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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.12.04
2019.12.19

【最新】スマートハウス導入のメリットとは?注意点や関連製品を交えて徹底解説

スマートハウスに関することを網羅的に徹底解説します。スマートハウスやIoTって何?という方から、すでにスマートハウスの導入を検討している方まで分かりやすくお読みいただけるよう、基礎知識からメリット・デメリット、今後の展望、関連製品の紹介などを交えながら詳しく解説していきます!

記事ライター:iedge編集部

スマートハウスとは

スマホに代表されるように「スマート◯◯」とは、インターネットに繋がったモノを指します。スマホはインターネットに接続された電話、ということです。

スマートハウスとは、家中のあらゆるモノ(家電、家具、料理器具、その他電子機器など)が、インターネットを介してそれぞれ相互通信したり、音声コントロールできるようになったり、スマホアプリで一元管理したりして、快適で便利な生活を実現している住宅を指します。

似た言葉で「IoT」があります。

これは「Internet of Things」の略で、日本では「モノのインターネット」と訳されます。スマホをはじめ、インターネットに繋がったモノは「IoTデバイス」です。スマートハウスを形成するのも「IoTデバイス」ということになります。

ちなみに「AIoT」という言葉も誕生しています。

「AI(人工知能=詳しくは後述します)」と「IoT」を合わせた言葉で、世界的電機メーカー、シャープ株式会社が生み出した造語です。

併せて「デバイス」は、スマホやパソコン、そのほか電子機器、周辺機器を総称する言葉ということも覚えておきましょう。

スマートハウスは、IoTデバイスをまとめる「管理システム」が中心にいて、その管理システムによってコントロールされる「IoTデバイスたち」が、それぞれの役割を果たしているという構図です。

 

スマートハウス市場の動向

まさに今、スマートハウス時代の幕開けとも呼べる時期です。

日本政策投資銀行が発表した、2015年CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショーの略で業界向け・電子機器の見本市)視察後の報告書(※1)によれば、IoTデバイスは2015年に49億個、2020年には250億個に達すると予測しています。

250億個すべてがスマートハウス向けのIoTデバイスという意味ではありませんが、スマホのようなIoTデバイスが250億個も登場する、ということです。

これは、IoTデバイス市場、そしてスマートハウス市場が今後急速に拡大していくことを意味します。

同報告書によれば、金額ベースで2015年695億ドルだったスマートハウス市場が、2020年には3倍以上の2,628億ドルにまで拡大すると予測しています。

上記は法人向けサービスも含まれた市場規模ですが、民生(一般消費者・一般家庭)用に絞っても、2015年54億ドル、2020年648億ドルと、わずか5年で12倍に急拡大していくと考えられています。

日本では、特にGoogle HomeやAmazon Echoなどが話題をさらいましたが、まさにそうしたIoTデバイスが続々と登場し普及しはじめている現実を、実感している方も多いのではないでしょうか?

まずはスマートハウスの「管理システム」としてスマートスピーカーが普及し、今後、それらと連携するさまざまな「IoTデバイス」が続々と登場してくることになるでしょう。

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スマートハウス化のメリット・デメリット

 

スマートハウス導入で得られるメリットとは

スマートハウスを導入すると、私たちの生活にどのようなメリットが生まれるのでしょうか?スマートハウスで“できること”を考えていくと、さまざまなメリットが見えてきます。一例をまとめましたので参考にしてください。

防犯・セキュリティ

欧米でスマートハウスが広まったのはセキュリティ対策がきっかけです。IoTカメラを設置すれば、外出先からでもリアルタイムに家や周囲の様子を確認できます。録画、双方向通話、カメラの角度調整、タイマー設定などもスマホアプリから容易に行えます。

カメラやセンサーが異変を察知したり、顔認証に登録されていない人物が映り込んだりすると、即座に警報を鳴らしたりスマホに通知を送ったりするものもあります。出張や旅行で家をあけることが多い方も、いつでも自宅や周辺、自室をチェックすることができます。

