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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.02.18
2019.12.04

ホームIoTを快適にするために「orbi」でメッシュネットワークを導入してみた(後編)

記事ライター:Yuta Tsukaoka

IoTをフル活用するならメッシュネットワーク

メッシュネットワークのイメージ画像

前編では、メッシュネットワークの仕組みと、それがいかにIoTに向いているのかを力説した。この記事では筆者宅に設置した結果について書いているが、ぜひ前編を読んでから次に進んでほしい。

さて、読んでいただいただろうか。では、メッシュネットワークルーター「NETGEAR Orbi Micro」の使用感レビューへと進もう。

 

メッシュネットワーク製品としては格安のOrbi Micro

これまではビジネスの場で使われてきたメッシュネットワークは、Googleが「Google WiFi」を発売したことで一気に一般へと普及したことは前編で書いた。

とはいえ、メッシュネットワークを導入している家庭というのはまだまだ少数だろう。なぜなら、一般的なWi-Fiルータと比較して5〜10倍ほどになる4〜5万円台かそれ以上の製品がほとんどだからだ。

たとえばGoogle WiFiはメインルータとサブルータの1対で32,400円(執筆時点の税込み価格。以下同じ)で、それでもこのカテゴリでは安価な部類に入る。

そんな中、NETGEARの「Orbi Micro」はメインルータとサブルータの1対で23,900円手頃な価格で入手可能だ。

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Orbi Micro 開封の儀!

 

「Orbi Micro」アンボクシング(開封の儀)

というわけで、それまでに使っていたルータの速度が落ちてきた筆者はさっそくこの「Orbi Micro」をAmazonで注文した。

翌日に届いたのがこれだ。

開封前の「Orbi Micro」
(撮影:Yuta Tsukaoka)

箱の裏には簡単なメッシュネットワークの概念図があり、

「Orbi Micro」のボックス裏面
(撮影:Yuta Tsukaoka)

化粧箱を外して箱を開けてみると、

「Orbi Micro」を開封する様子
(撮影:Yuta Tsukaoka)

こんな感じ。

「Orbi Micro」の内容
(撮影:Yuta Tsukaoka)

すぐに本体がお目見えするのは最近の流行りに乗っていると言えるが、ビニール袋に包まれているのは演出不足に思える。

「Orbi Micro」を手に持つ様子
(撮影:Yuta Tsukaoka)

サイズ感はこのくらい。筆者は男性としても手が大きいほうであることには留意してもらいたい。(黒塗りになっているのはSSIDとパスワード、そして簡易設定用のQRコード)

そして、その中身はといえば、

「Orbi Micro」をデスクに並べた様子
(撮影:Yuta Tsukaoka)

このようなシンプルなデザインとなっている。

「Orbi Micro」のメインルータとサブルータ
(撮影:Yuta Tsukaoka)

天面が青いのがメインルータ(親機)で、白いのがサブルータ(子機)だ。メインルータ側にはインターネットと接続するイーサネットポート(黄色く塗られているほう)がある。

アンボクシングはこれにて。

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速度の差を検証

 

気になる「速度の差」を筆者宅で検証

では、読者が気になっているであろう「一般的なWi-Fiルータとの速度差」を検証してみよう。

以下が検証の条件である。

  • 引き込まれている回線はフレッツマンションタイプ
  • 平日の15時台に検証
  • 54平米の2LDK

「Orbi Micro」テスト環境の間取り図
(作成:Yuta Tsukaoka)

テスト環境はこのような間取りとなっている。

また、テスト時には以下のルールを設けている。

  • Orbi Microは通常設定(5GHz帯に優先して接続)
  • 一般的なWi-Fiルータは5GHz帯に固定
  • ルータ同士が干渉しないよう、一方をテストしている間はもう一方の電源は落としておく
  • 同一箇所で3回、連続して計測し最速の値を写真として残す(ほか2回分もデータとしては残しておく)
  • 検証に使う端末はPixel 3とiPhone 6sPlusで、前者をメッシュネットワーク、後者を一般的なWi-Fiルータに接続する
  • 速度チェックにはFAST.comを利用する

では、写真でテスト結果をざっと見てみよう。

 

仕事部屋(ルータの設置された部屋)

仕事部屋でのテスト結果
(撮影:Yuta Tsukaoka)

まずはルータの設置されている仕事部屋だ。どちらのルータとも2mは離れていない距離だが、思っていた以上の差が出た。

30Mbps以上の差でメッシュネットワークの勝利

 

リビング(LDK)

リビングでのテスト結果
(撮影:Yuta Tsukaoka)

メッシュネットワークのサブルータが設置されているリビング。ここではChromecast Ultraを通じた4Kストリーミングで映画やドラマを見ることが多いので、速度は重要課題である。

そして、ここでも20Mbpsほどの差でメッシュネットワークの勝利

 

トイレ

トイレでのテスト結果
(撮影:Yuta Tsukaoka)

コンクリートの壁、各種配管に囲まれたトイレでは、これまでよりもかなり大きな差が出た。

40Mbps以上の差でメッシュネットワークの勝利

 

洗面所

洗面所のテスト結果
(撮影:Yuta Tsukaoka)

洗面所で高速通信がほしいと思うことはあまりないのだが、一応。一般的なWi-Fiルータもトイレよりは速度が出ているが、ルータとの直線上にコンクリートの壁を挟むので苦戦している。

30Mbps以上の差でメッシュネットワークの勝利

 

風呂

風呂場でのテスト結果
(撮影:Yuta Tsukaoka)

最近はバスタイムが動画鑑賞タイムになっている読者も多いだろう。メッシュネットワークはここで何故か77Mbpsの最高速度を記録。一方の一般的なWi-Fiルータは洗面所より更に落として28Mbps。

50Mbpsに迫る差でメッシュネットワークの勝利

メッシュネットワークの5勝0敗!

「win」と書かれたブロックを持ち上げている様子
(撮影:Yuta Tsukaoka)

というわけで、テスト結果はあきらかにメッシュネットワークの強さを証明してくれた。54平米程度の家ではメッシュネットワークなんて大袈裟だと著者本人も思っていたのだが、その予想を(嬉しい方に)裏切る結果となった

 

ネットが遅い、不安定だと思ったら回線乗り換えの前にメッシュ化すべし

前編でも書いたことだが、ネットワークは「速ければ速いほど」そして「安定していればしているほど」いいに決まっている。

最近、家のネットが遅いなと感じている読者は回線乗り換えを検討する前にまずはメッシュネットワークを導入してみるといいだろう。

<このライターの記事をもっと読む>
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Amaon Echo Spot使用レビュー!導入したら必ず有効にしたいスキル3選

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