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2023.07.24
2023.07.28

スマートホーム導入で節電が可能?おすすめのIoT家電もご紹介

記事ライター:iedge編集部

電気代は長期的に上がり続ける見通し

電気代の高騰が叫ばれていますが、今後も長期的に上がり続けるとの見方が強いです。

円安と燃料価格高騰で電気代が上昇

昨今の電気代高騰の主な原因は、ロシアのウクライナ侵攻と円安です。
ロシアのウクライナ侵攻により、主要各国が経済制裁を行っています。その一方でロシアは世界有数の資源国です。ロシアから資源を輸入できなくなることで、燃料価格が高騰しました。
さらに、日本と他の主要国との金融政策の違いや貿易赤字の拡大などにより、大きく円安に傾いています。発電に使用する燃料のほとんどを輸入に頼る日本にとっては厳しい状況です。
2023年に入ってからは、燃料価格はやや落ち着いて来たものの、長期的には上昇が続く可能性が高いと見込まれています。

電気使用量は増え続けている

燃料価格が上がっているだけでなく、電気使用量が増えていることも、電気代高騰の原因の1つです。その背景としては、昔と比べて高機能な家電製品が増えたことが挙げられるでしょう。
この傾向に関しても、長期的に継続するとの見方が強いです。

なぜスマートホームで節電できるのか

一見すると電気代が多くかかりそうなスマートホームですが、次のような理由から節電につながることが多いです。

消し忘れても遠隔操作でオフにできる

照明器具やテレビなどをつい消し忘れて、つけたまま外出してしまうこともあるでしょう。そうなると帰宅するまでつけっぱなしになるため、電力を無駄に消費してしまいます。
スマートホームを導入していれば、遠隔操作で家電製品の電源をオンにしたりオフにしたりできます。外出先で消し忘れに気づいたら、その場でオフにできるため節電につながることが多いです。

強弱などを適度に制御できる

スマートホーム機器の中には、明るさを取得するセンサーや気温を測るセンサーなどもあります。そのようなスマートホーム機器を使用することで、強弱を自動制御できる機能が備わっている製品が多いです。
例えば、照明器具なら明るさを適度な具合に自動調整することで、電力消費を抑えつつ、快適な明るさを維持できます。

エネルギー消費量を可視化できる

スマートホーム機器を使用して、エネルギー消費量を可視化し、詳しく把握することが可能です。例えば、日ごとや時間帯ごとのエネルギー消費量を表示できます。家電製品ごとに見てみることも可能です。
いつどこで電気を多く使用しているのか分かるため、節電に役立てられるでしょう。日ごとの変化や季節による違いなども把握できるため、昨年や一昨年との比較なども可能です。

節電するのにおすすめのIoT家電

スマートホームを節電に役立てたい場合には、次のようなIoT家電を使用するといいでしょう。

エアコン

エアコンは一般家庭の消費電力の中でも、大きな割合を占めています。そのため、通常のエアコンからIoTエアコンに替えれば、大幅に節電できる可能性があります。夏の冷房だけでなく冬の暖房もエアコンがメインだという家庭では、エアコンの節電が家全体の節電につながるでしょう。
IoTエアコンなら、外出先からスイッチをオフにできるので、切り忘れによる電気の無駄遣いを防止できます。また、スマホで操作できるので便利です。

冷蔵庫

冷蔵庫もエアコンと並んで電力消費量が多い家電の代表格です。24時間365日常に稼働しているため、節電をする上でとりわけ重要度が高いといえます。
通常の冷蔵庫だと日頃の心がけなどで節電するのは難しいですが、IoT冷蔵庫なら節電しやすいです。例えば、中に保管している食材の量の推移や、消費電力の推移なども把握できます。そのようなデータを節電に役立てられるでしょう。

照明器具

照明器具の消し忘れが多い場合には、スマート電球を導入してみるといいでしょう。人がいないときに自動的に消えるように設定していれば、節電につながることが多いです。
また、どの部屋の電気がついているのか、その場にいかなくても確認することもできます。

テレビ

テレビも照明器具と同様に、IoTテレビにすれば、消し忘れ防止の効果が大きいです。外出先でテレビを消してきたかどうか気になったら、スマホで確認できて、もしついていたら遠隔操作で消せます。

スマートホーム機器を使って既存の家電製品でも節電可能

IoT家電を使用せず、スマートホーム機器を使用して節電することも可能です。そうすれば、現在使用している通常の家電製品をそのまま使い続けられます。
では、節電に役立つスマートホーム機器について見ていきましょう。

スマートプラグ

スマートプラグを使用すれば、通常の家電製品でもオン・オフの切り替えをしたり、電力消費量を把握したりできます。使い方は簡単で、スマートプラグに家電製品のコンセントを挿すだけです。
コンセントに直接差し込むタイプと延長コードタイプがあります。延長コード対応は、1つで複数の差込口が設けられているものが多いです。
また、スマートスピーカーやスマートリモコンと連携して使えるものもあります。

スマートスピーカー

スマートスピーカーは、音声で指示を出して、IoT家電や他のスマートホーム機器などを操作できるスピーカーです。節電の状況をチェックするときなどに使用します。指示に対する回答も音声で得られるため、消費電力の状況なども音声で確認できます。

スマートリモコン

スマートリモコンは、IoT家電やスマートプラグなどを操作するのに使用するためのリモコンです。スマートプラグと一緒に用意しておくと便利でしょう。

スマートセンサー

スマートセンサーは、人がいるかいないか判別するのに使用します。テレビや照明器具を自動制御したい場合に必要です。

 

さらに節電効果を高めたいなら

節電効果をさらに高めたい場合には、次のような対策も実施してみましょう。

洗濯で乾燥機は使用しない

洗濯機は、洗濯や脱水のみであれば、電力消費量はそれほど多くはありません。洗濯機で消費する電力の大半は乾燥機能で消費されています。
また、乾燥は洗濯をするのにどうしても必要なものではありません。そのため、節電を重視するのであれば、乾燥機能を使わず洗濯物を干して乾かすのが望ましいです。

照明器具はLEDにする

もし、通常の蛍光灯や白熱電球などを使用している場合には、LEDの照明器具に替えるのがおすすめです。LEDなら同じ明るさでも、蛍光灯や白熱電球よりも少ない消費電力で済みます。
また、LEDの寿命は蛍光灯と比べると3倍程度長いのもメリットです。そのため、交換頻度も低くなります。

まとめ

スマートホームを導入すると、スマホで遠隔操作して家電製品を操作できるようになります。もし、つけっぱなしで外出してしまっても、外出先からスイッチをオフにできるので、節電につながることが多いです。
また、強弱を自動調整したり、いつどこで電力を消費しているのか把握したりもできるようになります。そのため、エネルギーの無駄遣いが減りやすいです。
電気代高騰の傾向は今後も続くとの見通しが強いため、スマートホームで節電に取り組んでいきましょう。

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