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日本で最初に販売が開始されたスマートスピーカーClova WAVEは現代人向け?

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Clova WAVEとは?

今回ご紹介するClova WAVEはLINE株式会社が販売を手がけるスマートスピーカーで、Google HOMEやAmazon Echoの影に隠れがちですが、実は日本で最初に販売が開始されたスマートスピーカーでもあります。

円錐形で幅86.25mm、奥行き201.05mm、高さ139.84mm、重さ998gと存在感たっぷりのClova WAVEですが、LINEが独自に開発したAI(人工知能)アシスタント「Clova(クローバー)」が搭載されていて、ユーザーは音声コマンドでClova WAVEにさまざまなアクションを実行させることができます。

具体的には、Clova WAVEに「Clova、~」と話しかけるだけで、今日の天気や現在時刻の確認、占いやGoogleカレンダーに登録した予定の読み上げ、radikoと連携してのラジオ再生、LINEニュースの見出しの読み上げ、アラームやタイマー設定などができるのです。

忙しい朝、スマホを開いたりテレビを観たりして時間を取られることもなく、Clova WAVEに話しかけるだけで知りたい情報だけをピンポイントで知ることができるのは非常に助かります。

Clova WAVEは他のスマートスピーカーと違って赤外線機能を搭載し、テレビやエアコン、照明にオーディオなど赤外線リモコンを使用する家電を音声コマンドで操作できるようになります(ただし対応機器は限られています)。

また、Clova WAVEとGoogle HOMEやAmazon Echoとの違いは、赤外線機能を搭載している以外に、5,000mAh/3.8Vのバッテリーを内蔵しているという点があります。

電源に接続していない状態でも使用できるため、Clova WAVEを部屋の好きな場所に移動させて使うことができるのです。音楽再生なら3時間程度、待機状態でも5時間程度は利用できます。

そのほか、Clova WAVEは音質にもこだわっていて、20Wのウーファーと2つのツイーターが重厚で広がりのある豊かなサウンドを再現してくれます。LINE MUSICに登録していれば約4,000万曲の中から好きな音楽を楽しむことができます。

このように、便利な機能が満載のClova WAVE、体験版の段階からどんどん機能が追加されていますので今後も非常に楽しみなデバイスですが、いちばんの強みは別のところにあります。

 

Clova WAVEの強みは何と言ってもLINE

Clova WAVEはLINEが開発したこともあり、他のスマートスピーカーとの大きな違いは、何と言ってもアプリを開かずにLINEを送信できるという点ではないでしょうか。

ユーザー「Clova、お母さんにLINEして」
Clova WAVE「メッセージをどうぞ」
ユーザー「今日の晩ごはんはカレーがいい」
Clova WAVE「今日の晩ごはんはカレーがいい、と送信しますか」
ユーザー「うん」
Clova WAVE「送信しました」

という流れで送信することができます。

返信が来た時も読み上げてくれますので、Clova WAVEがあれば、何かをしながらハンズフリーでLINEのやり取りができてしまうという訳です。

友達とのやり取りはもちろん、今や重要なライフラインの一つとも言えるほど普及しているLINEですから、一日の中でLINEの送受信に意外と時間を費やしてしまうという方も多いのではないでしょうか。

そんな時、Clova WAVEがあれば、家事をしながら、PCで作業をしながらでも同時にLINEを送れますので、時短に繋がっていくかもしれません。

 

Clova WAVEはLINEを多用する現代人に向いている?

今回はLINEが販売を手がけるスマートスピーカー、Clova WAVEをご紹介してきました。

今のところ、Clova WAVEにはGoogle HOMEなどのように、ユーザーを声で認識する機能は搭載されていないようですが、今後実装されていくとのことですので、こちらも楽しみです。

現在の価格は税込14,000円、Clova WAVE購入ページから簡単に注文することができます。

最後にひとつ、今回ご紹介してきたさまざまな機能もさることながら、Clova WAVEには “会話を継続できる機能”があります。

「今日は寒いね」などと話しかけ、Clova WAVEが返事をした後はLEDが緑色に光り、待機状態になります。つまり、続けて会話するためにスタンバイしてくれているという訳です。

Google HOMEやAmazon Echoが秘書的なアシスタントとすると、Clova WAVEは会話を継続できる家族や友達的なアシスタントと言えるでしょう。日常的にLINEを多用する現代人にも、向いているデバイスではないでしょうか。