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BOSCHが開発したキッチン用パーソナルアシスタント「Mykie」!その実力は?

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AI技術の進歩はこれからのスマートホームに欠かせない!

IoT技術の進歩により家電も家具も車でさえも「スマート化」が進み、私たちの暮らしは大変便利なものになりつつあります。

エアコン、テレビ、照明、オーディオ、冷蔵庫、カメラ……あらゆるモノがプラットフォームを介してネットワークに繋がり、スマホやタブレットにダウンロードしたアプリ一つで、外出先からでも簡単に制御できるようになったのです。

数年前からしてみれば、これだけでも十分便利になったと感じる訳ですが、世界が目指す本当のスマートホームはもっともっと先を行く便利で豊かな暮らしです。

家電や家具などがネットワークに繋がってスマホ一つで制御できるようになったとしても、それがスマートホームの終着点ではなく、まだまだ通過点の一つに過ぎないという訳です。

本当のスマートホームを実現するためには、居住者の生活パターンや健康状態、趣味嗜好などを全て学習して、スマホを触らなくても家電や家具などが自動で稼働し、居住者が生活しやすい空間を創り出してくれるような技術が必要になるのです。

そして、それらを実現するために欠かせないのがAI(人工知能)です。

ちなみに、今回ご紹介するMykieを開発したBOSCHは、同社のプレスリリースにおいて、AIを研究するためのセンターの新設に2021年までに3億ユーロを投資すると発表しました。

*3億ユーロは1ユーロ134円換算で約400億円になります。

これだけの巨額投資を決めたBOSCHですから、AI技術の開発にかける本気度や、これからのスマートホームにおいてAIがどれだけ重要と感じているかが窺えます。

 

BOSCHが開発したAIロボット「Mykie」とは!?

そんなBOSCHは、世界最大規模の家電などの見本市であるCESやIFAにおいて、「Mykie(マイキー)」を発表しました。なおMykieとは通称で、正式名称は「My kitchen elf」と言います。

Mykieは特にキッチンにおいてユーザーをアシストしてくれるパーソナルアシスタントロボットですが、スマート家電と連携して音声で家電などをコントロールしてくれたり、ネットに接続して今日のニュースや天気なども教えてくれたりします。

キッチンで言えば、例えばカレーを作る時「にんじんとじゃがいもと玉ねぎを切って」「豚肉を軽く炒めてから切った野菜を入れて」「水を1リットル入れて中火で50分煮込んで」など、レシピに沿って音声で調理をサポートしてくれます。

背面にはプロジェクターユニットが搭載されていますので、白い壁などにレシピや包丁の使い方、野菜を切る際のサイズなどを写し出してくれるなど、実に様々な形で美味しい料理が完成するまでをサポートしてくれます。

ほかにも、冷蔵庫の中身を把握して残っている食材で作れる最適なレシピを提案してくれたり、買い忘れがないように自動で買い物リストを作成してくれたりもします。

さらに、家族の顔を認識するという機能も備えていて、例えばパパがコーヒーを飲みたい時、Mykieはコーヒーメーカーをコントロールしてパパ好みの淹れ方でコーヒーを作ってくれます。

いかがでしょうか?

まさに家族の一員のようなキッチンアシスタント(というよりもはやホームアシスタント)のMykieですが、実はまだコンセプトモデルとのことで、今後この技術がどのような製品に活かされて行くのかが注目を浴びそうです。

また、BOSCHはAI研究センターの設立でより高度なAI技術を開発し、Mykieに「家族との簡単な会話コミュニケーションを可能にするエージェント機能」を搭載することを目指しているようです。

 

優秀なパーソナルアシスタント「Mykie」、今後どう進化するのかが楽しみ!

今回はMykieに備えられたたくさんの機能と、今後のスマートホームには必要不可欠なAIの重要性について解説してきました。

BOSCHは「今後10年で、AI抜きで作られるBOSCH製品はなくなるだろう」と発表しています。それだけAI技術の開発に賭ける想いが強く、また必要性を感じているということにほかなりません。

今後の研究によってさらにAIの技術が高度化し、それを活かしたMykieが作られるとしたら、数年後にはいったいどのような性能を兼ね備えたMykieが登場するのでしょうか?

自動車部品や電動工具メーカーとして世界でも名高いBOSCHですが、今回ご紹介したようにAIの技術やスマートホーム関連IoTデバイスの開発においても、その中心になりつつあるような気がします。

BOSCHがどんなAI技術を開発するのか、そしてMykieの今後はどうなるのか、動きに目が離せなくなりそうです。