KVH IndustriesとKongsberg Digitalは、運行中の作業船Simrad Echoに共同海上IoTシステムを始めて正常にインストールしました。
IoT接続用のKVH Watch VSATアンテナとKognifai Vessel Insightプラットフォームを含む新しく取り付けられたシステムになりましたが、Simrad EchoはパイロットIoTプロジェクト中も通常の運用を継続することができます。IoT接続と船舶対岸のデータのための統合インフラストラクチャを提供するのは、KVH WatchとKognifai Vessel Insightの両者です。
Kongsberg Digitalの海事デジタルソリューション担当シニアバイスプレジデントであるVigleik Takle氏は、次のように述べています。「Vessel Insightは、船舶または艦隊からコンテキスト化された品質データにアクセスするためのインフラストラクチャとして機能し、KVHは船舶からクラウドへのデータ転送を可能にするIoT接続の代替手段を提供できます。KVH Watchをユーザーへの接続オプションとして提供できることを非常に嬉しく思います。」
IoTからブロックチェーンまで、海運における新興技術の機会は豊富にあります。 例えば2019年５月には、ドバイのTopaz Energy and MarineがBaker Hughesと長期契約を結び、Topazの艦隊のすべての船舶のメンテナンスと現地時間を改善するため、潤滑油状態監視システムVitalyXを展開しました。IoTと最新のセンサーと状態監視ソフトウェアを組み合わせたVitalyXシステムは、Topazに船舶の状態に関する重要な技術関連情報を提供するリアルタイムデータを生成します。
2019年３月には、フランスのマルセイユフォス港が港湾と物流の軸Méditerranée-Rhône-Saône(MeRS)の開発のためにブロックチェーンプロジェクトに参加しました。MeRS軸輸送回廊での貨物輸送を含むパイロットプロジェクトでは、デジタル輸送チェーンのセキュリティをテストし、チェーンロジスティクスの流動性、安全性、競争力を改善し、ローヌ川・ソーヌ川での複合貨物輸送を改善しました。
（画像引用：https://www.kvh.com/）
