月から実際に削除が開始されています。
ただし、今回削除の対象となるのは、作成後1度も使われていないアカウントです。少なくとも、現段階では大事なデータが消えてしまうおそれはほとんどありません。しかし、今後はデータの残っているGoogleアカウントでも、2年以上1度も使用しないと削除されてしまいます。
アカウントを使用していないかどうかの基準は、ログインしたかどうかで判断される仕組みです。最後にログインしたときから2年未満のアカウントは、使用頻度が低くても削除されることはありません。最後にログインしてから2年以内に再びログインすれば、そこから2年間は削除対象外という扱いです。
そのため、2023年12月にログインしていれば、少なくとも2025年12月までには削除される心配はありません。
また、削除対象になりそうな場合には事前にメールで通知も来ます。

特定のサービスのデータが削除される可能性も

2年間で1度以上ログインしていれば、削除されないのは、あくまでGoogleアカウントそのものに関してのことです。
特定のサービスを利用していない場合には、そのサービスのデータのみ削除されることもあります。例えば、GoogleフォトやGoogleドライブ、Googleカレンダー、Google Keep、Gメールなどです。
データを保持したいサービスには、2年に1度以上の頻度でログインする必要があります。

複数のアカウントを持っている人は要注意

Googleで複数のアカウントを持っている人もいるでしょう。その場合には、使用頻度の低いアカウントが削除対象にならないように注意が必要です。

複数のアカウントを持つこと自体は問題ない

そもそも、Googleで複数アカウントを作成するのがNGなのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、Googleでは、複数アカウントの作成自体は特に禁止されていないため、複数アカウントを持てるようになっています。
複数アカウントを作成して用途によって使い分けると便利です。

利用状況はアカウントごとに判断される

複数アカウントを持っている人の中には、メイン以外のアカウントは休眠状態になっている人もいます。普段はメインのアカウントでGoogleのサービスを利用していると、サブアカウントが休眠状態になっていても気づきにくいです。
メインアカウントは問題なくても、サブアカウントだけ削除対象になることもあるため注意しましょう。

不要なアカウントを放置することで起こるリスク

Google以外のサービスでも不要なアカウントの放置は意外と多いです。今回のGoogleのように基準を設けて休眠アカウントを削除しているサービスもあれば、そのまま残してくれるサービスもあります。
休眠状態になっても残してくれればいいと考える人もいるかもしれませんが、そうでもありません。不要なアカウントを放置することで、次のようなリスクがあります。

不正アクセスによる乗っ取り

ネットサービスの多くは、メールアドレスとパスワードが分かればログインできてしまいます。普段使用しているアカウントで不正にログインされれば、比較的早い段階で気づいて、対策できるでしょう。
しかし、休眠アカウントだと不正にログインされても気づきにくいです。SNSなどの場合には、乗っ取られて悪用される可能性もあるでしょう。不正ログインで悪意のある投稿をされると、対外的には自分が悪意のある投稿をしているように見えてしまいます。ひどい場合には、犯罪に使われてしまうこともあるかもしれません。

個人情報の漏洩

ネットサービスにログインすると、登録済みの個人情報も閲覧できてしまうため注意が必要です。氏名や住所、電話番号、生年月日などの個人情報が知られてしまい漏洩のリスクがあります。
同じパスワードを使い回している場合には、他のネットサービスでも不正ログインされてしまう可能性があるのも大きなリスクです。

休眠アカウントができてしまう主な原因

休眠アカウントは主に次のようなことが原因でできてしまいます。

一時的にしか利用しなかったため

便利なサービスまたは面白いサービスだと思って、アカウントを作ることは多いでしょう。しかし、実際に利用するのは最初の1〜2回程度だったというケースもよくあります。その後はほとんど利用せず何日も何ヶ月も経過すると、アカウントを作成したこと自体忘れてしまう人も多いです。
利用しようとしてとりあえずアカウントだけ作ってみたものの、1回も利用せずに放置しているケースもあるでしょう。
継続的に利用するサービスでのみアカウントを作成すれば良さそうですが、なかなかそうもいきません。ネットサービスの中には、アカウントを作成しないと利用できないものもあります。

複数のアカウントを適切に管理できていないため

同じネットサービスで複数のアカウントを作成できる場合には、上手く使い分ければ便利です。しかし、複数のアカウントを持っているものの実質的に1つしか使っていないケースもよくあります。
使い分けるつもりでサブアカウントを作成したものの、実際に使い分けをするのが面倒になる人もいるでしょう。サブアカウントを作ったこと自体を忘れている人もいるかもしれません。

休眠アカウントを全て把握しきれていない場合の対処法

自分がどのサービスでアカウントを作成しているのか、全ては把握しきれていない人も多いでしょう。その場合には、次のような方法で探してみて、使用していないアカウントは自分で削除しておくのが無難です。

ブラウザのブックマークを確認

アカウントにログインして利用するネットサービスは、ブラウザのブックマークに登録しておくでしょう。ブックマークを確認してみると、アカウントを作った覚えのあるサイトが見つかることがあります。
しばらく使っていないサイトがあったら、アクセスしてみましょう。アカウントがありブラウザにパスワードが保存されていれば自動で出てきます。

メールボックス内を検索して確認

アカウント作成時には、登録したメールアドレス宛に確認のメールが来ることが多いです。登録確認のメールの有無で、過去に自分がアカウントを作成したネットサービスが分かります。目視で探すのは大変なため、登録確認のメールのタイトルによく使われる言い回しで検索をかけるといいでしょう。
例えば、「メールアドレスのご確認」や「登録完了」などで検索をかけると見つかりやすいです。
GメールならPCもスマホアプリも、画面上の「メールを検索」というところから検索できます。
iPhoneの標準メールアプリなら、メールボックスの画面で下方向に一度スワイプすると、検索フィールドが出てきます。

まとめ

今後はGoogleの休眠アカウントは順次削除されていきます。利用していないサービスに関してもデータが削除されるため、注意しましょう。データを残しておきたい場合には、定期的にログインする必要があります。
また、使用してないアカウントを放置しておくのはあまり望ましくありません。セキュリティ上のリスクを伴います。もし、今後利用する予定のないネットサービスのアカウントがある場合には、これを機に自分で削除しておくのがいいかもしれません。

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