見えなかったものが「見える化」され、今までになかった安心感が得られるというのは、スマートハウスの大きなメリットです。

見守り・安全

スマートハウスでは、各種センサーを取り付けたりIoTカメラを設置したりすることで、離れて暮らす両親の見守り、留守番中の子供やペットの見守りも簡単にできるようになります。

センサーが一定時間、人の動きを検出しなかった場合に通知を送るよう設定したり、電話よりも手軽に映像を交えて双方向通話したりすることも可能です。温度センサーや湿度センサーと連携させて、一定以上の温度になればエアコンがオンになる、といった仕組みも作れるため、熱中症対策にもなります。

もしものときに、救助要請や通報など、いち早く行動に移せるようになるのも、スマートハウスの大きなメリットです。

家事

冷蔵庫のドアに大きなタッチパネルが搭載されていて、ある操作ではドアを開けずに中身をチェックしたり、ある操作ではタッチパネル上で食材を注文したりできます。レシピを映し出し、それを見ながら調理することも可能です。

食材を入れておけば自動調理してくれる調理器、外出先からでもアプリ操作ひとつで家中をキレイにしてくれるロボット掃除機、洗濯物を全自動で畳んでくれるロボットなども登場しています。

スマートハウスによって家事にかかる時間はどんどん短縮され、余裕のある暮らしが得られるというメリットも生まれます。

健康管理

スマートウォッチなどウェアラブルデバイス(身につけるデバイス)で、心拍数や消費カロリーを計算し健康管理している方も多くなってきました。

横浜市はエヌ・ティ・ティ・ドコモなどと共同で、洗面台に立つと鏡にバイタルデータが表示される、ベッドのセンサーが睡眠の質を計測するなど、さまざまなIoTデバイスを連携させ、「ただそこで暮らす」だけで体調管理・健康管理ができるスマートハウスを目指した取り組みも行っています。

これまで感覚に頼っていた健康状態も視覚的に把握できるようになり、しかもデータとして残っていくため、健康への意識向上が期待できるのもスマートハウスの魅力です。

日常生活

作業しながらその日の予定やニュース、天気予報、運行情報などを収集したり、パソコンの手を止めることなく分からないワードを調べたり、といったことは当たり前にできるようになりました。

ほかにも「家から100m以内に近づくと照明とエアコンがオンになる」「おはようと言うとカーテンが開き照明やエアコンがオンになる」「最寄り駅につくとお湯をはり、帰宅する頃にはいい湯加減になっている」など、スマートハウスで日常生活が便利になります。

育児・介護

直接「育児をしてくれる」IoTデバイスは今のところ見当たりません。人間形成は人間同士のコミュニケーションが欠かせませんから、当たり前であるといえます。

スマートハウスの育児におけるメリットは、日常のあらゆる作業が時短化されることで育児に充てる時間が増やせる点、育児に集中しても生活の質を落とさずに済む点、さらに今後やってくるIoT全盛期を生きる子供たちに、いち早くスマートハウスを体験させてあげられる点などさまざまです。

介護にもメリットが生まれます。寝たきりの方にウェアラブルデバイスを装着してもらい、血圧、心拍数、呼吸などを24時間収集、何かあればすぐに通知が届くように設定できます。タブレットを介して病院と連携し、数値に異常が出ればすぐに声をかけるといったこともできるようになります。

節約

スマートハウスは節約にも大きく貢献してくれます。サーモスタットとエアコン、加湿器などを連携させれば、常に最適な温度・湿度管理が行えるため余分な電力消費を防ぐことに繋がります。

また、GPSを活用して「家から100m離れたらエアコン、テレビ、照明、ホットカーペットなどがオフになる」ようにしておけば、消し忘れも防ぐことができます。

イニシャルコストこそかかりますが、太陽光発電や蓄電池などを導入すれば、それ以降マネジメントシステムによって適切に維持管理されていきますので、やはり節約に繋がっていくでしょう。

