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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.05.08
2019.12.18

フィンテック(FinTech)とは?身近なニュースやサービスの分類について

記事ライター:iedge編集部

近年、”フィンテック”という単語をよく耳にするようになりましたね。

フィンテックによりさまざまな形態で金融サービスが提供されるようになり、ユーザーにもその恩恵が広がっています。またフィンテックは金融以外のサービスにも活用されているのはご存知でしょうか?

今回はフィンテックとは何か?そして身近な事例やフィンテック企業、ニュースから考察する今後のフィンテックの動向など、幅広い視点からフィンテックを解説していきます。

▼この記事でわかる!

  • フィンテックの「意味」
  • 身近にあるフィンテックの事例
  • フィンテックは金融だけにとどまらない?

 

 

フィンテックの意味とは?簡単に説明

FINTECHとう文字をなぞる男性

フィンテックとは「FinTech」と書き、Fiance(金融)×Technology(ICT(情報通信技術))を組み合わせた造語です。

フィンテックの先駆けともいえるのが1998年に創業した「PayPal」。PayPalではメールアドレス経由で送金など、ネットを介した口座の操作が可能で、まさに金融とITが融合したサービスでした。

フィンテックという言葉自体の初出は定かではありません。しかしアメリカの商業誌が「Fintech 100」というタイトルで「注目のフィンテック企業を100つ選んで紹介する」という特集を組んだりし始めたときからフィンテックという単語は使われています。

ちなみにこのときのフィンテックは「金融とICT技術を融合させてサービスとして提供する企業」という意味合いでした。

そして2008年の「リーマンショック」など、大手金融機関の不祥事による金融機関に対する不信感が投資家の間で浸透。金融機関に反発した層がフィンテックを利用した技術を提供するサービスを次々と創業しました。

日本でもフィンテックの動きは広まり、2014年ごろからフィンテックという言葉がどんどんメディアでも使われ始めました。そして今では国内のさまざまなサービスにフィンテックが利用されている事例が増えています。

フィンテックサービスが次々と登場したことにより、ユーザーが今までより便利に、そして素早くお金を使える時代が到来。その動きは「disruptive(破壊的)」という言葉が使われるほど、既存の金融業界に大きな影響を与えています。そして最近では、フィンテックは企業だけでなく、「金融とICTを組み合わせたあらゆる技術」も内包した単語として使われています。

身近なフィンテックの事例

タブレットに書かれたFINTECHの文字

ここからは、身近なフィンテックの事例を紹介していきたいと思います。

銀行

BANKINGと書かれた画面

銀行では「楽天銀行」や「ジャパンネット銀行」など、いわゆる「店舗を持たない」デジタルバンキングサービスが続々と登場しています。

店舗を持たない分人件費などがかからないので、その分を利息の高さやキャンペーンなどでユーザーに還元してくれるのが何よりメリットです。また、口座開設時に面倒な手続きがいらず、サッと口座開設できるのもよいところです。

モバイル決済

大きなタッチパネル型のディスプレイを操作する男性

モバイル決済は、スマホで料金支払いを済ませられるサービスです。

普段使っているスマホだけでサッと支払いを済ませられ、現金やクレジットカードより便利な決済方法です。

導入時のコストや手数料が少なくて済むので、店舗側でも規模を問わず導入が進んでいるサービスでもあります。最近では「PayPay」など、モバイル決済でも新しいサービスが今後続々登場予定。注目のフィンテックとなっています。

経理サービス

紙に書かれたデータを読む男性

経理関係も今やノートなどアナログな方法ではなく、ソフトウェアやウェブブラウザー経由で帳簿を付ける時代。同じ内容は自動処理化するなど、余計な作業の手間がアナログでの経理処理より減少するのがメリットです。

ウェブブラウザー経由など、いわゆるクラウドサービスタイプの経理サービスはコストがかからないので、個人事業主や中小企業でも導入しやすいのが特徴です。

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フィンテック企業の分類・今後

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