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【2021年最新版】Fire TVとAmazon Echo(アレクサ)を連携して音声操作する方法

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Fire TVとは?

画像引用元:https://www.amazon.co.jp/Amazon-LDC9WZ-Fire-TV-%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%80%81%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E8%AA%8D%E8%AD%98%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E4%BB%98%E5%B1%9E/dp/B06XTXMCHR

まずは、Fire TVというのはどのようなものなの見ていきましょう。

Fire TVとは、簡単にいえば超小型のコンピューターです。現在は4K第1世代とCube第2世代の製品がAmazonから販売されていて、Fire OSというオペレーティングシステムが内蔵されています。

同じくAmazonから販売されているAmazon Echo(アレクサ)と比べると、このOSが内蔵されているという点が異なっています。そのため、Fire TVを使えばAmazon Echo(アレクサ)だけでは出来なかったようなことも可能になります。

例えば、インターネットに接続して動画サイトの動画を観たり、ゲームをして遊ぶといった楽しみ方ができます。また、Amazon Echo(アレクサ)と連携させれば、天気予報などのコンテンツをテレビ画面に表示させることもできます。

この後ご紹介するように、Fire TVはAmazon Echo(アレクサ)との連携が可能です。

Fire TV自体にも音声入力の機能が備わっているのですが、Amazon Echo(アレクサ)と連携すれば、テレビを音声入力だけでコントロールすることが可能になります。

Fire TVの使い方は簡単で、テレビのHDMI端子に入力するだけで、すぐに使用することができます。パソコンの画面では動画やゲームの迫力がイマイチだと考えている場合には、大画面のテレビとFire TVをつないでそれらを楽しむという方法があるわけです。

大きさもスティックタイプのものであれば、USBメモリほどの大きさで、場所も取らずに使用することができます。また、最後の節でご説明するように、Fire TVにはAmazon Echo(アレクサ)を内蔵したFire TV Cubeという製品もあり、こちらはだいたい8cm角くらいの大きさになっています。

 

Fire TV単体でも音声操作が可能

Fire TV(※)には「Fire TV Stick」「Fire TV Cube」といった種類があります。まずは、そのうちFire TV Stickについて、Amazon Echoなどのアレクサ端末を使わずに音声操作する方法を解説します。

※在庫の販売は継続されていますが、すでに「Fire TV」は生産終了し、後継機として「Fire TV Stick 4K」が発売されました(2020年12月現在の情報です)。

Fire TVは、動画や音楽の再生などを音声操作、もしくは付属のリモコンを使ってボタン操作できるデバイスです。Fire TVのリモコンに付いているマイクマークボタンを押している間、音声操作ができる仕組みです。

音声操作は早送りや巻き戻し、一時停止などリモコンのボタンを探さずに操作できるので便利です。また、リモコン操作では面倒な、番組の検索も音声操作可能となっています。Fire TVの音声操作は、リモコンのマイクマークボタン押したまま、下記のように話しかけて行います。

・テレビ番組や映画の再生「Fire TVで映画名を再生して」
・テレビ番組や映画ジャンルの検索「Fire TVでジャンル名を探して」
・再生「再生して」
・一時的「一時停止して」
・再開「再開して」
・巻き戻し「5分巻き戻して」
・早送り「5分早送りして」
・最初から再生「最初から見せて」
・次のエピソードを再生「次のエピソードを見せて」

 

Fire TVはAmazon Echo(アレクサ)と連携して音声操作可能

Fire TVをAmazon Echoなどのアレクサ端末と連携させれば、アレクサを通じて音声操作が可能になります。Fire TV単体ではマイクマークのボタンを押しながら話しかける必要がありましたが、Amazon Echoと連携すれば「アレクサ、◯◯を再生して」といった音声操作ができるようになります。

Fire TVとAmazon Echoを連携したときでも、Fire TV単体で使用する音声操作とコマンドは同じです。Amazon Echoは「アレクサ」と話しかけると反応するので、「アレクサ、Fire TVで映画を再生して」「アレクサ、5分巻き戻して」のように、アレクサと言ってから音声操作します。

※Amazon Echoにはアレクサ以外のウェイクワードを設定することもできますが、ここでは初期設定のアレクサで解説しています。

Amazon Echoに、Fire TVとスマートリモコンを連携させておくとより便利です。たとえば、帰宅してテレビの電源がオフになっていても「アレクサ、映画を再生して」「アレクサ、You Tubeを開いて」「アレクサ、◯◯のライブ映像を再生して」などと話しかけるだけで、アレクサがテレビをオンにし、Fire TVを起動して動画や音楽を再生してくれます。

 

 

Fire TVとAmazon Echo(アレクサ)の連携方法

AmazonアカウントにFire TV端末が1つしか登録されていない場合、アレクサが自動的にリンク処理を済ませてくれます。ペアリングを完了させるには、「アレクサ、Fire TVで映画を再生して」のように「Fire TV」を含む操作を要求するか、アレクサに「Fire TVをアレクサ端末に含めて」と伝えるだけでOKです。

