iedge
  • iedge
ニュース
2021.11.05
2021.11.05

Appleの新プランiCloud+|便利な機能や各プランの違い

記事ライター:iedge編集部

 

Appleは2021年秋に「iOS15」をリリースしました。そして、iOS15と共にリリースされた新サービスが「iCloud+」です。

従来のiCloudストレージから何が変わったのか、変更点や新機能を紹介します。

新有料サービス「iCloud+」とは

Appleは以前から自社クラウドサービスの「iCloud」を公開しています。

iCloudには3段階の有償プランがあり、月額料金に応じて利用できるストレージ容量が増える仕組みでした。

しかし、iOS15と共に公開された「iCloud+」によって、さまざまな新機能を盛り込んだ複合的なサービスに進化しました。

料金は以前と変わらず、使用できる容量も据え置きです。

そのため、以前からiCloudの有償プランを利用していたユーザーは、自動的にiCloud+にアップグレードされています。

以下の項目で新機能を紹介します。

魅力たっぷりの新機能を紹介

iPhoneのみならず、Appleの製品がより便利になる機能ばかりです。

下記で、ひとつずつ紹介します。

iCloud プライベートリレー

「VPN」というネットワークサービスによく似た機能です。

VPNとは、利用者の情報を秘匿するためのネットワークサービスです。

普段インターネットを利用する際には、アクセスしたいサーバに自身の情報(IPアドレス)を開示し、情報をやり取りします。

アクセスしたサーバには利用者の情報が保存されますが、不正アクセスによって利用者の情報を奪われる危険性があります。また、フリーWiFiを使っている場合は通信内容を「盗み見」されることも。

こうした事態を避けるためのネットワークが「VPN」です。秘匿、暗号化されたネット回線を使い、一度専用のサーバを経由して目的のページにアクセスすることで、情報漏えいを防ぐことができます。

ただし、VPNはサーバを経由する際にどうしても「ログ」が残ります。利用者の情報と、どこにアクセスしたのかという情報です。

高価なVPNサービスはログが保存されないことをウリにしているものの、仕様上どうしてもログが残ってしまいます。

「iCloud プライベートリレー」は、ログの問題を解決しました。

非常に安価で安全なネットワーク回線を利用できるプライベートリレーは「VPNキラー」と呼ばれるほどに優秀なサービスです。情報漏えいの対策を行う際に、とても心強い味方になります。

ただし、利用者の情報が秘匿されるからといって、誹謗中傷行為を行ってはなりません。日本国内で、誹謗中傷に対して厳罰化する気運が高まっているからです。

警察からの要請であれば、Appleとその提携先も情報を開示します。VPNよりも手間はかかるものの、犯罪捜査であれば利用者は特定されます。

メールを非公開

一般に「捨てアド」と呼ばれるものに近い機能です。

例えば、ショッピングサイトに会員登録をするとき。登録時に使用したメールアドレスに、メールマガジンや特売情報などが大量に届く場合があります。メールマガジンの解除方法も複雑であることが多く、煩わしく思う方も多いのではないでしょうか。

「メールを非公開」では、新しいメールアドレスを生成することができます。

アドレスそのものはランダム生成で、自分で設定することはできません。しかし、とても簡単に生成することが可能で、消去もできます。

生成したメールアドレスに対して送信されたメールは、iCloudに登録したメールアドレスに転送されます。そして、Apple標準のメールアプリで一元管理することが可能です。

カスタムメールドメイン

すでに自由に扱うことのできるドメインを所有しているユーザー向けの機能です。

ドメインさえあれば、自由にメールアドレスを作成し、一元管理できます。

ドメインを所持していなければ使えない機能ですが、サイトの運営を行っているユーザーにとってはとても魅力的な機能です。

興味のある方は、Appleのページを参考に導入してみてください。

HomeKit セキュアビデオのサポート

Appleが展開する「HomeKit セキュアビデオ」を、簡単に管理できる機能です。

HomeKitとは、Appleによる「スマートホーム」のための機能、規格です。Homekitに対応した製品は、iPhoneのホームアプリから簡単に管理できます。このHomeKitに対応した防犯カメラが、HomeKit セキュアビデオです。

iCloud+に登録することで、セキュアビデオ対応カメラの映像を過去10日分までさかのぼって視聴することが可能です。

セキュアビデオの映像は暗号化され、自分と共有したい相手以外は視聴できません。

登録できるカメラの数は料金プランによって違います。一番安価なプランでは1台のみ、一番高価なプランでは無制限です。

セキュアビデオを使う場合は、使用する台数に応じてiCloud+のプランを決定することになります。

プランごとの違い

iCloud+には3段階の料金プランが用意されています。一部の機能は料金プランに応じて制限がかかります。

以下の表に各料金プランの特徴をまとめました。

月額料金 130円 400円 1,300円
ストレージ容量 50GB 200GB 2TB
iCloud プライベートリレー

(ベータ版)

