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2020年に本格運用開始予定!第5世代通信システム「5G」とIoTの関係とは?

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次世代の通信規格「5G」とは?

2010年のクリスマスイブのことを覚えているだろうか? 日本で4G通信(LTE)が実用化された日だ。

当時、日本で先陣を切ったのはドコモの「Xi(クロッシィ)」だった。面積カバー率こそ低かったものの大都市圏を中心に通信網が整備され、当時すぐに飛びついたという人は少なくないだろう。

筆者も、その一人だった。驚いたのは電子書籍だ。これまで、雑誌であれば1ページ毎に十数秒は待たされていたので自宅のWi-Fiで端末にダウンロードして出先で読むのが普通だった。

が、LTE回線では「現実の雑誌のページをめくる」のとほぼ同様のタイムラグで次ページが読み込まれる。そこには、たしかに手に取れる「未来」があった。

そんな4G回線にすっかり慣れきった我々だが、次の驚きは2年後に訪れる。それが、5G(第5世代移動体通信規格)である。技術的に詳しい解説は割愛するが、4Gが「高速通信」を謳っていたのに対し、5Gでは「高速大容量・低遅延・多接続」が謳い文句である。

要するに、回線が太いので大容量の通信を大量に捌けるし、遅延も少なく、一度に多くの接続をまかなえるというわけである。

恩恵として分かりやすいのはやはり、「高速大容量」だろう。平均して10Gbps〜20Gbpsの下り通信速度が出ると言われる5G通信では、映画1本程度であれば数秒でダウンロードが可能ということになる。

4Gでは「リアルの雑誌と同じ速度のダウンロード」を実感したが、5Gでは「経験したことのない速度」を楽しむことが出来るだろう。

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5GとIoTの関係

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