2台以上のFire TVを持っている場合、アレクサアプリで任意のFire TVを選んでペアリングする必要があります。事前に、Amazon EchoとFire TVが、同じAmazonアカウントに登録されていることを確認しましょう。

1 スマートフォンがWi-Fiに接続されているのを確認
2 スマートフォンで「Alexa(アレクサ)アプリ」をインストール
3 スマートフォンのホーム画面から「Alexa(アレクサ)アプリ」をタップ
4 ログイン画面になるのでAmazonアカウント情報を入力してログイン
5 自動的にAmazon Echoと連携される
6 メニューから「設定」をタップ
7 「テレビ・ビデオ」の中にある「Fire TV」を選択
8 Fire TVを操作する端末として「Amazon Echo」を選択
9 連携完了

これで「Alexa(アレクサ)、◯◯」と話しかけるだけで動画や音楽などが音声操作できるようになります。一度リンクしたFire TVは、アレクサアプリでいつでも表示・管理できるようになります。なお、Amazon Echo1台につき、1台のFire TVと連携できます。2台以上Fire TV端末を持っていて、すべてAmazon Echoと連携したい場合は、Fire TVの台数分Amazon Echoが必要になります。

逆に、Amazon EchoやEcho DotなどのAlexa(アレクサ)端末を複数持っている場合、1台のFire TVにそれらのアレクサ端末をリンクさせることができます。ただし、Fire TVをコントロールできるのは一度に一台のアレクサ端末のみとなるため、ご注意ください。

 

連携が上手くいかない場合の対処法

Fire TVとAmazon Echoが上手く連携できない場合は、それぞれの機器が正常にWi-Fi接続されているか確認しましょう。Fire TV、Amazon Echoともに同じネットワーク内でインターネット接続が必要な機器なので、どちらか片方でもWi-Fi接続が上手くいかないと連携できません。

また、Fire TVとAmazon Echoのソフトウェアが最新バージョンになっているか確認しましょう。古いバージョンのソフトウェアだと連携に対応していない場合があります。

通常、Fire TVは自動でソフトウェアアップデートを行いますが、インターネット接続が不安定だと自動アップデートが行われないこともあるため注意が必要です。ソフトウェアのバージョン確認、アップデートは下記の手順で行えます。

1 Fire TVのリモコンを操作でFire TVのメニューを開く
2 メニュー画面から「設定」を開く
3 「My Fire TV」を開く
4 「バージョン番号」を開く
5 「ソフトウェアバージョン」に現在のソフトウェアバージョンが表示される
6 「アップデートをチェック」を選択すると最新バージョンのソフトウェアがインストールされる

Amazon EchoもFire TVと同じく、基本的には自動でソフトウェアアップデートが行われます。手動でソフトウェアバージョンをアップデートするには、「Alexa(アレクサ)、ソフトのアップデートを確認して」とAmazon Echoに話しかけます。

ソフトウェアがインストール可能な場合、Amazon Echoの上部に付いているライトリングが青く点灯します。アップデートに15分ほどかかる場合があるため、その間は操作しないようにしましょう。

Amazon Echoのソフトウェアバージョンを確認するには下記の手順でスマートフォンの「Alexa(アレクサ)アプリ」から行います。アップデートエラーが起きないよう、アップデート中はAmazon Echoに話しかけないようにしましょう。

1 スマートフォンで「Alexa(アレクサ)アプリ」をタップ
2 メニューから「設定」をタップ
3 アップデートする「Amazon Echo」端末をタップ
4 「アカウント」の項目にある「デバイスソフトウェアバージョン」をタップ
5 ソフトウェアのバージョンが表示される

 

Amazon Echo(アレクサ)でコントロールできるFire TVの基本的な機能

Amazon EchoなどのAlexa(アレクサ)端末からコントロールできる、Fire TV(Fire TV Stickの場合)の機能は次のようになっています。

プライムビデオの映画・TV番組の再生

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(タイトル)の◯◯(動画・映画・TV番組)を見せて」

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(タイトル)の◯◯(動画・映画・TV番組)を再生して」

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(ジャンル)◯◯(動画・映画・TV番組)を再生して」

映画やTV番組を検索する

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(映画・TV番組)を探して」

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(タイトル)の◯◯(動画・映画・TV番組)を検索して」

「Alexa(アレクサ)、Fire TVで◯◯(ジャンル)◯◯(動画・映画・TV番組)を検索して」

再生をコントロールする

再生/一時停止/止めて/再開/(分)戻して/(分)早送りして/(分)戻って/(分)進んで/次(次のエピソード)・最初から見せて

このほか、「Alexa(アレクサ)、ホームに戻って」でFire TVのホーム画面に戻ることもできます。また「Alexa(アレクサ)、You Tubeを開いて」など、Fire TVに追加したアプリを開いたり検索したり、再生したりすることもできます。

Fire TVをより便利に使うなら、Amazon Echoなどのアレクサ端末との連携は、ぜひおすすめです。

 