エンタメ

その日の気分や観たい映画の雰囲気に合わせ、声だけでモードを切り替えできる照明はもう当たり前になりました。

よりスマートハウスが進化するとこうなります。

例えばホラー映画で怖いシーンになると真っ暗になるなど、ストーリーに合わせて変化する照明が登場したり、ゴーグルとグローブを装着してリアルに「画面の向こう」にあるモノに触れられるといった、体験型エンタメが主流になったりするでしょう。

スポーツ

例えば、ウェアラブルデバイスを身につけ、サッカーボールにセンサーを組み込むことで、心拍数、呼吸のリズム、歩幅、キックのスピード、蹴る角度、強さ、回転数などあらゆるデータを収集できます。

そのデータを元に、「スキルアップするには蹴る角度と回転数を〜すること」など、スマートハウスによってプロのコーチさながらの指導を受けることも可能になります。

 

スマートハウス導入で懸念されるデメリット

スマートハウスは、私たちに健康的で快適な生活、今まで得られなかった便利さと安心、そして時間や気持ちに余裕を持てる暮らしを与えてくれます。

しかしながら、メリットばかりではありません。スマートハウスを導入するにあたって懸念されているデメリットも、正しく理解しておくことが大切です。

コスト

例えば、管理システムのスマートスピーカーだけを購入しても、テレビや照明、エアコンなどが対応していなければ、ただの“ちょっと賢いスピーカー”で終わってしまいますよね。

スマートハウスを実現するには、スマートスピーカーなどの管理システムと同時に、連携できるさまざまなIoTデバイスを導入するためのコストが必要になります。

また、スマートハウスを導入して家事の時短化を目指したいと思ったら、冷蔵庫や炊飯器、電子レンジ、洗濯機などを丸ごとスマートハウス対応のIoTデバイスに買い換えることになります。

徹底した省エネを目指すスマートハウスなら、太陽光発電システムや蓄電池などを導入することになるため、数百万円などとイニシャルコストが膨らみます。

そして、これらのデバイスは「一生モノ」ではありません。故障などのトラブル、メーカー側のサポート終了、規格変更などによって、将来的に買い換えなければならない可能性もあります。

スマートハウスを導入する際はイニシャルコストを計算すること、ランニングコストがかかる可能性もあることを覚えておきましょう。

通信障害で機能不全になる可能性

スマートハウスはIoTデバイスによって成り立っています。

IoTデバイスはインターネット接続されたモノですから、そのインターネットに障害が生じれば、すべてのIoTデバイスは稼働しなくなり、家全体が機能不全に陥る可能性もあります。

モバイルWi-Fiルーターなど予備のネットワークや、ポータブル蓄電池など予備のバッテリーを用意しておくことも、リスクマネジメントの一環として大切です。

サイバー攻撃を受ける可能性

スマートハウスによってすべてのモノがインターネットに繋がる怖さも覚えておかなければなりません。

パソコンで言えばウイルスです。悪意のあるウイルスを取り入れてしまうとクラッシュしたり、さまざまな情報が盗まれたりしてしまいます。

パソコンだけで済めば、まだ立ち直れるかもしれません。しかしスマートハウスで家中のあらゆるモノをIoTデバイスにした場合、それらがすべてサーバー攻撃の標的にされる可能性があります。

ウイルスに侵されたIoTデバイスたちが一斉に誤作動を起こし、思わぬ事態を招いてしまうかもしれません。

IoTカメラをハッキングされ、第三者が家の様子を常に監視できるようになれば、留守であることが分かってしまいます。

もっと怖いのは、特に攻撃は仕掛けてこず、ただ情報を収集しているだけの場合です。会話やカード情報、買い物の傾向、家族構成、生活リズムなどあらゆる情報が第三者に垂れ流しになってしまいます。

