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2021.09.09
2021.09.09

「次世代型コンビニ」の実験店舗、ローソンとパナソニックによる新たな試み

記事ライター:iedge編集部

ローソンとパナソニックが共同し、次世代型コンビニが作られていることをご存知でしょうか?無人レジ等効率化を促す仕組みだけでなく、環境や健康にも配慮したコンビニが登場しています。今後もコンビニの進化に目が離せません。今回の記事ではローソンとパナソニックによる次世代コンビニについて解説します。

ローソンとパナソニックが次世代コンビニをオープン

ローソンは2014年2月6日、パナソニックと共同で開発した次世代コンビニエンスストアをオープンしました。「ローソンパナソニック前店」という名前で、大阪府守口市に店舗を設立しています。この次世代コンビニは「環境配慮」「ICT(情報通信技術)を活用した利便性の提供」「健康の提案」の3つを開発テーマにしている店舗です。具体的にどういった点が次世代なのかを以下で詳しく解説します。

環境配慮の取り組み

環境配慮への取り組みで行う項目のひとつは、まずエネルギーマネジメントです。エネルギーマネジメントとはそれぞれの施設でのエネルギー使用状況を把握し、そのうえで最適なエネルギー利用を目指す取り組みです。ローソンパナソニック前店では電力利用50%削減を目標としてエネルギーマネジメントが行われています。
次に、CO2冷媒採用の冷蔵ケースの設置です。CO2冷媒とはCO2を冷媒として用いて冷却することです。CO2冷媒を使えばオゾン破壊係数が0・地球温暖化係数が1と低く、地球温暖化に悪影響を及ぼしません。地球温暖化係数とは各ガスの温室効果の程度を数値として示したものです。CO2を基礎として何倍の温室効果があるかを示します。たとえば、冷媒に使用されるHFC R-410Aは地球温暖化係数が2090です。CO2冷媒の省エネ度合いがよくわかるでしょう。最後に、ローソンパナソニック前店ではオールLED照明が採用されています。そのおかげで電力を制御し省エネ効果が期待できます。

ICTを活用した利便性を提供

ICTに関する取り組みとしてローソン店内や店頭にサイネージを設置しています。そのため映像や音声で商品のプロモーション活動を行うことができます。超指向性スピーカーも合わせて活用しているため、モニター周囲のお客様に向けて直接音声案内が可能です。最新の画像処理を導入したカメラも設置されています。店内の品揃え等を効率的に行うことのできるよう、実験検証中です。ユーザーのプライバシーには配慮されているため、お客様に直接迷惑がかかることはありません。

健康の提案

ローソンパナソニック前店ではマッサージチェアや美容家電等が利用可能です。利用は有料ですが、コンビニで気軽にリフレッシュできます。またリラクゼーションコーナーでは、胃腸にいいと言われるアルカリイオン水を提供しています。リラクゼーションルーム利用料を支払うことで、アルカリイオン水を飲むことができます。店内では地域で採れた野菜やアレルゲンフリーの料理なども販売しており、健康や美容面での工夫も1つの魅力です。

「レジロボ」とRFID(電子タグ)の実験を開始

2016年12月12日からローソンパナソニック前店において「レジロボ」の実証実験を開始しました。レジロボは業界初の完全自動セルフレジ機です。レジロボとそれに伴って使われるRFID(電子タグ)について以下で解説します。

レジロボとは?

レジロボは店舗オペレーションを削減するレジです。商品をレジロボ専用のスマートバスケットに入れ、スマートバスケットを専用レジに設置するだけで自動的に清算と袋詰めが行われます。レジロボが導入されると、店員がバーコードのスキャンや袋詰めを行う手間が省けます。お客様の目線からもレジ待ちする時間が削減できる、双方にメリットがある仕組みです。

RFID(電子タグ)の実験も開始

レジロボを使用するために電子タグ「RFID」が必須です。レジロボ実験開始後の2017年2月からRFIDの実験も始まりました。RFIDは電波でタグのデータを読み取ります。電波の範囲内であれば複数のタグが読み取り可能です。また、距離が離れている場所や箱の中にあるタグも読み取りできるということで、読み取り時間の短縮化が見込まれます。RFIDタグは従来のバーコードと異なり汚れていても読み取りが可能です。レジロボだけでなく幅広い分野で活躍が期待される技術です。

中国で出店開始

ローソンとパナソニックは2021年4月中国の上海市に、省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店を出店しました。続けて2021年7月には、大連にローソン大連青泥窪橋旗艦(だいれんせいでいわきょうきかん)店もオープンしました。両店舗ともアフターコロナやSDGsを意識した最新の取り組みです。大連の店舗は上海の店舗と同様の取り組みに加えて新たな技術も用いられています。たとえば、専用のアプリで注文した商品が受け取ることのできるIoT非対面ロッカーを設置しています。また商品・広告等の情報を表示する、デジタルサイネージも新たな取り組みのひとつです。IoT非対面ロッカーとデジタルサイネージの設置は中国国内でも初めてということで、さまざまな業界から注目されています。

コンビニの進化から目が離せない

コンビニもどんどん便利になりました。単に買い物するだけの場所ではなくなっています。最新技術を駆使することで、環境への配慮や時間コストの削減、お客様目線での快適化等が図られています。2021年現在も新たな取り組みがはじまっており、今後も目が離せません。これからもコンビニの進化に注目です。

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