Fire TVとAmazon Echo(アレクサ)の連携でVOD環境が劇的に変化

Fire TVのすごいところは、多くのVOD(ビデオ・オン・デマンド)やYouTubeなどの動画コンテンツを視聴できるという点です。

Fire TVとAmazon Echo(アレクサ)を連携させた場合、こうした環境はどう変化するのでしょうか。

一番のポイントとなるのは、こうしたVODやYouTubeなどのコンテンツを完全ハンズフリーで操作できるという点にあります。

Fire TVのみでは、リモコンについているマイクボタンを押している間しか音声操作を受け付けません。しかし、あらかじめAmazon Echo(アレクサ)と連携させておけば、ボタン操作なしで動画を視聴したり、検索したりすることができます。

また、Fire TVには内部ストレージが用意されているため、動画を録画することも可能です。

あらかじめアプリをインストールしておけばコンテンツを開くのもラクラク

現在、Fire TVで視聴できるVODコンテンツとしては、Prime VideoやNetflix、Huluといったサービスがあります。Fire TVはYouTubeの他、ほとんどの動画サイトに対応しており、あらかじめこれらを視聴できるアプリがインストールされています。

例えば、AmazonのPrime Videoを視聴したい場合には、「プライムビデオを開いて」とアレクサに話しかければOKです。

その他にも、

「アレクサ、NetFlixを開いて」
「アレクサ、Huluを開いて」
「アレクサ、U-Nextを開いて」
「アレクサ、YouTubeを開いて」
「アレクサ、Abemaを開いて」
「アレクサ、dアニメストアを開いて」

などと話しかけることで、テレビ画面にそれぞれのVODサービスの初期画面が表示されます。

作品名で問いかければ視聴できるコンテンツを教えてくれる!

動画サイトはそれぞれのサイトによって視聴できるコンテンツに違いがあります。こうした場合には、作品名を話しかけるだけでも、その動画が見られるサイトをFire TVが自動で検索してくれます。

例えば、

「アレクサ、鬼滅の刃」
「アレクサ、ハリーポター」
「アレクサ、美女と野獣」

といった作品名を口にすると、その動画が視聴できるサイトが分かります。

また、あらかじめ視聴できるサイトが分かっている場合には、VODのサービス名と合わせて指示を出すこともできます。

一例を挙げれば、

「アレクサ、NetFlixで『スーパーフライ』を開いて」「アレクサ、Huleで『架空OL日記』を開いて」
「アレクサ、Abemaで『ハイキュー!!』を開いて」

といった感じになります。

中には有料動画もあるので要注意

ただし、動画作品の多くは複数のVODサイトで視聴できるため、検索に見つかったVODだけでなく、他のVODサイトでも観られる可能性があります。一番良いのは、普段自分が利用しているVODサイトで動画を視聴することですが、中には課金される金額が異なっている作品もあるので注意しましょう。

Amazon Echoと連携させればテレビ本体の調整もハンズフリーで可能に!

また、Amazon Echo(アレクサ)と連携させておけば、テレビのオン・オフや、音量調節などの機能もハンズフリーで利用することができます。

「アレクサ、テレビをつけて」
「アレクサ、テレビを消して」
「アレクサ、音量を上げて」
「アレクサ、音量を下げて」

といった言葉をAmazon Echo(アレクサ)に話しかけるだけで、それらの命令を実行してくれるわけです。

ただし、一部のテレビでは音量調節を音声で制御できないものもあるので、気を付けてください。

 

Amazon EchoがなくてもAlexa(アレクサ)で音声操作できるFire TV Cube

冒頭でも少し触れましたが、Fire TVには「Fire TV Stick」と「Fire TV Cube」があります。ここまで解説してきたのはFire TV Stickで、Alexa(アレクサ)を使って音声操作するためには、Amazon EchoなどのAlexa(アレクサ)端末が必要でした。

ところが、最後に紹介するFire TV Cubeは、Amazon EchoなどのAlexa(アレクサ)端末がなくても「Alexa(アレクサ)、〜」でFire TVを音声操作できるという、話題のデバイスです。

Fire TV史上もっともパワフルと言われるFire TV Cubeはスピーカーを内蔵しており、デバイス自体がアレクサに対応しています。

Amazon Echoなどアレクサ端末と連携させたときと同じように、Fire TV Cubeに向かって「Alexa(アレクサ)、アクション映画を探して」「Alexa(アレクサ)、30秒巻き戻して」「Alexa(アレクサ)、You Tubeで◯◯の動画を探して」といった操作が可能です。

加えて、テレビの電源がオフのときでも「Alexa(アレクサ)、今日の天気は?」「Alexa(アレクサ)、ニュースを教えて」といったように、Amazon Echoのアレクサと同じような機能が使えます。リモコンも付属しているので、Alexa(アレクサ)ではなくリモコン操作も可能です。

もちろん、Amazon EchoのAlexa(アレクサ)のように赤外線やクラウド、HDMI-CECを介してさまざまなデバイスをコントロールできます。たとえば「Alexa(アレクサ)、ルンバで掃除をして」など家電をコントロールすることも可能です。

Amazon EchoとFire TVが一体になったFire TV Cubeなら、別々に購入する必要がないのでコスパもよく、管理が楽なのもうれしいですよね。

Amazon Echoを持っていない方で、これからFire TVを購入しようとしている方は、ぜひFire TV Cubeを検討してみてはいかがでしょうか?