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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.06.11
2019.12.04

「ショートカット機能」を有効に使い「Google Home」の可能性をさらに広げよう

2017年は「スマートスピーカー元年」と言われ、日本でも「Google Home」、「Amazon Echo」、「Clova WAVE」(LINE)が登場しました。その中でも話題を呼んでいるのが、Googleが開発した「Google Home」です。
今回は、「Google Home」における「ショートカット機能」の役割と、その有効な使い方をご紹介します。

記事ライター:iedge編集部

Google Homeへの指令を省略する「ショートカット機能」とは?

米国の調査会社CanalysやStrategy Analyticsの調査結果では、2018年時点での世界市場におけるシェアのトップを「Amazon Echo」に譲っていますが、GoogleとAmazonの2社で世界市場の約7割を占めています。また、日本において、各製品の比較サイトなどでは「Google Home」の評判はいいようです。

スマートスピーカーは、「音声」によって機能するため、キーボードやボタンなどがありません。その代わり、便利な「ショートカット機能」を有しています。

「ショートカット機能」とは、パソコンなどにも搭載されていますが、最小限のキー操作で作業命令を出すことです。パソコン画面には「ショートカット機能」のアイコンが、よくでているのでお分かりの方も多いでしょう。

そして、前述したようにスマートスピーカーは手で操作せず、音声で指令を出すため、その指令を処理、分析し、実行していかなければなりません。この場合、「ショートカット機能」は簡単に言うと、この複雑な処理を省略し、素早く実行する機能なのです。

「Google Home」の公式HPによると、これまで「ショートカット機能」と呼ばれていたものを、さらに機能アップさせました。しかし、その機能を利用するためには「カスタム ルーティン」を作成する必要があります。

「カスタム ルーティン」の「ルーティン」とは同じことの繰り返しを意味します。また、「カスタム」とは自分用に作り替えることです。つまり、「カスタム ルーティン」とは、そのスマートスピーカーの使用者が、自分にとって使いやすいようにショートカットを設定することです。

以下で「Google Home」の公式HP(https://support.google.com/googlehome/answer/7029585#custom_routine)より抜粋した「カスタム ルーティン」の作成法について説明します。

1.まず、モバイル端末またはタブレットがGoogle Homeデバイスと同じWi-Fiに接続されていることを確認。

2.Google Homeアプリを開く。

3.ホーム画面の右下にあるアカウントをタップ。

4.表示されているGoogleアカウントが、Google Homeにリンク済みのアカウントであることを確認。

5.設定アイコン →[アシスタント]タブ→[ルーティン]→add_routineをタップ。

6.[タイミング]で[コマンドを追加]→add_routineをタップ→対象のルーティンをトリガーする際に使用するフレーズを入力→[OK]をタップ。そして「戻る」をタップ。

7.[アシスタントによる操作]で[操作を追加]をタップ→アシスタントにしてもらいたい操作を入力。Googleアシスタントのコマンドを入力するか、よく利用する操作から選択→ [追加]をタップ。

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Googleアシスタントに話しかけるだけ

 

話しかけるだけで様々な作業を行う「Googleアシスタント」がすごい

以上のような「カスタム ルーティン」=「ショートカット機能」を設定すると、Google Homeに向かって、一つの行為を話しかけるだけで、「Googleアシスタント」が複数の作業を行ってくれるのです。

Googleアシスタントとは、Googleが開発したAIアシスタントのことです。このGoogleアシスタントのおかげで、デバイスに話かけるだけで、音楽再生などのエンターテインメントを楽しんだり、情報収集、予定やスケジュールの管理をしたりすることができるわけです。

また、Google Home以外でも、Androidスマートフォン、iPhone、Androidタブレット、ChromeOSタブレット、ChromeOSパソコンなどにも対応しており、これらのデバイスでも同じように音声でいろんなことができます。

Google アシスタントで使用できる言語は、Android搭載のスマートフォンとタブレットでは、日本語、中国語、デンマーク語、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、インドネシア語、イタリア語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語となっています。Googleは、その他の言語にも順次対応していく予定であるとしています。

 

「Google Home」の値段は?今後はもっと下がる可能性も

今回は「Google Home」の「ショートカット機能」について、ご紹介しました。

これからの時代は、スマートスピーカーをはじめ、スマートウォッチ、スマートホームなど、話しかけることによって操作するデバイスやアプリが主流となっていくでしょう。

今回、紹介したGoogleの「Google Home」は15,120円、その小型版である「Google Home Mini」は6,480円で購入できます。少し高いようにも思えますが、これは公式の価格であり、量販店や通販サイトによっては、もう少し安く手に入ると場合もあります。

また、今後、世の中に浸透し、生産数が増えてくると、自ずと価格も安くなってくるでしょう。さらに、機能の面でも、AmazonやLINEでは画面付きのモデルを出しており、いずれ「Google Home」も追従し、さらに機能アップさせていくことになるでしょう。

「Google Home」や、それを上手く操作する「ショートカット機能」を活用することによって、われわれの生活が大きく変わることは間違い

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