どのプランでも利用可能
メールを非公開
カスタムメールドメイン
HomeKit セキュアビデオのサポート 最大1台 最大5台 無制限
最大5人の家族間で共有可能

どのプランにも共通していることですが、iCloud+の機能は最大5人の家族間で共有できます。

次の項目で、プランごとの違いを詳しく解説します。

ストレージ容量

料金プランによって大きく変動します。

月額130円の最安プランでも50GBと、十分な容量を備えています。月額1300円のプランにアップグレードすると、2TBもの容量を自由に扱うことが可能です。

料金は10倍ですが、容量は40倍です。多くの容量を必要とする場合は、高いプランにしたほうがよりおトクにサービスを利用できます。

HomeKit セキュアビデオのサポート台数

料金に応じて、1台・5台・無制限と3段階のサポートが用意されています。

ストレージ容量同様、必要とする台数によってプランを選択してください。

「iCloud+」へのアップグレード方法を解説

新しくなったiCloud+は、とても簡単に導入することができます。

今回は例として、iOS15を搭載したiPhoneでアップグレード方法を解説します。Appleの解説サイトもあわせてご確認ください。

まず、ホーム画面にある「設定」をタッチします。

次に、上部に表示される「Apple ID、iCloud、メディアと購入」と書かれた場所をタッチしてください。

続いて表示される画面から「iCloud」を選びます。

次は「ストレージを管理」です。

さらに「ストレージプランを変更」を選択してください。

iCloud+について、情報が表示されます。

「iCloud+にアップグレード」をタッチすることで、登録画面に移行します。

使用しているiPhoneによって異なりますが、Touch IDもしくはFace IDの認証が必要です。

IDを認証すると「サブスクリプションの確認」というメールが届きます。

以上の手順を行うことで、iCloud+のサービスを利用できます。

また、同様の方法でより上位のプランにアップグレードすることも可能です。

「iCloud+に追加料金なしでアップグレードされました」というメールが届いたら

iCloudユーザーに届いたメールです。

一見スパムメールのようにも映るメールですが、きちんとAppleから送信されたメールです。

以前からiCloudの有償プランを利用していたユーザーは、新しく「iCloud+」がスタートした際、自動的にiCloud+にアップグレードされました。アップグレードの際に送られた通知メールが「iCloud+に追加料金なしでアップグレードされました」というものです。

不具合や警告のような連絡ではないため「iCloud+に追加料金なしでアップグレードされました」というメールが届いても、これまでどおりiCloudを利用できます。もちろん、iCloud+の新たな機能を使うこともできます。

まとめ

新しい「iCloud+」は、以前のiCloudサービスから料金が据え置きにもかかわらず、多くの新機能を使うことができます。

特に、ランダムなメールアドレスを生成できる「メールを非公開」は、便利に感じるユーザーも多いでしょう。

iPhoneユーザーのみならず、Apple製品を利用する方にはとても魅力的な新サービスです。安価で導入できるため、ぜひ利用してみてください。

関連ニュース

NEW

コンビニ業界に初導入!無人陳列ロボットは活躍するか

コンビニ業界に初導入!無人陳列ロボットは活躍するか 2020年夏頃から、一部コンビニで商品を自動で陳列できるロボットの導入が始まりました。 無人で買い物ができるコンビニの営業もごく一部ですが始まってい ...

続きを見る
ニュース 2021.12.03

Apple社のA15 Bionicとは?概要と性能を解説

  Apple社が9月15日に最新製品と製品に搭載されたA15 Bionicを発表しました。 発表によって、様々なメディアの注目を集めます。 詳しくは後述しますが、結論としては買い替えに値す ...

続きを見る
ニュース 2021.11.18

ピクミンと散歩ができる最新ARアプリ|ピクミンブルームの遊び方

Pikmin Bloom(ピクミンブルーム)はARを利用したスマートフォン向けアプリです。画面を通すことで現実にピクミンが存在するかのような感覚を体験できます。Niantic社と任天堂が共同開発してい ...

続きを見る
ニュース 2021.11.26

ポルシェが自動車とスマートホームの連携を狙う

ポルシェは、シュツットガルトに本拠を置くテクノロジー会社home-iXとパートナーシップを結ぶことを発表しました。 home-iXは、元ポルシェ従業員のMehmet ArzimanとHeiko Sch ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

サムスンとADTがスマートホームセキュリティ開発で新たなパートナーシップ締結

サムスンは2日、米国ホームセキュリティ最大手「ADT」とパートナーシップを新たに結んだことを発表。両社は、Samsung SmartThingsプラットフォームとADTの監視サービスを搭載した新しいセ ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

ヒルトンホテルが“スマートルーム”導入へ

9月26〜27日に開催された旅行業界の国際カンファレンス、Skift Global Forumにおいて、ヒルトンホテルのクリストファー・ナセッタCEOが、2018年中に「スマートルーム」を導入予定であ ...

続きを見る
ニュース 2019.03.18

Copyright© iedge , 2021 AllRights Reserved.