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探しモノを音や地図で知らせしてくれる「voila!(ヴォワラ!)」

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voila!(ヴォワラ!)とは

voilaはフランス語ですが、使用するシーンによっていくつかの意味がある言葉です。今回ご紹介する「voila!」に関しては「ほら!ここだよ!」というニュアンスで捉えていただければしっくりくると思います。

voila!(ヴォワラ!)を開発したのはフランス・パリに本社を構えるWistiki(ウィスティキ)社で、主に「モノ探しをサポートするスマートアクセサリー」等を開発している企業です。同商品の日本国内での販売は株式会社美貴本が行っています。

フランス製のIoTデバイスはデザイン性が高いことで有名ですが、今回もフランスが誇る世界的なクリエイター、フィリップ・スタルク氏によるデザインということもあって、voila!(ヴォワラ!)はスタイリッシュで洗練された外観に仕上がっています。

*サイズなど

縦62mm×横23mm×厚さ6mmというスティックタイプの小型アクセサリーで、重さもわずか11g、電池交換不要のCR2032を使用しています。

*耐荷重

小型ながらリング等を通したぶら下げ時の耐荷重が13kg、踏みつけ時の耐荷重が50kgと剛性に優れているのも特徴の一つです。

*使用方法

スマホにWISTIKI BY STARCKアプリをインストールすればvoila!(ヴォワラ!)本体とBluetooth経由で連携することができます。

そのほか、voila!(ヴォワラ!)のより詳しい情報についてはこちらの公式サイトに掲載されていますのでチェックしてみてください(価格は5,980円です)。
voila!

 

voila!(ヴォワラ!)は色々なモノに使えるスグレモノ

voila! (ヴォワラ!)は探しモノを音や地図上に表示することでどこにあるか知らせてくれます。また、逆にvoila!からスマホを呼び出すこともできるという点も大きな特徴の一つです。

*なお、本体にはGPSを搭載していませんので、地図上に表示されるのは「最後に通信した位置」となります。

ほかにも、探しモノと自分とのおおよその距離がわかる「距離センサー」、離れすぎると教えてくれる「忘れモノ防止アラート」、逆に探しモノが近づくと教えてくれる「近づきアラート」など、嬉しい機能が満載です。

さらに、1つのvoila!(ヴォワラ!)の情報を複数ユーザーで共有することも可能ですので、お父さんの探しモノをお母さんが見つけて届けるといったことができます。

具体的にどんな場面で役に立つのか、いくつか例をご紹介します。

まずは「鍵」です。

家の鍵や自転車の鍵などの小物は、特に失くしやすいモノの代表です。

家の中のいつもの場所に置いておいたと思ったら無意識に別の場所に置いてしまっていて、いざ出かける時間になった時に「あれ?ない!」と慌てて探した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

運良くすぐに見つかれば良いのですが、本人が別の場所に置いたことを意識していないため、探し出すには時間がかかってしまうことがほとんどです。特に一分一秒を争う出勤前などはその日のリズムが狂ってしまいかねません。

そんな時でもvoila!(ヴォワラ!)を付けていれば音で知らせてくれますので、どこにあるか簡単に見つけることができます。

鍵と同じく失くしやすいモノと言えば「スマホ」も挙げられます。

voila!(ヴォワラ!)には本体から逆にスマホを呼び出せる機能が搭載されていますので、寝ている間にベッドの下に落としてしまったスマホや、お手洗いなどに置きっ放しにしてしまったスマホなども簡単に見つけ出すことができます。

さらに、voila!(ヴォワラ!)はペットの首輪に取り付けることもできます。

室内で飼っているネコが、玄関が開いた一瞬の隙を狙って外に逃げ出し、そのまま数日間帰ってこなかったという経験、ありませんか?

道路に飛び出して車に轢かれていないか?
他のノラ猫などにいじめられていないか?
家が分からなくなって迷ってるんじゃないか?
“ネコは死に際に姿を消す”というけれど、まさか……

など、様々な憶測が頭をよぎり、無事に戻ってくるまでは気が気ではありません。

そんな時でもvoila!(ヴォワラ!)を付けていれば音で知らせてくれますし、距離センサーでどの程度離れた場所にいるのか、地図上で最後に通信した位置はどこかなどを確認できます。

 

これからの進化に期待したい

探しモノがどこにあるか教えてくれるvoila!(ヴォワラ!)は、魅力がたくさん詰まったスマートアクセサリーですが、まだまだ進化してほしいポイントもあります。

例えば通信範囲です。

Bluetoothによる接続になりますので、通信可能な範囲は限られています。電車内に置き忘れたスマホが移動してしまったら通信することができなくなってしまいます。

また、Wi-Fi通信やGPSの搭載も待たれます。

遠くに落とし物をしてしまった場合、その落とし物の近くを別のユーザー(WISTIKI BY STARCKアプリをインストールしているユーザー)が通ると、匿名で持ち主に位置情報が更新されるという機能もあります。

ただしこれにはその落とし物の近くを通る別のユーザーがアプリを立ち上げていなければなりませんし、そもそもユーザーが日本国中にないと機能しません。

より使いやすくなるためには、こうした機能の強化や日本での普及が必須と言えるのではないでしょうか。

とはいえ、鍵やスマホ、ペットに定期ケースなど失くしやすい様々なモノに使えることに変わりはありません。

voila!(ヴォワラ!)のこれからの進化に期待しつつ、試しに使ってみるのも良いかもしれません。