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人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

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多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」

JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。

その後、2014年にIndiegogoのクラウドファンディングにより370万ドル(約4.5億円)を調達し、大プロジェクトへと発展しました。

1台あたりの生産コストは驚くほど安価で、先出のPepperと比較してみます。

Pepper:約100万円

JIBO:749ドル(約91,000円)

なんと、JIBO はPepper と比べて10分の1以下の金額なのです。

その理由は本体構成の違いにあります。

Pepperは手足があるヒューマノイド型のロボットです。そのため、複雑な構造の手足の指を製作するために、多くの資金を要したわけです。

一方、JIBOは手足のない2頭身のキャラクターです。顔も丸の中心に目が1つあるだけで、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる”目玉のオヤジ”をさらに可愛くしたような、ユーモアのあるシンプルなルックスをしています。

では、このJIBOにはどのような機能があるのでしょうか?

 

一家のマスコットになる可能性を秘めたJIBO

JIBOの公式サイトによると、JIBOの機能は以下のようです。

 

See(見る):2つのカメラによる顔認識、写真撮影、ビデオ通話が可能

Hear(聞く):360度対応のマイクロフォンで、自然な言語処理が可能

Speak(話す):ハンズフリースピーカーで予定やメッセージを通知

Learn(学習):人工知能によって、持ち主の好みを学習

Help(お手伝い):秘書のように、持ち主の仕事を手助け

Relate(理解):持ち主の感情をより自然に理解

 

さらに,もう一つ付け加えたい項目があります。それは、JIBO自身にHeart(感情)があることです。

丸い顔の中にある目が、上手に喜怒哀楽の感情を表現するのです。ここまでいくと、もはや人間と同じのように思えてしまいます。

価格も1台50,000円ほどで販売予定なので、近い未来、あなたの家にも「JIBO」が新たな家族としてやってくる日が来るかもしれません。

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JIBOの仕様・リリースは?

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