もちろん、IoTデバイスにはそれぞれにパスワードなどのセキュリティシステムが組み込まれていますので、すべてのセキュリティを破るのは容易ではないはずです。

ですが、スマートハウスを導入するなら万が一のことも想定し、自宅のインターネットセキュリティについてより一層知識を深めておくことや、セキュリティ対策ソフトを導入するといった工夫が大切です。

例え「便利そうだ」「こういうのがほしかった」と思えるようなIoTデバイスでも、セキュリティシステムについて事前にチェックする習慣を身につけておきたいですね。

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スマートハウスデバイスなら簡単

 

スマートハウスデバイスなら簡単に自宅をスマート化!

スマートハウスにはメリット、デメリットどちらもありますが、ここまでの流れからもお分かりいただけるように、メリットのほうが遥かに大きいことは間違いありません。ですから、デメリットを正しく理解して対策を練っておくことが大切になってきます。

そうすれば、スマートハウスデバイスで簡単に自宅をスマート化することができるでしょう。

また、今後世の中のあらゆるモノがスマート化されていくのはほぼ間違いありません。住宅もそうですが、すでに車などもスマート化が進んでいます。

教育も仕事もスマート化されていきますし、「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」が可能になる5G時代が到来すれば、より一層IoTデバイスが増え、スマート化が進んでいくでしょう。

今のうちから、スマートハウスに対応するIoTデバイスを積極的に導入し、慣れておくことも大切です。

 

スマートハウスデバイスを選ぶ2つのポイント

スマートハウスに対応したIoTデバイスを選ぶ際、どこに着目すればいいか分からないこともあると思います。そこで、ぜひチェックしておきたい2つのポイントを詳しく解説していきます。

AIアシスタント対応

AIはご存知の通り「人工知能(Artificial Intelligence)」です。

例えばスマートハウスにおけるAIは、使えば使うほどユーザーの好みを覚えていき、より的確かつ迅速に、最適なレスポンスを示してくれるようになります。

AIアシスタントとは、IoTデバイスに組み込まれているAIのことです。代表的なものをあげると、Google の「Googleアシスタント」や、Amazon の「アレクサ」、Appleの「Siri」などです。

AIアシスタントに話しかけた分だけ、よりあなたや家族に最適な、使い勝手のいいスマートハウスへと成長してくれるわけです。

特に、スマートハウスの中心となる管理システムは、AIアシスタントに対応していることが必須とも言えるほど重要ですので、覚えておきましょう。

IFTTT(イフト)対応

IFTTT(イフト)は「If This Then That」の頭文字を取ったもので、日本語にすると「もし、これをしたら、あれをする」といった意味合いがあります。

この場合の「これ」と「あれ」は別のサービスを意味します。

例えば、「もし(あなたが)Facebookに“おやすみ”と投稿したら、(別サービスである)Twitterにも“おやすみ”と投稿する」といった具合です。

このように、連携していない異なるWebサービス同士を連携させることができるサービス、それがIFTTTです。

本来、こうした連携はプログラミングしなければなりませんが、IFTTTは「トリガー」「アクション」を登録するだけで、誰でも簡単に連携させることができます。

トリガーには「インスタグラムに投稿したとき」、アクションには「Gmailを送信する」などと登録しておくだけでOKです。

この一連の流れをまとめて「アプレット」と言い、トリガーとアクションを登録することを、アプレットを設定するなどと言います。

スマートハウスでIFTTTを使うとしたら、次のような感じです。

・トリガーにスマートスピーカーを選び「テレビを付けて」と登録

・アクションにスマートリモコンを選び「テレビをオンにする」と登録

以上で、スマートスピーカーに「テレビを付けて」と言えば、アプリなどを操作せずともテレビがオンになるのです。

連携できるサービスは続々と増えていますので、組み合わせ次第でさまざまなことが一度にできるようになります。

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